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2007年11月15日 (木)

ィヨコワケハンサムワールド

いささか旧聞に属しますが、11日の日曜日に富士スピードウェイで開催された「ルマン・クラッシック・ジャパン2007」に行ってきました。

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このイベントは、フランスで毎年行われている「ルマン24時間耐久レース」に過去出場したクルマ、もしくは同形式車によって争われるクラッシックカーレース。日本では05年に初めて行われ、今年で2回目。本国フランスとの隔年開催となってます。

特段クラッシックカー好きでも、レース好きでもないんですが、すごく楽しめましたね。富士スピードウェイといえば、あの忌まわしき記憶がよみがえるわけですが、今回は土日の両日合わせて6000名ほどの観客数のため、どこへ行っても空いてた。メインスタンドの正面にクルマを停められたし、場内レストランでの昼食もまったく待つことなく、楽ちんこの上ない。ピットウォークタイムでは、富士のピットロードに入って、参加車両を間近でじっくりと見ることができる。はっきり言ってF1よりも数倍楽しかった。

印象に残ったのは、1949年から65年に出場したクルマで争われるGrid2レースでの、シェルビーコブラの速さ。2位以下のクルマ全車を周回遅れにする、そりゃもう仏恥義理の速さでした。2位に入ったのは同じくコブラで、岩城滉一がドライブしてました。

それとドイツのポルシェ博物館から空輸されてきたポルシェのマシンによるデモラン。デモランって言っても全開走行で、特に73年型911カレラRSRの爆音にはしびれっぱなしでした…。

その他戦前のブガッティやらベントレーやら、数えきれんほどのポルシェやフェラーリ、アストンマーティン、アバルト、アルピーヌ、メルセデス、ロータス…。見てるだけでも楽しいのに、そいつらがマジで飛ばしてるから大迫力。杖をついたおじいちゃんが陸上のトラック競技に出場しちゃったみたいで、マシンのコンディションが心配にもなったのですが。

しかし、つくづく思いましたね。60年代70年代ってのは、モータースポーツもいい時代だったんだな、と。

戦前とかになっちゃうとこれはもうヒストリックな世界だから、あまり親近感は湧かないんですけど、60~70年代のクルマは市販車と大差ない。実際、第2回日本グランプリでは、式場壮吉が個人輸入したポルシェ904GTS(今回のイベントでも走ってました)が生沢徹のプリンススカイライン2000GTを抑えて優勝した(1周だけスカイラインが先行し、その結果スカイライン神話が生まれたんですね)。904は純レーシングカーだけど、クルマも、走らせてたドライバーも、こう言っちゃなんだが今とは比べ物にならないくらいアマチュアイズムに溢れている。

式場壮吉、生沢徹、ミッキーカーチス、杉江博愛(現・徳大寺有恒)、亡くなった浮谷東次郎や福澤幸雄とか。あの時代のレーシングドライバーって、クルマを所有する金持ちのボンボンで、夜な夜な六本木とか赤坂で遊んでたような人たちでしょ。その人たちが自動車メーカーに自らを売り込んでレーサーになっちゃったと。福澤幸雄なんて、福澤諭吉のひ孫で慶応ボーイでギリシャ人とのハーフで、ファッションモデルもやってた人。ミッキーカーチスはロカビリーシンガーだ。そういう「プレイボーイ」がレーサーになっちゃう。これはもう、尊敬する横山剣氏言うところの「ィヨコワケハンサムワールド」そのものだ。

ヨコワケに決めたヘアスタイル、首にはスカーフ巻いて、ハイライトをふかすような世界。日曜日の富士には、そんなィヨコワケハンサムの残り香が濃厚に漂っていて、それが最高にステキでした。

こんなこと書いてもたぶん、オニギライズ読者じゃK原さんくらいしか理解してくれないだろな…。

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コメント

某所でポルシェ936の写真を見て、私も行けば良かったと後悔しています。
今よりもずっとスポーツカーが輝いていた時代、
ドライバーも個性豊かでしたね。

投稿 北島 | 2007年11月15日 (木) 23時30分

最近「日本の名レース100選」というムック本にはまってまして、先日購入した「'65年 船橋CCC」という特集号、まさに「ィヨコワケハンサム」な内容でした。
浮谷東次郎はじめいわゆる「カークラブ」の面々の、「大人の遊び」がうらやましく思います。
柏にも程近い船橋にあんなサーキットがあったなんて、贅沢な時代だったなと。

ま、もっとも現代は「サッカースタジアム」が身近にたくさんある贅沢な時代なのかもしれませんが。

投稿 尖沙咀 | 2007年11月16日 (金) 10時19分

北島様
ポルシェ936、元気でしたよ。中野信治が駆るローラとバトってました。むちゃくちゃ希少なマシンなんですよね。
60年代のレーシングドライバーの個性は、ホント今でも輝いてますよね。皇帝シューマッハは速いけど、なんか巨大メーカーに英才教育されたサイボーグみたいな冷たいイメージがある。プレーボーイたちがレーサーになっちゃった時代のいい意味でのいい加減さに、強く惹かれます。

尖沙咀様
生沢のホンダs600を、浮谷のヨタハチが追い上げたレースですね。
船橋サーキットの跡は、今のIKEA辺りに現存してますよ。あそこも船橋サーキット→ザウス→IKEAといろいろ変遷してますね。

投稿 おにぎり | 2007年11月16日 (金) 10時53分

そんなイベントがあるんですね〜知りませんでした。
ええと、富士スピードウェイの騒動がきっかけで
富士スピードウェイという60sの建築物そのものに興味をもってしまい、調べているうちに福澤幸雄を知りました。写真集が出版され、亡くなったときに追悼盤が出たり。。なんというかあの眩さに衝撃を受けてしまいました。この時代、車もレーサーも魅力的でしたね〜。

投稿 スパンキィ | 2007年11月17日 (土) 00時52分

船橋サーキット→ザウス→IKEA:正確には間に船橋ヘルスセンターが入ると思いますが、
船橋の元住民としては、こんな近場にサーキットがあったのは、驚異的ではあります。

投稿 北島 | 2007年11月18日 (日) 21時53分

はじめてコメントします。


30代

フィアット ムルティプラ乗り

愛読書 NAVI


私も共感してます(^O^)


では(^_^)v

投稿 イタリア | 2007年11月19日 (月) 23時31分

イタリア様

ムルティプラ!!!! もしかして、ときどき練習見学にいらしてました?

投稿 おにぎり | 2007年11月19日 (月) 23時45分

はい。良く行ってました。練習見学って言えないっすよ(^O^)


ご挨拶できてうれしかったです(*^_^*)

投稿 イタリア | 2007年11月26日 (月) 17時04分

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