生きる
東京へ向かう新幹線の中で、コレを書いております。
瑞穂球技場で行われた名古屋戦、行ってきました。ついに再開後初黒星を喫してしまいましたね。石さんは「少し気の緩みがあったかも」とコメントされていたが、私の印象では、雨の中戦う選手たちの顔は「絶対に勝ちたい」という闘志にあふれていたように思う。しかし、一人少ない数的不利(古賀ちゃん、今日は眠れないだろうなあ。次に出場する試合でこの悔しさを晴らそう)という要素を抜きにしても、完敗だった。
やはり、まだまだレイソルは盤石の強さを身につけたわけではないのです。今季スタート時の目標を達成したとはいえ、われわれはJ1昇格組の挑戦者。驕ることなく、慢心することなく、常に相手の胸を借りるつもりでぶつかっていかねばならない、ということでしょう。
今日は先輩の名古屋さんに冷や水を浴びせられたと捉えて、もう一度自らの足下を見つめなおし、次のガンバ戦に全力で、選手、スタッフ、サポーター全員でチャレンジしましょう。というわけで切り替え、キリカエです。
話は変わりますが。
スタジアムを後にして、ちょいと実家に寄ってきました。
ほんだもんで、頭の中がちょっと三河弁モードになっとる。いっぺんおいでん愛知県。
えー、実家ではイヌ1匹とネコ3匹を飼っておりまして。そのイヌが、いよいよ老い先短そうなので、顔を見ておこうかと立ち寄ったのです。名をムックといいます。
ウチで飼う犬には、代々ムックという名前をつけている。これは最初に犬を飼ったとき、当時4歳の私が、大好きだった『ひらけ!ポンキッキ』にあやかって「ガチャピン」という名にしようと主張したものの、語呂が悪いと母に猛反対され、ムックという折衷案を受け入れたためです。人生初の妥協でした(ウソつけ)。
今のムックは3代目。私の成人式の翌日に、生後半年くらいで迷い込んできたから、もうかれこれ18歳になります。人間で言えば? 100歳くらい?
既に子どもたちが手を離れていた両親は、子の代わりとばかりにムックを溺愛した。食事も人間と同じものを与えられ、あっという間に20kgを超える肥満児に。獣医さんから「人間に例えれば小錦並みです。ダイエットしなければ早死にしますよ」と忠告されていた。事実、太りすぎて自分の体重を支えられず、膝を壊してしまったほどである。
しかしムックは元気に生き続け、「早死宣告」した獣医さんのほうが先に亡くなってしまった。先のことはわからんもんです。
そんな彼女(メスです)だったが、やはり寄る年波には勝てず、一昨年あたりから歯は抜けるは耳は聞こえなくなるはで、すっかり老犬になってしまった。今では体重も10kgを割り、立つことすらできずオムツが欠かせない。要介護認定犬なのです。
実家に帰ると、庭のテラスでムックが横たわっていた。8月よりさらに痩せている。もはや顔を上げるのもつらそうで、撫でても嫌がるばかり、私が誰かもすっかり忘れているようだ。完全にボケてる。
でも、体を横たえながらも、皿に顔ごと突っ込んで水を飲んだり、エサを食べようとしている。歯の抜けた顎で懸命に噛もうとしている。その姿には、生物の「生きたい」という本能的な意思があふれていて、少し感動しました。大げさながら。
今日、ムックを最初に目にしたときは、「もう無理しなくてもいいよ」と声をかけたくなったが、生きることの尊さを教えられた気がしてその言葉を引っ込めた。こうなったら天寿を全うしてほしい。あと何日生きられるかわからないが、生きられる限り生きてほしい。と思ったことでした。
と言いつつも心配なのは、両親の介護疲れである。
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