2009年11月13日 (金)

勝って兜の緒を締めよ、と

NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』がもうすぐ始まりますね。

昔原作を読んでいたく感激した私としては、とても楽しみ。なんつってもNHKは予算のかけ方が違いますから。キャストも豪華だし納得の人選だし、かなり期待が膨らんでいる。

思うに『坂の上の雲』ってタイトルが秀逸ですよね。明治時代、若者たちが夢見た近代国家の姿を“坂の上にたなびく雲”に見立てたセンス。安易に「日露戦争物語」などとしなかったところがよい(そんなコミックがありましたが)……なんて司馬遼太郎のセンスをうんぬんすること自体、身の程知らずの狼藉だな。

さて。

原作の中でも印象的なシーンはたくさんあるのだが、中でも主人公・秋山真之の名文家ぶりを表すエピソードが記憶に残っている。とりわけ、ラスト間近で語られる「連合艦隊解散の辞」は印象深い。連合艦隊の解散式に臨んで、東郷平八郎が述べた訓示だが、草稿は秋山真之が書いたといわれている。時のアメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトが英訳を読んで感激し、将校らに読ませたという名文です。

『坂の上の雲』では全文(こちらからどうぞ)は紹介されてませんが、結びのくだりなどは引用されている。


神明は唯平素の鍛錬に力め戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ。古人曰く、勝って兜の緒を締めよと。


神様は、戦う以前に勝てるほど普段から鍛錬につとめる者に勝利の栄冠を与えてくれる。同時に、一勝に満足して鍛錬を怠る者からは直ちにそれを奪ってしまう。昔から言うだろう、「勝って兜の緒を締めよ」と。

ということですね。うーむ。

何を言いたいかと申しますと、われらがレイソルですよ。清水戦は素晴らしかったが、もう終わったこと。残り3試合に向けて、リーグが2週間空いてる今、普段以上にトレーニングに励んでほしいなと。快勝したことによる自信は深めてもらいたいが、慢心や過信は捨て去って。再びフレッシュな気持ちで、勝利のみを目指して、新潟に挑んでほしい。

清水戦後のキタジのメッセージや、選手たちのコメントを読んでも、そんな心配は杞憂だと思うんですけどね。自信と慢心は紙一重だったりするから、精神状態のコントロールが難しい。いずれにせよ、私たちサポーターとしては、選手の力を信じて最後まで支えてあげたいものです。



などと真面目くさったことばかり言ってると身が持たないな。たまにはおもろいVTRなぞ見て気分転換しましょう。「バーレーンの実況が日本語にしか聞こえない件」、腹抱えて笑いました。

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2009年11月10日 (火)

たまには電車で

今日は代休をいただいたのです。で、前から行きたいと思ってたワンデートリップに出かけることにしたのでした。

…と思ったら昨晩クライアントから電話があって、急に対応しなくちゃいけない案件ができた。で、とりあえず出社して要件を済ませ、昼過ぎに出発したのです。

どこに行ったかといえば。

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車窓から望む太平洋。

東京駅から特急に乗って、外房線、内房線を回って房総半島を一周してきたのです。いや、「してきた」ってのは正しくないな。現在内房線の特急さざなみの車内でコレを書いとりますから、まだ旅の途中です。


勤務地が新木場に移って以来、京葉線に乗る機会が増えた。そんなとき、ホームを通過していく特急列車を見やることも多いのだが、ちょっと心配になっちゃうくらいお客さんが乗ってないんですよ。空気を運んでるみたいな。

理由はたぶん、アクアラインが800円に値下げされたのと、館山道が富浦まで伸びたことだと思う。クルマで行ったほうが便利で安いし、バスも増便されたんだろうな。

私自身、普段の休日はクルマで移動することが圧倒的に多いし、アクアラインが値下げされて気軽に利用するようになった。だから鉄道を敬遠してる人の気持ちもわかるのだが、一方で鉄分豊富な鉄ヲタという一面もあり、自ら利用することで率先してJRさんを応援したい気分になったというわけです。

ホントは和田でクジラ料理を食べることを目的にしようと思ってたんだが、そんなこんなで出発が昼過ぎになったため、ただ単に電車に乗ってぐるっと回ってくるだけという、じつに鉄ヲタ的な旅程になった。



東京駅14時発のわかしお13号は、あれ?と意外に思っちゃうほど、そこそこ人が乗ってた。満員にはほど遠いが、2人掛けのシートに最低1人は座ってるくらい。おそらく、外房線沿線の茂原とか勝浦に行く人は、内房線に比べるとまだ鉄道利用者が多いんだろうな。

安房鴨川に着き、駅弁とビールを仕入れる。

Asarimeshi

これですな、汽車旅の醍醐味は。昼間っからビールあおって、焦点の定まらない目で遠くの景色を眺める。ハンドル握ってる間は緊張してるドライブとの、一番の違い。駅弁って冷めてるし比較的高いんだけど、電車の座席に座って食べるとおいしいしお得に感じるから不思議。

鴨川から館山までは、下校途中の高校生に交じって普通列車で移動。館山から特急さざなみに乗って、もうすぐ木更津です。思った通り、さざなみは空いてる。自由席車1両に自分を含めて乗客は5人。コレ、もうすぐ廃止されるか思いっきり本数が減らされそうだ。



高速無料化を打ち出した民主党には、言ったからには約束守ってもらおうじゃんって思うけど、バランスのとれた政策を実施してほしいですね。高速無料化とか言ってる一方でCO2排出量25%削減とか、そのままじゃ矛盾もいいとこだ。環境に負荷の少ない公共交通機関の救済、ハイブリッドカーやEVの思い切った減税(逆に内燃機関車に新たに課税するなど)。やるべきことは多いですな。

とりあえずJR東日本さん、なるべく電車利用するから、ジェフから手を引くなんて絶対にやめてくださいね…。

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2009年11月 9日 (月)

あきらめないってこういうことだ

さっきから、ゴールシーンを何度も反すうしてはニヤけてます。

今日の勝ちは大きいよ! ただ勝っただけじゃない。レイソルを取り巻く空気が変わる、それくらいの快勝だった。

連敗して調子を落としていたとはいえ、優勝を争う清水にほとんど何もさせなかった。攻撃では、ボランチのタニが積極的に前線へ顔を出したため、分厚くて連動性のある攻撃が展開されたし、2列目に浩太と大津、最前列にフランサと澤が並んで、ボールが高い位置で回っていた。「こういう攻めが見たかったんだ!」と、何度も溜飲が下がりました。

象徴的なところで言えば、今日のバックパスからは「組み立てる」という意図が感じられた。ここ最近は、判断が遅れたり出しどころに困った挙句苦し紛れに戻す、ってバックパスが多かった。このゲーム、チームが復調するには十分なきっかけとなるんじゃないでしょうか。




絶対にあきらめない。勝利を、J1残留を。口で言うのは簡単だけど、どうすればそれを体現できるのか。

私は今日のレイソル戦士たちのプレーが、そういうことなんだと思う。「あきらめないプレー」。

相手よりも走る、球際に厳しく行く、当たり負けしない、ルーズボールをあきらめない。あらゆる局面で相手を上回ることを目指す。

2点目のタニのカット、3点目の澤のプレッシング、4点目の澤のキープなんかはまさしくそう。得点シーンだけじゃない。後半、右からの速く深いクロスにフランサが全力で走り、ゴールライン際でマイボールにしたシーンなどにも、そんな気持ちが如実に表れていた。

勝敗は時の運も絡むから、勝利を絶対に保証することはできない。でも、そんな「あきらめないプレー」はできるはずだ。それをやり切れたとき、勝利という結果が伴う確率はぐんと上がるのは間違いない。

残り3試合。絶対にあきらめない、その思いを全力で燃やし尽くしましょう。こりゃ新潟にも行かなくちゃ! 黄色くなって、少しでもレイソルの選手たちに力を送りたい。




今日はメインで見ていたが、レイソルサポーターの応援は素晴らしかった。点が入るごとにボルテージが上がっていって、日立台を震わせた。

最も声量が上がったのは、キタジが交代で入ったときじゃないだろか。「おーお! 北嶋ー」の「おーお!」がすごかった。鳥肌が立ちました。

キタジもそれを感じたんだろう。古巣相手のゴールでうれしかったのもあるだろう。ゴールを決めて、サポーターの元へ駆け寄っていく背中はカッコよかった。みずほコーポレート銀行のバナーでコケそうになったのは忘れとくよ。

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2009年11月 4日 (水)

ビラ配り後遺症

困った。今週末のレイソルのビラ配り、参加できそうにありません。

明後日から泊まりがけの出張なんです。だから、土曜日の夕方に帰京したらその足で柏に向かうつもりだった。しかし土曜日のビラ配りは、11時から13時の間に行われるとのこと。考えてみれば、週末なんだから夜より昼に配るほうがいいですよね。

清水戦の前に再びビラ配りが行われるのなら、絶対に行こうと思っていた。レイソルに義理を果たすとか、義務感からしぶしぶ参加するとかじゃなくて、純粋に楽しいからだ。こんな私でもレイソルの役に立っているという満足感(自己満かもしれんが)が得られるし、みんなで心を一つに活動するという一体感に、言わば「ハマった」。通行してる人がビラを受け取ってくれたらそれだけでうれしいし、時折声をかけられて、「応援してるよ」とか「見に行くよ」なんて言われると、もうわがことのようにうれしい。可愛い子が受け取ってくれたりするとじつにうれしい。南柏駅で配った日の、某主務との「女の子に手渡せるか競争」は、えらいヒートアップしましたよ、ええ。

というわけで、金、土に参加される方、よろしくお願いします。




ところで。前回合計3日間ビラ配りに参加した後、私の身に思いがけない変化が起こったのだ。

それは、「街角で配布されてるブツを無条件に受け取ってしまう症候群」に罹患したことである。




上で「ビラを受け取ってくれたらうれしい」と書いたが、裏を返せばなかなか受け取ってくれる人がいないということでもある。中にはあからさまにいやな顔をする人もいた。そんなときは、心にすきま風が吹き抜ける。「世知がれえ、世間様ってやつは…」と悲しい気分になる。

言うなれば、ビラ配りしてる人の気持ちが実体験として理解できたということ。そしたら、逆に自分が通行人の立場でビラやらノベルティを配布している現場に遭遇したとき、配り手の気持ちをおもんぱかって積極的に受け取るようになっていたのだ。受け取って「ありがとうございます!」と言われると、ああ喜んでくれたこの人、とほっこりした心持ちになるのである。

おかげでカバンの中にはビラがいっぱい。もともとメガネ男子なので、コンタクトレンズ屋さんからは徹底マークされてるのだが、コンタクト関係に留まらず美容室やら旅行関係やら某労組のよくわからない告発チラシまで…。

こないだは学習塾の立派なチラシももらった。子どもがいないので中身は破棄して、クリアファイルのみいただいた。

そうそう。ビラを受け取っても、その店に行って利益供与しなきゃ意味ないんですよね。我ながら浅はかなことだ。でも、条件反射的に受け取っちゃうようになりますよ。ビラ配りに参加される方、自身に訪れるそんな変化にも注目してみては。

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2009年10月31日 (土)

夕陽から朝日へ

皆さんは携帯の待ち受け画面ってどうしてます?


わたしゃ自分の携帯で撮った画像を、その時々の気分でとっかえひっかえしてる。以前は日立製作所様の情報サービス「キメクル」だったんですけどね。残念ながらサービス停止しちゃったし。

今年8月からは、↓こんな画像にしてました。


Sunset

8月に行った四国は松山で、山の上から撮った、瀬戸内海に沈む夕陽。携帯のズーム機能でいっぱいいっぱいに拡大して撮ったから画像は荒れてるけど、奇跡のように美しい夕陽だったのですよ。


しかし。こないだふと気付いた。

「沈む太陽! なんて縁起悪いものを後生大事にしていたのだオレは!」と。

で、同じく四国に行った際、フェリーの上から撮ったこの写真に変えた。

Sunrise

太平洋から昇る太陽。これを見たいがために、3時起きして甲板に出たのだ。東の海上が徐々に赤く色づき、日の出の予感が高まっていく。そして、ふっと現れる真っ赤な太陽のカケラ。感動的でしたね。松田聖子の『瑠璃色の地球』が脳内に鳴り響いてました。



ま、根が単純なもので、夕陽よりも朝陽のほうがレイソル的に縁起がいいだろうと、こういうわけなんです。

リーグ戦残り4試合、それに全勝し、かつ上位チームが連敗してくれないとJ1残留はおぼつかない。客観的に見れば非常に厳しい状況だ。かつげるゲンは全部かつぐ!

というのは冗談だが、こんなとき自分に何ができるだろうと自問自答する。何ができるわけでもないんだけど、ただ一つ思い当たるのは「信じること」だ。

こないだの山形戦。選手たちは最後の最後まで勝利を求めてもがいていた。リードを奪って守りを固めた山形ゴールをこじ開けようと、必死に攻め続けた。シミケンの恩返しスーパーセーブ連発で得点はならなかったが、気持ちは痛いほどに伝わってきた。

そんな選手たちを、僕らが信じてあげなくて誰が信じるんだ、と。「正直言って」とか「本音では」なんて言葉はこの際封印。とにかくバカみたいに信じる。彼らを信じる。レイソルを信じる。レイソルの名のもとに集ったわれわれの総力を信じる。

とにかく信じることが、奇跡を起こす第一歩だと思うから。今日の天皇杯、神戸には行けませんが、来週のリーグ戦につながるナイスゲームを期待してます。

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2009年10月25日 (日)

レイソルへの思い

まずは先週のビラ配りについてお話しします。

火曜日から金曜日まで4日間、クラブスタッフとサポーター有志とが力を合わせて、柏市内の駅でビラを配布した。

私は木曜日を除く3日間参加させてもらった。最終日の終了後、柏駅東口のダブルデッキ上で参加者が集まったときの雰囲気と言ったらなかったですよ。みんな笑顔で、やり遂げた充実感を漂わせて、レイソルの名のもとにこの上ない一体感を感じて。

ビラそのものの効果はさておき、あの活動には大きな意味と効果があったと信じています。

(ちなみに、前のエントリにいただいたコメントで、チラシではなくティッシュを配るべきというご意見がありました。配布物に何らかのインセンティブがあったほうが受け取ってくれる可能性が高まるのは道理で、それ自体に異論はありません。しかし私は、ティッシュ配りについては懐疑的です。消費者金融やパチンコ店など、ティッシュ配布プロモーションを頻繁に行っている業種と同列に受け取られるよりも、スポーツクラブならではのプロモーションを行ったほうが効果が高いと考えるからです。たとえば、チラシ持参で当日券割引、スタジアム売店でのグッズ値引きが可能になるといった特典。あるいは、選手紹介のコラムやチケット購入方法、グッズ紹介等の記事を掲載したフリーペーパーの配布。不特定多数の人を対象に行う告知活動の狙いは、「無関心層から関心層への引き上げ」ですから、まずクラブを知ってもらう方策を考えるべきだと思います)


そして試合当日、シモさんのブログに画像が載っているように、クラブハウスからスタジアムへ向かう通路にダンマクが張り出された。サポーターの気持ちが込められた言葉が、いやが上にも選手の目に入った。

さらにキックオフ前、コレオグラフィが行われたんですよね。私はイベントの関係で見ていないが、見た人に聞いたら「これ以上ない雰囲気だった」という。



山形戦は、キックオフに至るまで、最高の流れだったと思うのです。いわば「勝てる流れ」。

しかし結果は出なかった。何より結果が求められたこの試合に、勝つことができなかった。

試合前に手応え(決して驕りや油断、慢心ではなく)を感じていたがために、今回の結果はショックが大きかった。

だけど、この1週間は楽しかった。充実していた。レイソルへの思い、愛情を再確認したような1週間だった。やっぱり、レイソルが好きなんだと。こんなに情熱を注げる対象ってないよなと。レイソルにかかわる人全員が大好きだと。

残り4試合、全勝を目指して。それぞれができることをやりぬきましょう。

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2009年10月21日 (水)

ビラ配り

柏駅前でのビラ配りに参加してきました。

河原さんの広報日記での呼びかけを見て、居ても立ってもいられず。こういった、スタッフが直接地域住民に呼び掛けるプロモーション、個人的にはすごく有意義な活動だと思う。

柏駅に到着できたのは18時頃で、実質2時間しか参加できなかった。「柏レイソルにご声援をよろしくお願いします!」とビラを差し出しても、受け取ってくれる人は少ない。「チラシご持参の方に●●プレゼント!」とかのインセンティブはないし。でも、中には「応援してます!」とか「チケットまだあるの? あるなら見に行きたい」とおっしゃってくれる方もいて、そんな言葉を聞いた日にはうれしくて声量5割増し、ですよ。

インセンティブのないチラシには、週末の山形戦をチケット完売に導くような即効性はないかもしれない。でも、こういう活動は絶対にやったほうがいい。理由はいくつもある。

まず、ホームタウン住民の圧倒的多数を占める(と思われる)「レイソル無関心層」に、柏レイソルの存在をアピールできる。別にチラシを受け取ってもらわなくても、黄色い服に身を包んだスタッフが「柏レイソルにご声援を!」と連呼するだけで効果はある。そうすることで、彼らの潜在意識に「柏レイソル」を植えつけられる。すると、次にレイソルに接したとき、たとえばスポーツニュースや雑誌その他のレイソルの記事にふと接したときの関心度合いが異なってくる。こうした細かい積み重ねで、レイソルに関心を持ってもらうことができる。「無関心層」から「関心層」へ引き上げることができるのだ。

スタッフが街の温度を肌身で感じられることも大きい。こないだのエントリで、組織の内外で大きく異なる温度差に触れましたが、実際中にいると「みんなレイソルに関心を持ってる」と錯覚しがちだ。スタジアムに来てくれる方は熱狂的だし、練習見学に来てくれる方も大きな関心を持っている。クラブへメールや電話をくれる方も多い。しかし、ホームタウン住民の大半は無関心層なのだ。私は組織の外にいて、たとえばホーム・アウェイ問わずレイソルの試合開催日に柏駅に行ったりすることもあるのだが、何千、何万人の人波を見て、「この人たちのうち、どれくらいの割合でレイソルに関心を持ってくれてるのだろう」と考えてしまう。

ビラ配りをしても、反応してくれる人は前述の通り少ない。でも実際にはそんなもの。レイソルのホームタウンへの浸透度合いを知る上で、現在地を知る有意義な手段だ。今後のクラブ運営に反映されるはずだ。

そして、今回のようにクラブスタッフとサポーターとが協働することもじつに意義深い。同じ柏レイソルという名の下に強い一体感を味わえる。顧客ロイヤリティをさらに高める機会となる…なんて小難しいことじゃなくて、企業とその顧客とが一緒になってプロモーションできる、スポーツクラブならではの醍醐味だと思う。

折しも、レイソルへの関心低下を憂えていたわたくし。こういう活動が実現したことがすごくうれしい。今日の南柏もできるだけ早く参加したい(明日は行けないんですけど)。お時間のある方、是非ご一緒に!!!

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2009年10月16日 (金)

ネル続投、そして

意外なタイミングでのネルシーニョ続投発表でしたね。

今季途中就任後の立て直しぶりを見れば、ネルシーニョの監督としての能力が確かなことは明らか。しかし残念ながら、順位的にはまだ降格圏を脱しきれていないわけで、このタイミングでは来季のカテゴリーが確定していない。

はっきり言えば(考えたくはないが)降格の可能性も残っている。にも関わらず来季も指揮を執るということは、ネルシーニョ自身がレイソルというクラブを気に入ってくれたのは間違いない。クラブとネルシーニョの間に、確固とした信頼関係も築けているのだろう。チーム内、クラブ内がバラバラになってしまうことをほとんどトラウマ的に恐れている私にとって、それが何より安心できるポイントだったりする。敏腕主務の一日一回笑かし作戦も奏功したのかしら。




それより何より、ここのところ私が最も不安、というか心配してるのは、世間のレイソルへの関心度だ。

2005年シーズンは、クラブ運営への批判が渦巻き、風当たりが強かったが、一方クラブへの関心度という点では高水準だったのではないかと推測する。データに基づく推論ではないし、全く根拠はないけど。が、ラモスさんのコーチ就任でマスコミはこぞって取り上げてたし、タマちゃんの代表での活躍もあって、注目は集めていたのではないかと思うのだ。降格圏でもがいていたことも、サポーターの関心をより高める方向へ作用したのではないでしょうか。

不幸なことに今年も残留争いの渦中にいるわけだが…。今後のホームゲームチケットもまだ残っているし、レイソルに関する皆さんのブログの更新頻度や某巨大掲示板のスレの消費スピードも落ちているような…。私の杞憂ですかね? ならいいのだけど。

私自身の立ち位置も変化した。レイソルに限らず他のクラブもJリーグも、どんな組織でも、中にいるのと外にいるのとでは感じるもの、感じ方が大きく異なるのは当たり前。極端な話、サッカークラブの中にいれば毎日がサッカー漬けだ。しかし今、2009年10月の日本でふと自分の周りを見渡すと、レイソルのみならずJリーグ、サッカーの存在感が薄まっているような気がして、もどかしいような危機感を覚える。それは私自身の変化によるものなのか、それとも…。

話を広げすぎました。とにかく今は、レイソルとその周辺がもっともっと盛り上がってほしいと切に願う。2006年12月2日、あの平塚競技場の真っ黄色な熱狂が、熱を失わないまま広がってほしいと(あれは特殊に過ぎますか)。

んなこと言いつつ、明日の味スタ行けないんですけど。すぐ近くまでは行くのに。味スタへ行かれる方々、応援よろしくお願いします。

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2009年10月11日 (日)

天皇杯の醍醐味(レイソル除く)

いやー…。派手に暴れてくれましたね、テンノーハイマン……(【C】とうこくりえ先生)。

昨日今日で行われた天皇杯2回戦。格下のカテゴリーに属するチームに敗れたのは、水戸、湘南、セレッソ、浦和、ヴェルディに徳島ですか。

横河武蔵野相手にPK戦までもつれこんだ大分や、アルテ高崎に後半終盤まで無得点に抑えられていた鹿島、流経大に先制されたガンバも相当冷や汗をかいたはずだ(レイソル? あーあーあー聞こえなーい)。しかし言ってみれば下剋上こそ天皇杯の醍醐味、この結果はハタから見ている分にはじつに面白い。天皇杯はこうでなくちゃ。



……なんて言えるのも、PK戦とは言えレイソルが勝てたからこそ。ええ、逃げずに見つめますよ現実を。一昨年のHONDA戦、04年のホリコシ戦、01年の鳥栖戦、さかのぼれば94年の国士舘戦などなど。レイソルは天皇杯で格下のチーム相手に数々の苦杯を喫し、その度少なからぬダメージを負った。前回大会のファイナリストではあるものの(懐かしい…)、じつは天皇杯を苦手としているチームなのだ。

勝った試合でも、楽に勝てた記憶ってあんまりない。2006年の法大戦も3-0のスコア以上に苦しんだし、その前の年の神戸戦も8人の相手にどん引きされてきつかった。去年が特殊だったんだな。



今日は仕事が入っており、試合時間は多摩地方におりました。PCを立ち上げ、いわゆる「ピコーンサイト」とレイソル公式を眺めつつ。実際に試合を見ていないから何とも言えないが、21本対4本というシュート数を見ると、圧倒的に攻め込みつつもネットを揺らせなかった感じの歯がゆいゲームだったんでしょうか?

ここ最近のリーグ戦では攻撃に一時の勢いが見られなかった。その調子のまま臨んだ天皇杯、引いた相手を崩しきれなかったというところかしら。この結果がリーグ戦に悪影響を及ぼさないことを願う。何といっても、今のレイソルにとってのプライオリティNo.1はJ1残留だから…。



しかし同日同時刻キックオフ、しかも点差のつきやすい天皇杯の試合が22試合もあると、例のサイト、ピコンピコンとやかましいったらない(笑)。

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2009年10月 9日 (金)

2度目の敗北感

いささか旧聞に属するが、10月3日土曜日の夜のこと。

日立台での敗戦に打ちひしがれ、沈んだままいったん事務所に戻った。新木場に近づくと、目の前にどーんと花火が上がった。なんじゃこれ!? なんでこんな季節に?とキツネにつままれたような気持ち。30分ほども続いたろうか。色とりどりの花火を間近で眺めていたら、やさぐれた心がちょっとばかし癒された。

てっきり、前夜の2016年五輪開催地を決めるIOC総会の結果を受けて、東京オリンピックが実現したときに盛大に打ち上げる予定だった花火を、ヤケクソになって打ち上げてるのかと思った。「だってもったいないし」とか言って。もちろんそんなわけはなく、後で調べたら夢の島マリーナのイベントだったらしい。



てなわけで、2度目の東京オリンピックは叶わなかったのですが。個人的にはすごく残念。ここのところ自信を失いかけてるような気がする日本人と日本国を盛り上げるには、オリンピックのような国を挙げての祭りが一番だと思ったのだ。3日未明のIOC総会の生中継も、固唾を飲んで見守っていた。2回目の投票結果が発表され、落選都市として東京の名が読み上げられたときは、全身から力が抜けた。そのあとはフテネ。

夏の五輪招致で敗北感を味わうのは二度目である。一回目は小学5年生のとき。1988年のオリンピック開催地に、名古屋が立候補していた。対抗馬はソウル。でも、当時の愛知県には子ども心にもわかるほど「楽勝ムード」が漂っていた。

だいたいその数年前から、小学校の授業でオリンピックが取り上げられてた。先生が「みんなが18歳になるころ、名古屋でオリンピックが開催されます!」なんて、さも決まったかのように言ってたしね。そっかあ、名古屋でオリンピックやるのかあー。でもオリンピックって何?って感じ(76年のモントリオール五輪のころはまだ物心つく前で、80年のモスクワ五輪は日本がボイコットしちゃったから、実感に乏しかったんですね。初めてオリンピックってものに接したのは、84年のロス五輪。開会式の“ロケットマン”は衝撃でした)。

だから、開催地が決定した翌朝のニュースで、サマランチ会長が「ソウル!」と読み上げた映像はすんごく鮮明に覚えてる。子ども心に傷ついたのだ。

後々の中日新聞の検証記事で、当時の本山名古屋市長が韓国の関係者に慰められたという言葉が紹介されていた。いわく「名古屋は街を挙げての招致活動を展開されたのでしょうが、ソウルは国家プロジェクトだったのです」と。街単位、県単位では盛り上がってたのですけど、日本全体ではそうでもなかったんでしょうね、名古屋のときは。

2008年の大阪オリンピック招致も、首都圏では全く盛り上がってなかったし。でも、今回の東京招致はそれなりに話題になっていたから、行けるかなと思ったのだが。“南米初の五輪”に比べると、説得力に欠けるのは仕方ない気もする。でも、感覚的にはこないだバルセロナでやったばかりのスペイン・マドリッドに負けたのは納得いかんな。



フットボールファンにとって痛いのは、国立競技場を球技専用スタジアムに改築するというプランが頓挫しちゃったこと。日本単独開催のワールドカップ招致も、東京オリンピックの実現を前提として計画されていたというし。うーむ。

この際オリンピックの開催云々関係なしに、晴海に10万人規模のスタジアムを造っちゃえばいいのに! と無責任に思う一方で、あそこにスタができても足がないよなー。と、こないだ大江戸線の勝どき駅から晴海客船ターミナルまで歩いて汗だくになったおにぎりは逡巡するのです。

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