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2007年11月22日 (木)

日立台に甲府を迎える

目を閉じれば、あの日の光景がありありと思い出せる。強い西日の中、無様に失点を重ねていくチーム。メインスタンド3階からは富士山のシルエットが見える。どっかの社の記者さんが、「沈みゆく太陽と富士山だね」なんて呟く…。

もうすぐあの日から2年。それよりも少し早く、再び、あの日以来初めて、甲府を日立台に迎える。

もうね、何が何でも勝ってほしい。甲府を圧倒してほしいのはもちろんだが、それ以上に勝利という結果が欲しい。甲府の選手にもスタッフにもサポーターにも罪はないが、「日立台で甲府に勝つ」、それがあの屈辱の入れ替え戦のオトシマエってもんじゃなかろうか。

2年前のことを思い出してみる。

あの頃、チームは壊れかけていた。しかしその現実に気づかされたのは降格が決まった後(正確には入れ替え戦第2戦の最中から)であって、それまでは誰もが「残留できるはず」と思っていた。前年の、福岡との入れ替え戦に快勝したことが、悪い方に作用していた。「万が一入れ替え戦に回っても、J2の3位には負けないだろう」と希望的観測にすがって。

後になって冷静に考えれば、04年福岡との入れ替え戦だって、大野のラッキーゴールが決まるまではどっちに転ぶともしれなかった。あんな形で福岡に点が転がり込んだら、焦ったレイソルが自滅することだってあり得た。でも、そんな勝負の綾を、「実力差」と思い込んだ。事実、第2戦では圧倒したが、あれは福岡の自滅だったのかもしれない。すべては後の祭りだった。

入れ替え戦の相手が甲府と決まると、世間は皆、甲府に肩入れし始めた。「大企業がスポンサーに付きながら結果を残せないダメクラブと、地域の温かい声援を受けて経営危機から立ち直り、誰もが懸命に戦う清貧なクラブ」といった図式で、レイソルはヒールとなった。レイソルサイドから見た妬み嫉みと言われるかもしれないが、少なくとも新聞各紙の論調にはそんな空気が見て取れた。「見てろよ、入れ替え戦で圧倒してやる」と、自分が闘うわけでもないのに思った。

しかし結果はあの惨敗。J1クラブというプライドも、優越感も、勘違いも、すべて崩れ去った。

これ以上ない形で戒められたレイソルは、それから必死で立ち直ろうと努力してきた。その成果として、2006年の歓喜があったのだと思う。去年はチームが多く勝って、結果的にJ1に復帰できたから楽しかった、それだけではない。レイソルというクラブが再生していく局面を、目の当たりにした喜びに溢れていたのだ。その続きに、J1で戦う今季がある。

だから甲府には勝たなくてはならん。あの時のお礼をせにゃならん。繰り返しになるが、甲府には恨みも罪もない。だけど、「日立台で」「甲府に」「勝利」しないと、「オレたちの降格は終わらないんだーーっ!!!!!!」。




てな気分です。甲府戦を目前にして、むくむくとわき上がる勝利への渇望を自らの胸の内に感じ、「あの入れ替え戦はトラウマになってんなー」と改めて気づかされる。しかしそんなことを石さんに言えば、「わしゃ知らん。わしがここに来たときにはレイソルはJ2じゃったもん」とおっしゃるかもしれない。それは当然の反応だ。

石さんも古賀ちゃんも巌もクラちゃんもミズも、その他昨年以降に加入した選手もスタッフも皆レイソルのファミリーだが、あの入れ替え戦に当事者(選手、スタッフ、サポーター、関係者)として接した人とそうでない人に温度差が生じるのは当たり前。だからこそ、経験した選手には頑張ってほしい。

特に。試合に出られず、敗れゆくチームを傍観することしかできなかったドゥー、チュンソン、直樹、亮、たっちゃん。あの日の恩返しをしよう。雄太もタニもパンゾーも、試合には出たけど不完全燃焼だったはず。今度の土曜に闘志を燃やそう。ケガしてる選手や試合に出られない選手も、気持ちを一つにして戦おう。

チームの調子は上向き。残り2戦、全力で勝利を目指すのは当然。し・か・し! それはさておき土曜日は勝利を!

いやー、「勝」って字を11回も使っちゃった。

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コメント

 「テニスコートの誓い」もありました。
05年12月のたそがれからをぜひ「カノッサの屈辱」風にフラッシュムービー作って欲しかったんですよねぇ。 横井さんに、ウフ。
 俺がやれ? ムリムリ(笑)。

投稿 ボブ増尾 | 2007年11月22日 (木) 23時06分

ごめんなさい、水を射すようで申し訳ないのですが、そんなに甲府戦に入れ込まなくても、という気持ちが強いのです。
私も、一昨年入替戦第2戦を見た口ですが、隣に座った甲府サポーターご夫婦の盛り上がりはすごくて、「おごり高ぶっていた私たちの負け」と素直に認めざるを得ませんでした。
それくらい彼らは頑張っていましたし、清々しかったです。

明後日も、彼らは本気でぶつかってくるんでしょう。「一昨年のリベンジ」とは思わず、レイソルもチャレンジしてほしいです。
だって、去年レイソルは生まれ変わったと思っていますから。

投稿 めいりん | 2007年11月22日 (木) 23時36分

某テレビ局の宣伝フレーズじゃないが、絶対に負けられないっしょ!
残留目指して必死にくる相手に、ちこっとでも気合い負けしたら、勢いで持ってかれるよ!
小瀬でも、最後まであきらめない相手だったし…
05年の甲府戦が始まりなら、07年の甲府戦は中締めってことで、必ず勝って、もう後ろを振り向かなくても良いように!
前だけ向いて行けるように!
きちんと清算しましょう!!

投稿 鉄分30%?! | 2007年11月23日 (金) 00時37分

僕の周りのレイサポも、ほぼオニギリさんと同じ意見のようです。
めいりんさんの意見も解りますけど、意識しないほうが不自然かな~・・・。
もちろん甲府に罪も恨みも無いですけど、自分達に一度ケジメを付けたいんですよ。
レイソルが本当に生まれ変わったんだ!って。
入れ替え戦の小瀬の停電は本当に悔しかったし、ホームでの惨劇も忘れる事は絶対に出来ません。
衝撃で泣く事さえ出来ませんでしたから。
土曜日で全て終わらせたい気持ちでいっぱいです。
あの過去を経験し、現在もレイソルに残っている選手、スタッフの為にも。
全力の応援を送ります!!!!

投稿 @ | 2007年11月23日 (金) 06時36分

あの日あの時のあの光景、今でも鮮明に思い起こされます。あの時在籍していなかった者はいつもどおりに!でも、祐三、雄太、大谷、平山(怪我で出られないが)、その時在籍してた選手には、あえて甲府を意識して戦って欲しい。その気持ちは、おにぎり氏に同じ。夕闇迫る日立台で流した涙。悔しさ、絶望感・・・。運命的なこの舞台。この一戦だけは勝たねばならない。2年間ひかかっているモノを払拭して欲しい。一心同体で勝つしかないと考えております。私的感情が強いかもしれません。通りすがり、遠くからすみません。

投稿 とおサポ | 2007年11月23日 (金) 10時10分

あの当時は今ほどの柏サポでなかった自分でも、初めて目の当たりにする
降格の瞬間がこれほどにも悲しいものとは…自分のサッカー観が
あれで一気に変わりましたもの。そして今、柏に居る自分…。
これはただの今季ホーム最終戦ではない。明日は心して日立台に乗り込むつもりです。
相変わらずチームの現状は苦しいけど、きっとほとばしる柏魂、
見せてくれると信じてます。絶対勝ちましょう!

もうひとり、入れ替え戦のリベンジに燃える…という点では、
あの彼も忘れてはいけないでしょう。ナラさん。
明日の『今日は絶対勝つ!GO!GO!かしーわレイソー(ル)!!』の
雄叫びはより一層魂のこもったものになるに違いありません。

投稿 とみなが・しんたこ | 2007年11月23日 (金) 19時09分

辛く悲しい…。プロの世界とはいえ、この時期だけは… この時期だけ… レイソルが嫌いになる…。 すいません。

投稿 やまけん | 2007年11月23日 (金) 22時10分

ヤザーの名前が無いのはワザとですか?

投稿 白木零 | 2007年11月24日 (土) 10時24分

今日も太陽の光がサンサンと。
とてもいい天気ですね。

太陽の誇りにかけて、必ず勝ちましょう。
彼らの為にも。

信じてます。

投稿 あさひな | 2007年11月24日 (土) 11時28分

いい試合でしたね。これでやっと、あの時の気持ちにけりを付けられた気がします。

白木零様
>ヤザーの名前が無いのはワザとですか?
素で忘れてました(汗)

投稿 おにぎり | 2007年11月24日 (土) 21時12分

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