ふるさとの山
ふるさとの 山に向かいて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな
と啄木さんは詠んだそうですが。その気持ち、すっごくよくわかる。
今年、故郷を出てからまるまる18年経った。ついに生まれてから故郷で過ごしてきた時間を、東京(一部横浜と川崎)で過ごした時間が追い越してしまった。それでも私はたぶん、死ぬまで愛知県人なんだろう。人間としての骨格が出来上がった土地の匂いは、終生抜けないんだろう。
てなことを、故郷の山を見る度に思う。以前は毎日、仰ぎ見ていた大きな山。最近は、新幹線の車窓から眺めることのほうが多くなってしまった。子どものころ圧倒的な存在感を伴って町を見下ろしていた山は、時速270kmの車内から見ると、ものの2分ほどで視界から消え去る。でもその間、大げさに言えば少し泣きそうになる。
なんだろうね。早くも老化が始まったのかな。故郷を懐かしく思っちゃうような回路が働く歳じゃあるまいに。
お盆ってことで実家に帰省しております。東名高速をだーっと西に進んできたら、岡崎インターの辺りで激しく渋滞していることがわかり、手前の豊川インターで降りてしまった。
そして、ふるさとの山の稜線を貫くスカイラインを通って、実家のある町まで帰ってきた。
久しぶりに通ったスカイラインは、いつの間にか無料化されていた。それはいいのだけれど、途中何か所かあった展望台やレストハウスは、すべからく閉鎖されていた。通行量が少なく、料金所の人件費のほうが高くついたのかな。で、無料化するのと引き換えに、コストのかかる展望台は閉鎖された、と。なんだか味気ないですね。昔は遠足登山で訪れたりした、思い出深い場所なんだけどな。
ちょうど陽が落ちて、眼下の町に灯がともり始めた。
やっぱり泣きそうになっちゃうのでした。夏は底抜けに明るい反面、遠い日の記憶を呼び覚ましちゃうような効果もあるような気がします。
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コメント
いつもお忙しそうですね
お疲れ様です
私の田舎はその先ですがとてもよくわかります
今はもっぱら車ですが、JRで帰省していた学生の頃から
田舎へと続く道は何だかとても切ないような泣きたい気持ちになります
今から思えば楽しい事ばかりで、
素直で純粋で子供だった
自分のまま受け入れてくれる人達がいる
田舎があるっていいな~って
この歳になって(オニギリさんと同世代ですがw)思います
なかなか帰れないんですけどね
お盆ぐらい帰ってきなさいという言葉を振り切って
15日、日立台参戦する親不孝者ですw
投稿 momi | 2007年8月13日 (月) 23時52分