思い立って山形の旅
2日間のご無沙汰でした。この間、ちょいと遠出をしておりました。
20代までは、我が欲望ランキングのトップといえば「おねいさんと○○○!」でした、ためらいもなく。しかし30代も半ばを過ぎた今となっては、「旅に出かけ、その土地土地の旬の美味いものを食べ歩く」に変化しております。
枯れたな! 我ながら。
じつは春になってこの方、ずっと「山菜食べたい」という思いに脳の一部を支配されており。うららかな晴天に恵まれた5月の休日、どうにも我慢できなくなって、急きょクルマを北へ走らせたのです。
山菜料理の名店、出羽屋でございます。
通されたのは庭を横切った先にある離れ。茅葺の小さな建物には、土間と6畳一間の和室があり、部屋の真ん中には囲炉裏が。何でも、代々の主人の隠居部屋だった建物だそうです。
障子の向こうには庭が広がり、色とりどりに咲く春の花と新緑が目にも鮮やか。霞がかる遠くの山には、ところどころ山桜が白い花をほころばせている。すんばらしいロケーションでした。
根曲がり筍はパキパキ、ウルイはキュッキュ、山ウドはシャキシャキ、キノコはプリプリ。山菜って、歯触りや食感がそれぞれ違って楽しい。擬音語も山盛りです。
腹いっぱい山菜を食べて、山の精気で満たされました。いや、来てよかった。
今年から東京版も刊行されるミシュランのレッドガイド、星の数でレストランを格付けするのは有名ですが、その基準ってご存じ?
聞くところによると、星二つは「そのレストランに寄るために、遠回りする価値がある」。星三つは「その料理を味わうためにわざわざ出かける価値がある」というものだそうで。
となるとこの出羽屋とか、僕の好きな新潟は六日町の「欅苑」などは、「食事をするために旅行する価値がある」、私的三ツ星レストランですな。
来年の春こそは、京都、花背の美山荘に行ってみたいもんだ。
せっかく山形まで来たので、県内をぶらりとドライブして廻りました。
「おもひでぽろぽろ」のギバちゃんのセリフがよみがえったよ。「この風景は自然じゃねえのす。人間が手を入れて、こうなるんです」みたいな(うろ覚え)。
フットボール好きの私としては、ここを訪れないわけにはいきません。え? べにばなスポーツパーク改めNDスタジアムかって? 行かないよ、あんなとこ。悪いイメージしかないもん。
噂には聞いていたけど、ここでJのリーグ戦やってたんだなー。思ったより芝の状態は良かったですよ。でも土のトラックには度肝を抜かれるな。
ここで、青年監督石崎信弘や若き日の佐藤由紀彦が活躍したのだと思うと、なかなか素敵なスタジアムに思えてくるのでした。
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コメント
おにぎりさん、こんにちわ。
今年の開幕戦、テニスコートでお見かけした際に『広報日記いつも見てます!』と声を掛けさせていただいた時に、『ありがとうございます!』と爽やかにお返事していただいたのがとても嬉しかったです。
お元気そうで何より。
こうして、又おにぎりさんの文章が拝見出来るのは幸せです。
さて、旅に意欲が向いてらっしゃるとの事ですが…
枯れた何て、とんでもない!
新天地ほど、ときめきと淡い不安をくれるモノはそうありませんよ。
新しいモノに脚を踏み入れる気力があると言う事は、精神的に非常に潤いがある状態であると思います。素敵です。
袖触れ合うも多少の縁、おにぎりさんにとっての良縁が繋がる旅路をいつもお祈りしています。
私も、ばったりとおにぎりさんに遭遇出来たら良いなぁ(笑)
投稿: 彩乃 | 2007年5月 8日 (火) 22時16分
綾乃様
コメントありがとうございます。
そうですね。確かに、旅に出るとときめいちゃいますよね。それが現実となったことは皆無ですが。
淡い不安がある、という点にも同感。旅って、自らの属する組織、地域から外れて、ひととき「はぐれる」ことと同義だと思うんですよ。それがかすかな不安となって、一抹の寂寥感を伴うんですよね。それがいいんだな。
しかし今回の山形行きは、妻と同行しましたので、ときめきとも不安とも無関係でした。やはり旅は一人旅に限るな。
投稿: おにぎり | 2007年5月 9日 (水) 10時02分