初モーターショー
ここのところ週末もどこかへ出かけることが多く、純粋に体を休める休日ってのがなかった。だから週の真ん中水曜日に代休をいただいたんです。
家で寝てればいいのに、つい外出したくなる私。どこへ行くか悩んだ末、今幕張で開催されている東京モーターショーに行くことにした。
自他ともに認めるクルマ大好きな私だが、じつはモーターショーに行くのは初めてである。「モーターショー? 行ったことない」と言うと、すごく意外そうな顔をされる。「なぜ?」と聞かれれば、「人ごみ嫌いだから」と答えとります。それが一番大きな理由だからだが、もうひとつ、「クルマは乗ってナンボでしょ」という思いもある。
もちろんクルマを見る行為も好きなんだけど、クルマは基本、走らせるもの。だからせめて動いているところを見たい、室内で停まってるだけなら自動車雑誌の写真で十分。ということで、これまで混雑の激しいモーターショーはパスしてきたんです。でも「平日なら空いてるよ」という声に押され、幕張へクルマを走らせたのでした。
初めてのモーターショー。なかなか、いやかなり面白い。食わず嫌いは良くありませんな。ミツバチのようにあっちこっちのメーカーのブースを回る私。
印象的だったのはね~。やっぱりGT-Rかな。偽装を施された写真は嫌ってほど見てたわけだが、フルヌードになった実車をじかに見るのは初めてだ。思ってたよりカッコいい。筋肉質な抑揚のあるデザイン、ガバッと口を開けたグリルから覗くむき出しのバンパーは、筋肉を覆うスキンが一部めくれて、骨身が見えるようなイメージ?
「スカイライン」の名字が取れてGT-Rのみになり、なんか「鈴木一朗」が「イチロー」になったような感じだ。しかし、隠してもわかる「スカイライン家」のDNA。古典的な3ボックスノッチバックのプロフィール。離れて見てても柔道部の部室のごとき体育会系の汗臭さが漂ってきそう。まあ、「流麗なクーペ」担当はZに任せるってことなんでしょうな。
コンセプトカーで楽しみにしてたのは、ホンダのCR-Zである。
「ライトウェイトスポーツ」という言葉にめちゃくちゃ弱い私。それに、国内メーカーではホンダが最も好きなこともあり(祖父が浜松に住んでいた頃、本田宗一郎が近所で会社を開いていたそうで。15年ほど前には父がレジェンド、姉がシビック、私がビートに乗っていた、ホンダの人が聞いたら泣いて喜びそうなホンダ一家だったのです、ウチ)期待していたのです。
実際に見てみた感じではですねえ、イマイチかな。それなりにカッコいいが、ぶっちゃけて言えばアウディR8のほうが百倍イイ。サイズは違うが。
一時期の不調は脱したと思うが、まだまだホンダはデザインがウィークポイントだと思う。最近のスズキのほうがずっとセンスいいっすよ。
厳しいこと言っちゃうのも、かつてのホンダは世界一デザインに優れたメーカーだったことを知ってるから。3代目ワンダーシビックのカッコよさと言ったら。エッジの立った直線基調のデザイン、テールまで伸びたルーフののびやかなライン、異次元だった。おまけにCMがセンスよくてね。ワンダーシビックのCMにはルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」が使われていて。前奏のストリングスに被さって、ミラノかどっか、ヨーロッパの駅にたたずむシビックのシルエットが現れる、鼻血もんのカッコよさだったなあ。
ホンダという企業のチャレンジングな姿勢は大好きで、ホンダの存在は日本の誇りと思ってますので、ぜひともデザイン方面の充実を期待します。大丈夫、一時期の日産もひどかったけど(最後のブルーバード、U14なんて目を覆いたくなった)、中村史郎さんをいすゞから引き抜いて大躍進したじゃないですか。
さて。市販車で、実際に触れるモデルで最も惹かれたのは、コレ。頭上まで広がるフロントウィンドウはすごく新鮮。室内のデザインもモダンかつ子どもっぽくなくて素晴らしく、かなり欲しくなりました。シトロエンは、コンセプトカーも良かったな。
しかし。
ショーを通じて私が最も驚き、かつ魅力的に感じたのは。
ホンダのアシモである。いいのか、それで。
| 固定リンク


コメント