スポーツって、スポーツクラブって
WELCOME NEW SEASON 2008 すべて水に流してね 2007
いやはや何とも。
ユーモアの効いた企画といえばふろん太の独壇場。しかしこれはそのノリを真似してみたものの、完全に方向性を誤って、シャレにならない結果を生んじゃった、って感じですな。
横浜FCのフロントは、自信を失って挫けそうになりつつも、必死に気持ちを奮い立たせてピッチに向かった選手の気持ち、記録的な連敗を喫しながらも声援を送り続けてくれたサポーターの気持ちが、わかってないのかな。スポーツクラブと言えども営利目的の企業なわけだから商売っ気が多いのは結構だが、やっていいことと悪いことがある。力及ばず最下位で降格を喫した2007年。横浜FCにとっては激動の1年だったが、クラブ史に燦然と輝くJ1初挑戦のはずだ。それを「水に流そう」、しかもトイレットペーパーに託してなんて、あり得ないでしょう。
横浜FCのフロントに問うてみたい。「あなた方は何のためにJリーグクラブを運営しているのですか」と。
私は昨年から今年にかけて、Jリーグをはじめとするサッカー、野球、ラグビーにアメフトにアイスホッケーに果てはボブスレーまで、いろんなスポーツイベントを見てきた。その度に心底感じたのだ。「ああ、スポーツっていいなあ」と。
スポーツはわれわれに比類ない興奮と感動を与えてくれる。スポーツって素晴らしい。なんで? 私は自問自答した。そこで導き出した答えは、「選手が目標や自らの限界に挑み、乗り越えようとするから」というものです、今のところ。
目前に構える対戦相手や記録に、スポーツ選手は挑む。乗り越えようとする。成し遂げられることもあるし、挫折することもある。しかしひとたび終了の笛が鳴れば、競い合った者同士、互いに検討を讃え合う。その清々しい姿勢が、観る者の心に大きな感情のうねりを呼び起こす。細かいことを挙げればもっともっとあるんじゃないかと思うが、大筋そんなところじゃないでしょうか。
加えてJリーグのクラブや地域密着を旨とするスポーツクラブには、地域のプレゼンスを向上させ、地域に活力を生み出す力がある。応援する者=顧客にこの上ない刺激を与え、人生をより魅力に満ちたものにするポテンシャルがあるのだ。そんな会社、ほかにはあまり見当たらない。
スポーツクラブ・チームの運営をなりわいとする企業や団体は日本にも数多くある。先にも触れたが、その大半は営利目的の企業であるわけだから、利益を追求する姿勢を糾弾するつもりは毛頭ない。しかし、スポーツ関連企業・団体は、スポーツの素晴らしさや意義、自らの影響力や社会的使命を十分に理解した上で運営にあたってもらいたい。上から目線で恐縮だが、スポーツを愛する者の切なる願いということでご勘弁ください。
折しも琉球FCの経営者が代わり、福島には新たにバリエンテ郡山なるクラブが設立されるそうだ。それぞれトルシエ、ジョージ・ウェア(!)を総監督に迎え、Jリーグ入りを目指すという。知名度のあるスタッフを据えて注目を集めるのは結構だが、「何のためにスポーツクラブを運営するのか」、その答えが単なる金もうけのためだけでないことを祈りたい。
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スポーツクラブと言えども営利目的の企業なわけだから商売っ気が多いのは結構だが、やっていいことと悪いことがある。力及ばず最下位で降格を喫した2007年。横浜FCにとっては激動の1年だったが、クラブ史に燦然と輝くJ1初挑戦のはずだ。それを「水に流そう」、しかもトイレットペーパーに託してなんて、あり得ないでしょう。
横浜FCのフロントに問うてみたい。「あなた方は何のためにJリーグクラブを運営しているのですか」と。... [続きを読む]
受信: 2008年1月11日 (金) 11時13分

コメント
昨年の11月。
柏の葉での横浜FC戦を家族で観戦に行きました。
地域の小学生の招待券が当たったのです。
あいにくの雨天でした。
いただいた席はアウェイゴール裏のすぐ横。
北島選手がゴールを決めた時に駆け寄って行った辺りです。
レイソルも横浜も勝ち星に見放されている時期で、
横浜に至っては数試合ゴールさえ奪えない状態でした。
そんな中で生まれた横浜の同点ゴール。
決まった瞬間の横浜サポーターをすぐ横で見ていて、
私は本当に胸が熱くなりました。
本当に嬉しそうだったから。
横浜のフロントは、どれほど負けが込んでいても、悪天候であっても
アウェイまでやってきて声援を送った彼らまで
水に流してしまうつもりなんでしょうか。
悲しいですね。
投稿 柏市在住 | 2008年1月11日 (金) 09時25分
ほんと、何を考えているんでしょうね。
フリューゲルス消滅の後、ソシオに入ろうか迷って止めましたが、その後のソシオの混乱で、ソシオに参加した友人知人がみな参ってしまったことがあったので、やはりプロの経営陣はしっかりしているんだなあと感心していたのですが。
引退した6番が小学校の同期でもあり、今後も応援するつもりでいたのですが、どうしてこんなにすべっちゃったのでしょうね。
過去の経験を水に流さず、反省すべき点を反省して次につなげて欲しかったのですが。
投稿 めいりん | 2008年1月11日 (金) 09時48分
追伸。たびたびですみません。
長谷川太郎ちゃんの移籍先が決まって良かったです。横浜FCで頑張ってほしいものです。
投稿 めいりん | 2008年1月11日 (金) 09時55分
この一件で引っかかるのは、企画を発表した際のサポーターをはじめとするステークホルダーからの反響が予想できなかったのだろうか、という疑問点です。
一晩寝て冷静に考えても、やはり多くの人を不快にさせるだろうし、失礼ではないかと私には思える。この企画を発案した人が存在するのはさておき、それが実現に至るまでの間、クラブ内のチェック機能が働かなかったのかと。機能していないのなら組織として問題があるし、反響が予想できなかったのならクラブとしての見識を疑う。いずれにしても残念です。
横浜FCはまだ若いクラブですので、今回の一件も今後の成長材料として、さらに愛されるクラブとなるよう期待します。選手には全く関係のない話ですので、池元選手や長谷川太郎選手にはぜひとも頑張ってほしいです。
投稿 おにぎり | 2008年1月11日 (金) 22時09分
しかも「それ」川崎のパクリっぽいんですよね・・・。 サポの間で笑いのネタとして作るのならまぁ笑えもしますが、商品化はちょっとKYすぎるでしょう。
トイレ紙はちょっとやりすぎですが、柏のグッズ開発のほうもゴール裏のバカバカしさに追いついて欲しいものです。
投稿 ボブ増尾 | 2008年1月12日 (土) 02時34分
ものすごい同意です。そしてここまで忌憚のないエントリを書き上げたおにぎりさんの潔さに脱帽です。この小気味よさ、広報日記を書いてた頃のおにぎりさんとはまた違った一面が垣間見られてますますこのブログのファンになりました。
私も去年、早々に降格が決まった後の試合でも一生懸命応援している横浜FCサポを見るたびに胸がいっぱいになりました。ある意味これが本当の「サポート」なんだろうなとも思いました。
雨の日も寒い日も降格したおらがチームを鼓舞し続けた彼らは、この商品をどんな気持ちで見ているんでしょうか。
はたから見たら悲惨でも、彼らにとってはものすごく意味のある1年だったと思うのです。それをトイレに流すっていう発想は・・・悲しいですね。
投稿 そら | 2008年1月12日 (土) 05時07分
ボブ様
ふろん太の企画の優れた点は、「ここまでやったらダメでしょ」とか「下品でしょ」って臨界点のギリギリ内側に留めてるところですね。周囲の人々に、脱力感を伴う意外性を感じさせながらも、怒らせはしない。発想力もさることながら、そのへんのさじ加減の上手さがA野さんの真骨頂だと思います。
そら様
今は利害関係ないっすから。個人のブログで何言ってもOKですよ。
横浜FCサポーターは、昨年最も忍耐力とチーム愛を試された人々でしょう。Jリーグアウォーズなんかで、「ベストサポーター賞」を差し上げたかったですね。レイソルサポーターは「モースト・インプレッシブ・サポーター賞」とかいいな。
投稿 おにぎり | 2008年1月12日 (土) 09時30分