タイトル付けられず
出張先のホテルで酔い潰れ、ふと目が覚めてPCを起こす。昨日の昼間に知った、個人的にはすごく衝撃的なニュースについて記事を書こうと思ったけれど、何から書き始めればよいやら途方に暮れる。
そんな午前5時でございます。夜が明けてきました。
この国に鈴木達也という名前の男は何十人、もしかしたら何百人単位でいるんだろう。でも、私にとっての鈴木達也はONE&ONLYなのだ。横須賀市出身、サッカー選手の鈴木達也しかありえない。そう思えるほど、親しみと、鮮烈さと、数々の思い出を与えてくれた存在なのです、たっちゃんは。
05年の、レイソルがいちばん苦しかったころに筑波大から新加入して、その驚異的なスピードで俄然注目を集めた。でもトップチームの壁は厚く、出場機会はなかなか得られなかった。しかし、降格が決まった後の、あの天皇杯。ガンバを相手に善戦したチームで、最も輝きを放っていたのがたっちゃんだった。
あの試合の指揮を監督代行として執った竹本さんに、なぜたっちゃんを抜擢したのか聞いたことがある。竹さんは「使ってみたかったんだよ」といったニュアンスの答えを返してくれた。あの状況を鑑みれば、その一言に大いにうなづかされたことを思い出す。プレースタイルそのままに、チームにカンフル剤的な効果をもたらす選手。新たに監督に就任した石さんも、たっちゃんを重用した。キタジとの2トップは、あのシーズンの「走るレイソル」を象徴するコンビだったと今でも思う。
湘南戦の初ゴールやら、第4クール神戸戦の2ゴールやら、昨年のアウェイマリノス戦の股抜きゴールやら、ホーム最終戦の甲府戦で見せた意地の一発やら。ゴールを量産するタイプではないけど、節目節目で印象的なゴールを決めて見せた。特に、マリノスユース時代に対戦相手に大ケガを負わせてしまった(もちろん故意ではなく)ほどの強烈なシュートは、走力と並ぶ彼の大きな武器だった。その資質を思えば、特に昨季、今季のたっちゃんが、実力をいかんなく発揮していたとは言い難い。環境を変えることがいい方向に作用する例は、サッカー選手に限らず枚挙に暇なく、その意味で今回の移籍は大きなチャンスでもある。だから快く送り出してあげたい。
でも。もう日立台に行っても、あのたっちゃんの笑顔がないのかと思うと、とてつもなく寂しい。一発でスイッチを切り替えられる営業用スマイルじゃなくて(あれは特技の域)、心から笑う笑顔。いやね、選手が移籍するたびいちいち感傷に浸ってたら、チームスタッフもサポーターも務まらないですよ。それはわかってるんだが、やはり寂しいですよね。
マリノスユース、筑波大出身で今度はFC東京と、ブルーのユニフォームに身を包んでいた時間のほうが圧倒的に長いたっちゃんだが、黄色がじつによく似合っていた。もう一度イエローのユニフォームに身を包んで、日立台を駆け抜けてほしい。F東には、尊敬する羽生さん、ユース時代の先輩の石川直、後輩の平山相太など知り合いの選手がいるからすんなりなじめるだろうし、ましてやたっちゃんの性格なら。ぜひ、結果を出して戻ってきてほしいと願ってます。
……とまあ書き始めればいろいろ出てくるんだが、たっちゃんについてはなんか、書ききれないですね。まだまだいろんな思いが頭をよぎる。今生の別れじゃないんだからいいか、と思い直しました。
でもこれだけは改めて。俺はいつでもどこへ行っても、たっちゃんを応援してるからね。あ、それとブログ無理強いしてごめん。
さはさりながら、じつは一番心配なのはパンゾーくんの精神状態だったりする。
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