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2008年3月

2008年3月31日 (月)

新たなケガ人の発生を危惧する

日立台の桜のように、満開とはいきませんでしたね。昨日のレイソル。

しかしながら。確かに満開ではないかもしれないけれど、「三分咲き」程度にはなってるかと思うのです。少なくともつぼみではない。大津くんは試合を重ねるごとにプロのサッカーにアジャストしてきてるし、シゲのテクニックはますます磨きがかかっているし、守護神雄太は昨日も2点くらい阻止していたし。

そして何と言っても、昨日の白眉は鎌田のジロちゃんのプレー。彼はストライカーの素質があるんじゃなかろうか。プロ初ゴールとなった先制点もさることながら、後半のオーバーヘッド、終盤に見せたミドル、いずれも抑えのきいた素晴らしいシュートだった。あの2本が入っていれば…なんてタラレバ言いたくなっちゃうほど、エクセレントなシュート(オーバーヘッドのときは「なんでそこにいるの?」と不思議でしたが)。もともと読みで勝負するタイプのディフェンダーだし、折を見て攻撃に参加するリベロとかの特性がありそうですね。

レイソル桜の開花が遅れているのはやはり、シーズンインからケガ人が続出し、すべてのトレーニングスケジュールが遅れに遅れたためだろう。真剣にお祓いしてほしくなるほど、今季はキャンプ前、キャンプ中、そして開幕してからも負傷者が多い。石さんが納得いくオーダーを組めたことは、練習試合も含めて1試合もないはずだ。「層の厚さも含めてチーム力」というのは全くその通りだが、所属選手の全員が全員一線級のプレーヤーなんてチームはないし、あったらダントツの優勝候補。ましてやレイソルは、「数年後に優勝争いができるチーム」を目指す若き挑戦者集団なのだ。素質はあっても今は能力をじっくり伸ばしていく段階、という選手だっているし、選手にも好不調の波がある。でも今は、ケガ人が多いがゆえに総力戦を余儀なくされている。石さんやコーチ陣、そしてもちろん選手たちにかかっているであろうストレス、心労のほどは、想像に難くない。

そんな今、私が心配しているのは、新たなケガ人の発生である。

選手の負傷を避けたいのは言うまでもないが、私が一番恐れているのは、あなたがケガしてしまうこと。そう、これを読んでるあなた、つまりレイソルサポーターなんです。大丈夫ですか? 心が折れたりしてませんか?

確かに、ここ数試合何とも歯がゆい結果が続いている。でも先に述べたとおり、今の不調は原因がはっきりしている。あまりにもケガ人が多くてまともなトレーニングが積めず、ベストな布陣も組めなくて、チームが不完全なためだ。「チーム力はマックス発揮されてるのにどうしても勝てない」とか「チーム全体見渡しても、戦力的に明らかに見劣りしている」というわけではない。シーズンはまだ始まったばかりで、あと8か月以上ある。今自信を失う理由は、どこにもない。

チームが勝てない今こそ、サポーターの力が必要だ。サポーターの声援によって、チーム力を増大させることができる。でも、最近の戦いぶりを見て、サポーターの皆さんがネガティブになっちゃったり元気をなくしたり、挙句スタジアムから足が遠のいちゃったりしたら……。これはもう、主力選手がケガで戦列を離れるのと同じくらい、チームにとっては大打撃だ。

壁にぶち当たった選手たちに、力を与えられるのはサポーター。今こそわれわれが、壁を乗り越えようとする彼らのお尻を、「よっこらせ」と押し上げてやりましょう。そのためにも皆さん、ケガには気を付けてくださいね。ここ数年応援してる方なら、心も身体もかなり強靭になってると思うけど。

というわけで、「そうだ、京都行こう」。会社にお休みを申請しちゃいました。ここんとこちょいとお手伝いをしてる関係でホームゲームは応援できないから、その分アウェイで頑張ります。行けない試合も多いんだけど。

西京極へ行かれる皆さま、現地でお会いいたしましょう。

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2008年3月29日 (土)

トヨグバに負けんな!

本日2度目の更新です。

ちりとてちんショックも冷めやらぬお昼過ぎ。本日のJ2を確認しようとJ’s GOALを覗いたら、何とわれらがハセがスタメンに名を連ねてる! ユキも仙台でスタメンだ! こりゃあ見るしかあるまい。

どっちを見ようか迷ったが、何はともあれ今季初先発のハセのプレーを見届けなきゃなるまいと、山形対甲府戦にチャンネルを合わせる。NDスタのバックスタンド後方にそびえる山には、雪が見える。寒そう。しかしいつ見ても、このスタジアムのメインから望む風景はいいなあ。山形のホームって感じが視覚化されてる。素晴らしい。

山形はハセとリチェーリの2トップ。5分、左サイドに展開したハセから前線のスペースへグラウンダーの鋭いパス、これにリチェーリが追いつく! 素晴らしいボールだった。

今日はハセがポスト役で、リチェーリが自由に動き回るって感じだった。ハセ、キープ力が上がってる。ボールが入って、相手DF2人くらいに囲まれても、ボールを失わない。解説者は「前線でタメがつくれてない」って言ってたけど、私にゃあそうは見えなかったな。むしろ周囲のサポートが足りない気がした。ハセはよくやってましたよ。

そんで25分、シミケンのゴールキックがハセに通る。キープしていったん戻すと、すかさずDFラインの裏へ抜ける! 前線で再びパスを受けて、ゴール左でGKと1対1に!!! 思わず「うぉおおおおお!!!!」と叫ぶ私! ハセシュート!!! …しかしGKがファインセーブ…。

いやー惜しかったな! ハセのプロ入り初ゴールを見られると思ったんだが。アレは元山形のGK桜井を褒めるべきですな。でも、あそこできちっと決めれば、監督やチームメイト、サポーターの信頼を得られるようになる。チュンソンがそうだったように、初ゴールを決めれば一皮むけて、ああいうシーンも落ち着けるようになると思う。ラッキーゴールでもいいから、早く1点ぶち込んでほしい。頑張れハセ!

結局前半はスコアレスで折り返し。引き続いて何気なく、スカパー名物の「クラブ応援コーナー」を見ていたら…。どーんと画面に出てきたのは市長こと太田徹郎くん! 「クラブ一のテクニックと態度のでかさを誇る」って紹介されてた。で、石川竜也を相手に「古今東西リフティング」勝負! お題は自ら提案した“ハンバーガー屋さんのメニュー”だったのに、あっさり負けてた…。

太田くんがこんなキャラだったとは知らなかったな。レイソルでトップのキャンプに来てた時なんかは、ネコ被ってたのかな。まあ、トップチームの中にゲスト参加すれば、誰だっておとなしくなるか。今後も山形の「クラブ応援コーナー」にレギュラー出演(笑)するみたいなので、要チェックですよ。

CMも明けて、さて後半のハセを見るか…とテレビに向かい直ったら、豊田陽平と交代してた。がっかりだ…。

こないだのアンゴラ戦でゴールを決め、今五輪代表でいちばん注目を集めてると言っても過言ではないトヨグバ。ハセにとっては大きな壁だが、それを乗り越えればその分大きく成長できるはずだ。負けるなハセ!

それにしても、甲府はボールがよく回るなー。大きな展開はないけど、狭い所でポンポンボールがつながってく。どんな練習をしてるんだろう。その中でも印象に残ったのは、藤田健のうまさ。彼はなんで磐田をやめたんだろう?




ハセが引っ込んで興味が薄れたので、仙台対草津戦に切り替える。すると! 右サイドからユッキーがすんばらしいクロス、真ん中でヘッド、そのボールがバーに当たって、跳ねかえった所を中原が押し込む! 仙台が結果的に決勝点となる先制ゴールを決めた瞬間を見られた。

ユキのクロスはアシストのアシストだったわけだけど、あのクロスがなければ絶対に生まれないゴールだった。調子を上げてるみたいで何よりだ。




今日はドゥンビアも大活躍したみたいだし、レンタル組や元レイソルの選手たちが活躍してくれてうれしい限り。レイソルの選手たちもテレビを見てたかな。彼らの活躍にいい刺激を受けただろう。「次はオレたちだ」ってことで、明日の札幌戦、みんなで勝とう。桜満開の日立台で、レイソルサッカーも満開といこう! それではみなさん、明日日立台でお会いしましょう。

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ちりとてちんフォーエバー

ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます。




…。




『ちりとてちん』が終わっちゃった! うゎぁぁぁん・゚・(ノД`)・゚・



というわけで、今朝大団円を迎えた朝の連ドラ『ちりとてちん』。最後まで笑わせて、泣かせてくれました。最終回は後日談というか(上沼恵美子が2030年頃の時点で喜代美の半生を振り返っていたとは知らなんだ…)、穏やかに終わったけど、出産後の喜代美の優しげな、しかし覚悟のようなものすら感じられる笑顔は、この類まれなドラマを締めくくるのにふさわしかった。この結末は当初から決まっていて、この表情をイメージして番組ポスターが作成されたんですよね。見事なラストだ…と思いつつ、続編の存在を想像させる気もしたりして。期待が膨らみますな。

見てない人には、なんのことやらさっぱりでしょうけど。

でもホントに素晴らしいドラマだから、見てない方は5月5日と6日に放送される総集編、お見逃しなく。6日はレイソルの試合があるんですよね。録画しなくちゃ。

この間も書いたけど、『ちりとてちん』の何がそんなに素晴らしいのか、私の筆ではとても語り尽くせないので詳しくは申しません。見る人それぞれの感じ方があって然るべきだし。制作統括の遠藤プロデューサーは、この作品の主題を「人から人へ伝わる何かの愛おしさ」と明かしていて、それは若狭塗箸や落語などのモチーフに如実に表れているが、それ以外の要素もてんこ盛りで。登場人物の数だけ人生があって、それを限界まで描き出している脚本には、もう脱帽の一語です。藤本有紀さんという脚本家に今後も注目せざるを得ない。

ひとつ、非常に重要なテーマとなっているのが「子の親への反発と愛憎、理解と融和」ですね。昨日の最終回一話前のストーリーで、それが際立って描かれている。「お母ちゃんみたいな人生を送りたくない」と小浜を飛び出した喜代美が、大阪で幾多の人と出会い、愛し愛され、さまざまな経験を積んだ後に、母の偉大さを心から理解し、母のように生きたいと願うようになる。「日本一の女流落語家を目指す」というストーリーが最後に転換しちゃうわけですが、これも最初から仕組まれたものだったんだなあ。となるとこのドラマの主人公は、喜代美と糸子の2人だったのか。タイトルバックの雀か雲雀みたいな2羽の鳥に、それがシンボライズされてますね。

若狭塗箸に託された、「塗り重ねたものだけが綺麗な模様となって表れる」という幾度となく繰り返されたセリフも、じつに示唆に富む言葉だ。親子の融和にしても、この塗箸のエピソードにしても、そろそろ人生折り返し点の私は、そのレベルに達しているだろうかとわが身を省みてしまう。

重ね重ね、見てない人には、なんのことやらさっぱりでしょうけど。

それにしても和久井映見って素晴らしい役者さんになったなあ。私が高校2年の時、「青春18きっぷ」のイメージキャラクターとしてデビューしたのだが(それ以前も何がしかの芸能活動をしてたのだろうけど、メジャーデビューは青春18きっぷだった)、同い年の私は一発でファンになりましたね。電車の中吊り広告盗んだのはあれが最初で最後だ。もう時効ですよね、JR東海さん。

彼女もいろんな人生経験を積んで、それが今、綺麗な模様になって表れてる人なんだと思う。つくづく、自分はどうなんだろうかと考えてしまう。

ダメだ、まとまんない。DVD買って繰り返し見よう。そんで小浜にも行かなくちゃ。焼き鯖食って塗箸研がないと納まらない。

来週京都に行くついでに小浜に行きたいんだけど、前後の予定が詰まっててそれもかなわず…。でも、出来るだけ早く行ってきたいと思います。

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2008年3月28日 (金)

最初に聞く曲

ここのところにわかに忙しくなってきて、なかなか腰を据えて文章を書くことができないのです。このブログも3日に1回くらいのペースで更新しているわけですが、ぜんぜん納得いく文章が書けない。もともと筆は遅いほうだし、メンタル的に余裕がないと構成が支離滅裂になっちゃって、おもろく書けないんです。

書きたいネタはあるんですよ。こないだのA代表のバーレーン戦(つまらん試合だった上にゴールシーンを見逃した)、五輪代表のアンゴラ戦(チュンソンのヒールパス、決めてほしかった興梠…。あと香川ってすごいっすね)、MRJ事業化決定(祝国産航空機復活!)、ジャガーとランドローバーがインドのタタに売却されちゃったとか(ソニーがサムスンに売られるようなもの?)、桜が満開とか(お花見デー楽しみですね!)。

まだあるぞ。NHKで再放送してたスペシャルドラマ『海峡』の長谷川京子がめちゃくちゃ美人とか(酒井根中! 日立台に来てくんないかな)、なんつっても朝ドラ『ちりとてちん』が明日最終回だし(ひとときも気を抜かせないほど素晴らしい、ある意味異常なドラマでした。明朝は涙を拭くタオルを手に、心してテレビに向かいます)、NHK『おはよう日本』キャスターの松井さんと首藤さんが交代しちゃうし(絶妙なコンビネーションの二人でした)。オレはNHKの回しもんか。

まあ明日はマイペースに過ごせそうなので、上記に挙げたネタのどれかでじっくりブログを書くことにします。

あそういえば。私の友人某氏はレンジローバー買ったみたいですよ。今日納車だったって。「クルマの中があったかいんすよ」って感激してた。どんな感想だよ。

「このクルマで最初にどんな曲かけようかさんざん悩んで、ノラジョーンズの○○○○(曲名聞いたけど忘れた)にしましたよ」
「?」
「そういうの気にならないっすか」
「全然」
「ちっ」

だって。皆さんは気になりますか?クルマの中で最初に聞く音楽。そういう話題は、話が合いそうなパンゾーくんに振るとよいと思う。

というわけでまた明日。いやー今日はスペシャルに支離滅裂だなー。

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2008年3月26日 (水)

スリムな松坂が見たい

昨日東京ドームで行われたメジャーリーグ開幕戦レッドソックス対アスレチックス戦は、なかなかおもろい試合だった。わたくし、会社の同僚たちとレストランでメシを食いながら、テレビで見てました。

立ち上がりの松坂にはハラハラというか、イライラさせられましたけどね。どうしちゃったんだろう彼は。ストライクが入んないし、何より直球が走ってない。ストレートが140km台前半なんて。高校時代やプロ入り直後のスーパーな松坂を覚えてる日本人にとっては、何か物悲しさすら覚えさせられる姿でしたね。

それでも昨日の松坂は尻上がりに良くなって、結果的には5回を2安打2失点に抑えたわけですが、あんなに球数多くて簡単にフルカウントにしてちゃ、守ってる野手もリズムを掴めませんわな。今発売してる『Number』700回記念号に、過去同誌に載ったアスリートの名言700選が特集されてるのですが、その中のグレッグ・マダックス(メジャーで300勝以上挙げてる現役の大投手)の言葉に深く納得しちゃったのです。いわく「三振がほんとうに価値があるのは、無死、ないし1死で走者を三塁に置いている場面くらいだよ。それ以外は全く関係がない」。けだし名言だと思う。

野球ってのはアウトオブプレーの時間が長いスポーツで、特に捕手以外の野手は「待つ」時間がやたらとある。投手がいわゆる「打たせて取る」タイプで、守備の機会が適度にあると、野手も乗っていける。反対に、投手が三振にこだわったり、ましてや死四球を連発しちゃって守備時間が長くなったりすると、メンタル的に集中を保ちづらく、バッティングに悪影響が出てしまう。昨日の松坂のピッチングは、野手にとってもつらかっただろう。

だいたいね。松坂くん、太り過ぎだよ。高校生のときはあんなにスリムだったのに。太ったせいか、明らかに身体がキレてないのがわかる。先月沖縄は名護の日ハムキャンプで、ダルビッシュ有のサラブレッドのように無駄のない筋肉質な身体を間近に見た。男の私でもほれぼれしちゃったくらいだから(決してそっちの趣味はないです)、余計に松坂のアンパンマンみたいな顔が気に障る。メジャーにはもっと太ってる投手もいるが、松坂の場合痩せてた頃のほうが確実に調子良かったわけだし、何やらモッタイナイ気がしてしまう。イチローも正月にNHKで放送された『プロフェッショナル』スペシャルで言ってたよ、「腹が出たら野球止める」って。

てなことを、アウトバックステーキハウスで350gのローストビーフと山盛りフライドポテトを食いながらテレビ見てる体脂肪率20%超のやつに言われたくないだろうけど松坂も。ごめん大輔。でもおいらはアスリートじゃないからいいの。




サッカー選手の体はその点、無駄がないですよね。体脂肪率はほとんどの選手が10%以下。キングカズなんかは、「10%を切るとケガしやすくなる」と言ってましたけど、この辺は個人差もあるでしょうね。

私が間近で見た中で白眉だったのは、チャカことパラシオスの体だなあ。もうね、なんかね、彫刻みたいでした。今のレイソルの選手では、ドゥーも素晴らしい体してますね、鍛えまくって。

あと、すごい肉体の持ち主といえばフッキ。あの大腿筋は尋常じゃない。そんなフッキさん、川崎を退団しちゃったみたいですね。どこへ行くのかわかりませんが。ヴェルディはどう出るのかな…。

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2008年3月23日 (日)

若いチームの成長過程

フクアリ行ってきました。バックスタンドのSA自由席で、ひっそりこっそり見てました。

日中は汗ばむほどの陽気だったのに、陽が沈んでからは急激に気温が下がった。2階席の上のほうで見てたから、海っぺりの冷たい風が背後から吹きつけてくる。「ジェフのホームで背中が寒い。これがホントの背がサミ~!」などと、相手のスポンサーに引っかけた前監督ばりのダジャレを思いつき一人悦に入っていたのだが、だんだんシャレにならないほど寒くなってきて、最後は震えてました。

でも試合は熱かったですね。

古賀ちゃんとドゥーの負傷により、巌を除いてべらぼうに若いメンバーとなった今日のレイソル。期待の大型新人大津くんと、今日が初スタメンの村上くん、プロ入り後は初めてセンターバックとしてスタメンに名を連ねた鎌田のジロちゃん。彼らがどれほどやってくれるのか、期待しつつキックオフの笛を聞いた。

前半はまごうかたなきレイソルペース。開幕戦以来のわっくわくタイムでした。村上くんと直樹の攻め上がりも多々見られ、ミノルも好調を維持しているようでよく攻撃に絡み、太田くんの裏走りも健在。今日はタニがボランチに入ってたけど、とっても良かった。巌は守備に比重を置き、タニがボールを散らす、この役割分担ですごくよくボールが回ってて。太田くんのゴールは見事だったけど、あと2点は取れてたな。

ジェフはボールを奪うと、素早く前線のレイナウドに入れる。またレイナウドがコントロール抜群に上手くて、なかなかボールを失わない。しかし祐三と次郎のCBコンビが辛抱強い守備を見せ、何度か枠に飛んだシュートもGK菅野くんが危なげなく押さえて得点には至らない(レイソルDF陣が身体を寄せてシュートコースを限定してたのもありますね)。これは勝てるな、と思い始めた矢先。

巌が負傷交代し、相手のフルゴビッチが2枚目のイエローで退場。ここで流れが変わった。ジェフは10人になったことで、堅守速攻という戦術がより鮮明になって迷いがなくなった。そして巌がいなくなり、レイソルのリズムが悪くなった。巌に代わってタニと流経柏同級生コンビのドイスボランチを組んだ嵩だが、彼を責めるつもりは全くない。今日はタニと巌のコンビが良すぎたんだと思う。あの2人が試合をつくっていたから。

失点シーンは、祐三の今日唯一のミスだった。菅野くんとの間合いを誤り、見合ってしまった。それ以外は全く問題ないプレーを見せていたのに、つくづくDFってのは因果な商売だと思う。FWなんて89分チンタラ歩いてても、残り1分で決勝ゴール挙げればヒーローインタビューだが、DFは89分完璧な仕事をしててもひとつのミスで戦犯扱いだ。

でも、今日は負けたわけじゃない。この試合は若い選手たち、若いDF陣にとって、すごく勉強になったはずだ。この経験を糧に、次なる戦いでより良いパフォーマンスを見せてくれればと願う。まだシーズンは始まったばかりだし、彼らのサッカー人生の先は長い。期待してるよ。

そんなわけで勝ち切れませんでしたが、総じて楽しかったですよ、今日の試合。チケット代の元は十分にとれた気がする。失点直後のカウンターのチャンスか、ポポのクロスに飛び込んだ直樹のヘッドで点が取れてればなお良かったけど(未練タラタラ)。まあ言うても詮無いことやし、日立台に戻って、30日の札幌戦でうっぷんを晴らしましょう!




ところで、後半途中から出場したヤザー。得意のシザースや接触プレーで派手に痛がって転がる姿、相変わらずでしたねえ。味方のときはそんなプレーを面白おかしく見ていたが、敵に回すと非常にウザい。シミュレーションでカードもらって「消ーえてくれ、ヤッザワ!」と心の中で歌ってました(笑)。

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2008年3月20日 (木)

ミノルはチップスター!ナビスコだけに

今日のナビスコ初戦コンサドーレ戦、柏の葉に行ってはいたけど、諸般の事情で試合はほとんど観られませんでした。

サポーターの皆さんの歓声を聞きながら、「今のは何!? ゴールだったの!?」とか想像しつつ、やきもきしながら過ごしてました。で試合は、先制したものの追いつかれてドローですか。

実のループシュート、観たかった~。オーチョ速報で確認したら「チップキック」って書いてあったから、タイトルを思いついた次第。アレですかね、つま先でちょんと蹴ってGKをかわすループだったんですかね。見たかったなー。そういうループシュートはチュンソンが得意ってイメージがあって、実といえばズドンと打ち込むミドルが思い浮かぶのですが、やはりサッカーセンスのカタマリであるところの実はどんなシュート打たせてもうまいですね。昨シーズン、開幕時は思い切りの良いプレーで得点を重ねていたけど、途中からちょっとそんなプレーが見られなくなった時期があった。今季は彼本来の威勢の良さが戻っているようで、頼もしくかつ楽しみです。ガンガン行っちゃってほしい。

気になるのはドゥーと古賀ちゃんが負傷交代したってことで。特にドゥーはここ数年、毎年ケガに泣かされてるから、何とか今季はシーズン通して試合に出られる状態であってほしい。古賀ちゃんにしても、今抜けられたらレイソルにとって痛いじゃ済まない。軽傷であることを全力で祈ってます。

試合を観ていないから何とも言えないけど、負けなかったことを肯定的に捉え、中2日でやってくる次のジェフ戦に向けて切り替えてほしい。今日の決着は30日のリーグ戦、桜咲く日立台で果たしましょう。




で、話は変わりますが今日のJFL。栃木はアウェイの刈谷戦で、われらがオチの後半ロスタイム決勝ゴールで勝利したみたいですよ!

刈谷といえばダテの故郷でもあるのだが、出番はあったのかな。開幕2連勝で勢いに乗る栃木、オチとダテに、Jで再会する日を楽しみにしてます。

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2008年3月19日 (水)

吐血

一昨日の月曜日は会社に代休をもらった。ここのところずっと休んでなかったし、日曜の朝に起きたら少し喉が腫れており、風邪を引いたっぽかったせいもある。そんな状態で栃木までサッカー観に行くなよって話ですが。

そんなわけで、家でゆっくり過ごした。外出といえば午後、愛車の調子が悪いので主治医(ディーラー)のとこへ診断に行ったくらい。帰りがけにスーパーで買い物をして、日が暮れる前に帰宅した。

帰宅時には、風邪予防のための手洗いとうがいが習慣化している私。その日も何の気なしにガラガラペッとうがいをしたら…。

水がコーヒーみたいな茶色に色づいてる!?

イソジンでうがいをしたわけでもないのに、なんだこの色。よくよく見ると、血なんです。あーんと口を開けて鏡を覗いたら、扁桃腺が血で染まっている。さらにうがいを続けたら、血のりみたいな固まりも出てきた。げげっ、何コレ!?

幼少の頃から風邪以外の病気にとんと縁がなかった私は、かつて病弱というものに憧れていた。沖田総司みたいに喀血しちゃったりする男、はかなげでイイよね。などとのん気に考えるのは健康優良児ならではの妄想であって、中年に片足突っ込んでる昨今では、人間健康であるに越したことはないと思っている。どころか、実際血を吐いちゃったりすると、途端に不安が頭をよぎり出す。

そりゃ確かに風邪気味で喉は赤くなってたけど、最高潮に腫れてたわけではないし、咳き込んでたわけでもない。熱もなければ倦怠感もない。もしかして風邪ではない別の病気? 悪性腫瘍とか。咽頭ガンかも。うわ、やべーよオレ。手遅れだったらどうしよう。そういえばこの2週間で3kg痩せて、ダイエットの成果だって喜んでたけど、ガンだったのかも。いや、そうに違いない!!

てな具合に軽くパニったのだが、しばらく経つと冷静になった。まあ、痛みもないし出血も止まってるみたいだし、今日はもう夜だから明日医者に行ってみよう、と。それでも不安は頭の片隅に残っていて、ふと「余命半年とか宣告されたら、残りわずかな時間をどう生きようか…」などと考えてしまうのでした。病院で伏して死を待つのはヤだな。もう結構人生を楽しんだ気もするし、いたずらな延命治療は拒否しよう。死後に生命保険で数千万おりるはずだから、それを見越して借金してポルシェを買おう。そいつで全国を旅してまわろう。でも旅先で調子悪くなったらいろんな人に迷惑かけそうだ…と妄想の世界に浸りながら寝た。





で、昨日の火曜日。会社の近所にある系列企業の社内診療所に出かけた。折しも某医大の耳鼻咽喉科の教授先生が出張してきてて、ラッキーなことに診てもらえた。

喉が腫れてること、出血したことなどを伝えると、教授は「まず喉を見せて」と真剣な表情で私の口を覗く。金具で舌を押さえ、じろじろ見回すと「…腫瘍はないな」とポツリ。ああ、やはりガンが疑われてたのか、そんでガンはなかったのか、とひと安心である。

「…特に傷も見当たらないんだけど、思い当たることある? 咳がひどかったとか、カラオケで歌いまくったとか」と教授。カラオケなんて行きませんよ、風邪引いてるのに。「血のりがあったというのは、古い出血だったってことなんだよ。寝ている間に鼻血が出て、それが喉に溜まって固まったとも考えられる」「月曜日は午後2時ごろ昼食を食べました。パスタが主で、特に喉を傷つけるような硬いものは食べてません。出血に気づいたのはその後です」「ふーむ…」てな感じの問診が続く。

「あそういえば」と急に思い出した私。「日曜日に宇都宮へ行って、帰りに運転しながら歌ってました」。『Tomorrow never knows』、『es』、『シーソーゲーム』、『名もなき詩』と、私が勝手に“桜井くんボールが止まって見えてたミスチル黄金期”と認定してるミスチル往年の名曲を、浦和を過ぎるまで延々と歌ってたのだ。そう聞いた教授はすぐさま納得顔になり、「ああそれだね。原因はそれ。無理して高音出したんでしょ。オペラ歌手は声帯を震わせて音を出す術を身につけてるから大丈夫だけどね、素人がヘタに無理して高音を出すと、ギターの弦をキリキリ巻いたような張りつめた状態になって、傷つきやすいんだよ」

ガーーーン!!!! まさか車内の独唱が出血の原因だったとは!! 確かに、アカペラでシャウトしてた。高音出しまくってた。クルマが蛇行するほどノリノリだった!!

なんか猛烈に恥ずかしくなった。出血するまで歌い、挙句に「ガンかも…」とオーバーにセルフジャッジしてた自分が。信号待ちの最中も歌い続け、ふと気付いたら隣のクルマの人と目が合ったときと同じか、それ以上に恥ずかしい!

というわけでクルマの中で歌うのが趣味の皆さん、高音の出し過ぎはほどほどにしましょう。

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2008年3月16日 (日)

宇都宮のヒーロー

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初めて行きましたが、栃木グリーンスタジアムって素晴らしいスタジアムですね。栃木県は宇都宮競馬場跡地に3万人収容の陸上競技場を新設する計画を発表してますが、グリーンスタジアムを改修したほうがよっぽどいいんじゃないかな。バックスタンド、サイドスタンドともに後方に余裕があって増設は容易そうだし、ラグビー兼用球技場のままだとしても、最上級の臨場感と見やすさを確保できるはず。駐車場もたっぷりあるし(キヤノンの工場の駐車場を借りてた。スタジアムから約800mの至近距離ながら、無料シャトルバスまで運行されてた!)、計画中のLRTが実現すればアクセス環境も大幅に改善される。メインが個席になって、サイドとバックにスタンドが新設されれば、日本でも屈指の、鳥栖に匹敵するスタジアムになると思う。

あんなにいいスタジアムがありながら陸上競技場に移転って、そりゃあサービスの後退だろうに。3万人収容ってのも、スカスカで寂しくなりそうな予感。1万5000人収容の球技場ってくらいの規模が一番だと思うけどなあ…。




というわけで、すっかり春めいてきた日曜日。JFL開幕戦、栃木SC対琉球FC戦を観に宇都宮へやってきた。このカードは「オチ、ダテ」vs「ヤマシ、ぐんりょう」ダービーでもある。元レイソルのみんなの元気な顔を見たくて、東北道をひた走ったのです。

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選手入場時には、バックスタンド後方から黄色と青の煙の花火が打ち上がった。開幕ムードが盛り上がる。

残念ながらぐんりょうはメンバーに入っておらず、オチとヤマシが先発、ダテがサブ。どちらを応援するでもなく、彼らを中心に観ることにする。

まず琉球。ヤマシはやっぱりうまい。ポストプレーも、裏への飛び出しも、シュートも。質の高いプレーを次々に見せてくれた。まだチーム全体の連動性がいま一つといった感もあった琉球の中で、ず抜けた存在感を示してました。あとは20番のボランチが目立ってましたね。

そんで栃木。オチはもう、間違いなくJ1クラス。J2だったらバリバリのレギュラー。なのにあえてJFLの栃木を選び、栃木をJに上げる道を選んだわけですが、完全にチームの中心ですね。「潰し屋」というイメージがあるオチだけど、今日はそれだけじゃなく、ひとつふたつ先のプレーを読んで相手ボールをカットしたり、パスコースを効果的にふさいだりといった頭脳的なプレーが光った。そんでボールカットから攻撃の起点となって、次々にチャンスを演出してた。なんて言うか、別格。

もう一人別格だったのが佐藤悠介で、完全に別世界なプレーを披露していた。すんばらしいダイレクトボレードライブシュートと、あり得ない直接FKで2得点。GKの小針も素晴らしく、確実に1点は彼のおかげで防いでいた。

そしてダテ。後半の終盤に途中交代すると、FWの一角に入った。1本、惜しい左足シュートがあった。スタジアムDJに「レフティモンスター」って紹介されてましたよ奥さん。

Jリーグ準加盟の栃木は今季、ガチに昇格を目指している。実際、強い。ハシラさんのサッカーも浸透して、大崩れしなさそうなイメージ。昇格候補の筆頭であることは疑いないだろう。

JFL→J2、J2→J1といったカテゴリーにかかわらず、昇格したときの中心選手は長くサポーターの記憶に残る。カレッカやオカがそうであるように。オチもダテも、栃木をJに押し上げる活躍をして、「宇都宮のスター」になってほしい。宇都宮市内の餃子屋さんはタダ、みたいな地元のヒーローにね(大分時代のマグノアウベスはジョイフルでタダ飯食えたというが、ホントだろうか)。ご相伴にあずからせていただきます。

試合は結局、3対1で栃木が圧勝。ヤマシにオチにダテ、みんなが頑張ってる姿を見て、幸せな気持ちになりました。また来よう、宇都宮。

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2008年3月15日 (土)

プラマイゼロ

開幕戦と同じスコアで終了した第2節。ただし敗者側…。

現地で声援を送られた皆さま、お疲れ様でした。今回は大分に行けず、スカパー観戦組。九石ドーム特有の影にやきもきしながら見てました。真ん中の柱の影もさることながら、手前のタッチライン付近の選手、明暗のコントラストが強すぎて見えない! 黄色いレイソルはともかく大分の青いユニフォームは特に見づらくて、「レイソルの選手にフリーで入った! ヤッホー!!!」と思ったら、じつは大分の選手がピタリと付いててボール奪われてがっくり…てなことが2度や3度じゃありませんでした。

前半のレイソルはバイタルエリアまで持ち込んでもシュートで終われず、大分のプレッシャーにボールを失ってピンチを招くといったシーンが続いた。かなりフラストレーションのたまる展開だった。しかし後半は打って変って怒涛の攻撃。2点目を入れられるまでの、レイソルが押していた時間帯で追いつけていれば、全く違った試合になっていただろう(周作憎たらしいよ周作)。

それにしても大分強いな~。梅崎や松橋、そのほか結構主力が抜けて降格候補かと思ったら、弱体化の気配すら見せずかえって強くなってるみたい。これがシャムスカマジックなんでしょうか。

シャムスカマジックもさることながら、ノブリンマジックも健在だ。前半と後半で見違えるようなサッカーをするあたり、ハーフタイムの修正が効いてたことの何よりの証。J2のときはそんな試合がじつに多かった。前半のサッカーのまま90分終わっていたらかなり落ち込んでたと思うが、後半のレイソルを見た結果、「しかたない、切り替えよう。開幕戦と今日とでプラマイゼロだ、もう1回リスタートだ!」と前向きになれました。この試合で見えた課題を克服すべくトレーニングを積んで、次なる戦いに備えよう。

3節までの間に、ナビスコカップの2試合を挟む。石さんは新戦力をどう使うのか。昨シーズンみたいに総とっかえなんてことはないだろうが、これまた楽しみだ。シーズンは始まったばかり、これからさらにコンビネーションも深まっていくことだろうし、じっくり見守りたい。

それにしても今年のJはどうなっちゃってるんだろ。まさかレッズとガンバ、ふろん太がそろって大敗を喫するとは…。戦国時代の様相ですな。

明日は宇都宮に、JFLを観に行きたいと思っとります。

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2008年3月13日 (木)

ランクルというブランド

いつぞやクルマの買い替えについて相談を受けた友人(これ参照)だが、まだ買ってなかったらしい。こないだ長野に行った帰り道、新幹線の中で携帯がブルブルと震えた。デッキで電話に出てみると、彼だった。

「あのですね、レンジ(レンジローバー)じゃなきゃ何がいいと思います? 嫁はグラチェロ(JEEPグランドチェロキー。コシヒカリの里へ行った某FWが乗ってた)がいいって言うんすけど、オレとしては違うかなって感じなんすよね。いい四駆、ありますかね」

今新幹線の中だと答えると、「んじゃ降りるまでに考えといてください」と一方的に言い放って電話を切った。

私は東京駅に着くまでの1時間余り、彼のクルマ選びについて絶え間なく考え、悩み続けた…というのはウソでビールをあおって寝ちゃってたんだが、目が覚めたときにふと思った。「いっそのことランクルがいいんじゃない?」と。




トヨタ・ランドクルーザー。日本で最も古い車名(昭和29年から!)にして、全世界で絶賛される陸の帝王である。ランクルを挙げたのは思いつきではなく、相応の理由があるのだ。

彼は、これまでの愛車フォルクスワーゲンに匹敵する、存在感のあるクルマを求めている。「あ、この人クルマに一家言ありそうね」って思われるようなチョイスを。そんな選び方も大いにアリだと私は思っとります。ぶっちゃけ、今どきのクルマなんて性能はどれも一定の水準に達してて、クルマ選びはファッションと大差ないように思う。要はその人のスタイル、嗜好、価値観を、対外的にアピールするファクターなのだ。

ファッションとしての自動車を考えたとき、外車、っていうか外国のブランド品は選びやすい。既にイメージが確立されているし、歴史が長い分そのブランドにまつわるストーリーも豊富だ。「戦前はグランプリを席巻する超高性能車だったアルファロメオ」とか「世界で初めて自動車を発明したメルセデスベンツ」とかですね。その点日本車は、大衆車から発展していったためか確固としたブランドを確立できていないように思う。「トヨタ」とか「日産」って聞いても、ブランドってより「メーカー」のイメージが強いですよね。

しかし、ランドクルーザーは異なる。ランクルにはストーリーがある。むちゃくちゃ強力なブランド性がある。数か月前のENGINE(新潮社)に、私の大好きな今尾直樹副編集長が書いていた記事を、興味深く読んだ。昨年フルモデルチェンジされたランクルの開発責任者は、新型の仕様を決めるにあたって世界各国のランクルユーザーを訪ね、話を聞いて回ったのだそうだ。中でも、ランクルのブランドが最も強力な国のひとつ、オーストラリアでの話がたいそう面白かった。

たとえば、愛知県の半分に匹敵する巨大な牧場を経営している牧場主。毎日牧場の敷地をランクルで見回り、年間30万kmも走行するという。しかし故障ひとつなく、なおかつその走行距離でも下取り価格がちゃんと付く。「ランドクルーザーがなければ生活が成り立たない」とその牧場主は言う。

また、同じくオーストラリアの露天掘りのボーキサイト鉱では、数百メートルも掘り下げられた鉱内の見回りにランクルが使われている。最下部には、海水の数倍の濃度の塩水が溜まる。そこを毎日走行するランクルは、半年でフレームが錆びてポキッと折れてしまうらしい。「どうにかしてくれ」と訴えられた開発責任者が返答に窮していると、そのユーザーは「三○やい○ゞは1ヶ月もたないけどね」と笑った。

……なんて話。いやあ素敵じゃありませんか。豪州に限らず、中東やアフリカなんかでもランクルは大人気だ。盗難件数ナンバーワンなのもむべなるかな。

昭和29年からアメリカはじめ各国に輸出され、貴重な外貨を稼いで戦後日本の高度経済成長に寄与したランドクルーザーは、かように立派なストーリーがある稀有な日本車。何より、日本の使用環境じゃオーバークオリティとも言えるその卓越した性能と抜群の信頼性は、ほかにはない独特の魅力を放っている。レンジローバーの華麗さはないけど、ワークブーツのような、男くさい道具感を醸し出してる。

てな話をしたら、友人は「そう! オレもランクルいいかなって思ってたんすよ。ツール感っすよね。さすがわかってんなオニギリ。ランクル探してみよ」と喜んで電話を切った。人の役に立つというのは気分がいいもんです。




しかし。昨晩その友人と飲んだのだが、彼が言うのだ。「出物のレンジローバー見つかったんすよ。明日決めてきます」。

ランクルのかけらほどでもいいから、私にも信頼性が欲しい。

で、買ったの?

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2008年3月10日 (月)

昨日の萬代と去年の成岡が被って見えた件

いやあ、すんばらしいゲームでしたね昨日の開幕戦。昨年に続き2年連続でレイソルに完封勝利をプレゼントし、上昇気流に乗っけてくれたサックスブルーの皆さんには、足を向けて寝られませんや。密かに自転車購入を計画中の私としては、ヤマハ発動機のPasを買うことでその御恩に報いたいと思っとります。

というのはもちろん冗談で、ジュビロは言うまでもなく全力で勝利を目指し、それをレイソルがBeat!したのだ。痛快この上ない。昨日はレイソルの素晴らしい面が、これでもかってくらいに出ていましたね。ちょっと意外なほどに。

開幕戦に勝利した今だから言えることですが、先週の練習試合対モンテディオ山形戦、決していい出来ではなかった。このブログなんかでは「期待が高まります!」てなことを書いておきながら、いや実際に期待してたのは間違いないんだが、本心「大丈夫かな?」と不安がよぎったことも確かなのだ。でもそれは昨年も同様に感じたことで、結局勝負事なんて「フタを開けてみなければわからない」のはわかってるんですけど。

何と言いましょうか。期待してたのは間違いないけど、「これほどまでの素晴らしさ」とは思ってなかった。そういう意味で予想外。今季のキャンプではケガ人が続出したこともあって、フィジカル面のトレーニングも満足に積めなかっただろうし、チーム戦術の徹底も不完全であったろうと思ってました。ちばぎんでも、先週の山形戦でも、そんな印象を抱かせられた。「チームが本調子になるのは3月末かな」と。ところが昨日は、そんな見方を一掃するほど、選手たちは走りに走っていたし、見事な連携から2ゴールも生まれた。そのほかにも決定機が3、4回あったし、まさに“完勝”と呼ぶにふさわしいゲームだった。一体何が奏功したのか。

試合終了後に何人かのスタッフと話をしたのですが、みんな首をひねるというか、「うひゃひゃ、すげーよ!」みたいな半信半疑っぽい笑顔を見せるんですよ。聞くと、先週のトレーニングでも決して本調子ではなかったらしい。では何ゆえ?

私が想像するに。

ひとつには石さんマジック。石さんは人を乗せるのが素晴らしくお上手。ミーティングや試合前のロッカールームで何をおっしゃったのか存じ上げませんが、きっと選手のモチベーションを最大限に引き出す魔法をかけたのだろう。もちろん戦術面でも、ダブルボランチから巌のワンボランチに変更し茂原を2列目に上げて(前目のボランチという見方もできるが)、彼のキープ力とパス配給能力を最大限に生かしたのは大ヒットだった。昨日はシゲが効きまくってましたよね~。

そしてもうひとつ、やはり「日立台ターボ」がかかってたんじゃないかと。

昨日のレイソルサポーターの応援は、お世辞抜きで素晴らしかった。声量もすごかったし、ピッチをコの字型に取り囲む黄色いスタンドが、一種異様な雰囲気を作り出していた。なんか、「風」を感じた。ホーム側から吹く突風が、心燃やしたジュビロの青い炎を吹き消しちゃうようなイメージ。あれは対戦相手にとっては脅威ですよ。

昨日イヤーブックを購入された方は、35ページの大谷インタビューをご覧いただきたい。リードで、タニは2005年ごろまでの日立台について「あの頃は試合をするのも怖かった」と明かしている。それが本文末では、「ここのスタジアムでできるのは好きです」と言っている。日立台はとどのつまり、「良きにつけ悪しきにつけ、観客が選手に与える影響が非常に大きいスタジアム」。今のレイソルサポーターのつくり出す雰囲気が、選手の背中を強力に後押ししている。これは何よりも勝るレイソルの武器なのです。

そういう意味でも、2節は試金石になりますね。九州石油ドームという、ホーム側サポーターが多いスタジアムで、レイソルの選手がどこまでやれるのか。相手も強豪相手に開幕勝利して勢いがあるし、ここで勝てればレイソルも乗って行けるはず。固唾を飲んで見守ります。




それにしても、昨日の日立台は大賑わいでしたね~。

石さんレシピのお好み焼きは、想像通りの大混雑。そりゃみんな食べたいよなー。あれだけフォトギャラやブログで「美味しいです!」「マジ最高です!」って煽れば。誰だよ煽ったやつ。

おかげで新企画のゲーフラコンテスト、参加者は多かったものの観覧者は当初10人くらい?の惨状。徐々に増えましたけど。「食うはずのお好み焼きに食われるとは、これいかに!」と思ったことでした。

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2008年3月 8日 (土)

長野で彼は

またまた長野に来ました。この1年で3回目。

長野オリンピックの会場となった「Mウェーブ」で行われている、スピードスケート距離別世界選手権を観戦しに来たのです。アイスホッケーやフィギュアスケートは見たことありますが、スピードスケートは初めて。真っ先に気づくのはリンクの氷がガラスのように透明なことで、鏡を思わせる傷一つないリンクは、速度を追求したスピードスケートの会場であることを物語ってます。

昨日は男子の500m、女子の3000mが行われました。男子500mでは日本の加藤条治が3位に入りまして、現地では「3位かー。残念だったねー」と思ったのですが、後でYahoo!のトップに載ってた記事を見ると、加藤選手にとって3年ぶりの表彰台だったみたいですね。清水宏保の全盛時代のイメージが強くて、500mは日本のお家芸かと思ってたんですが。

ところで、今日の会場で目立ってたのはこの人たち。

20080307133637

遠藤ヤット選手、何やってるんすか。

じゃなくて、私の幼少時代のアイドル、ガチャピンとムックが盛り上げ役として来てたんです。フジで中継してたこともあって。ガチャピンは写真のように製氷車に乗っちゃったり、会場を歩きまわったり。お客さんが少なかったから、記念写真にも気軽に応じていたし、大サービスだったですね。

ガチャピンは「ボクは滑れないから」って言ってたけど、そんなことはない!と断言する。なぜなら去る1月27日、東伏見のダイドードリンコアイスアリーナで行われたアジアリーグアイスホッケー「西武対日光」戦を観に行ったとき、やつらも来てたんですが、そこで見事な滑りを目撃したんですよ。興味のある人はこちらからご確認を。

さて。

3時前には競技も終わったので、その後ちょっと興味のあった所へ寄ってきました。

長野からしなの鉄道で20分ほどの千曲市。戸倉という温泉地です。

Palseirointogura

人工芝のサッカー場。そう、われらが薩さんがコーチとして修行中の、長野パルセイロの練習を見てきたんです。手前のブツは東京から持って行ったパル蒸篭、じゃなくて隠れフォトショ使いおにぎりによる合成ですけど。

寒風に震えながら「薩さんはどこだろう…」と探したら、見つけました。選手と一緒になって、ひたすら鳥かごのボール回しやってました。あの独特の歩き方、肩をいからせて前後に揺すりながら歩く様は遠くからでもすぐわかります。

練習後にひとしきり話をしまして。パルセイロは、4人のプロ契約選手を除けばアマチュアの選手たち。午前中は仕事をしてて午後に練習をしてるから、メンタル面などでいろいろ難しい面もあるみたいです。そこで薩さんは、外国人監督と選手の間に入り、兄貴分的な存在として、選手の相談にも乗ってました。「環境は厳しいけど、すっごくいい経験させてもらってるよ」と話す薩さん、レイソルの営業で1本指パソコンやってた時より、表情が生き生きしてましたね。単身赴任でコーチ修業に励む今、いろいろ大変な面もあるでしょうが、ぜひこの経験をレイソルに戻ってから生かしてほしいものです。

気になるウノとの師弟対決ですが、「最近、ウノから電話かかってきても無視してるよ。メールだけ返してる(笑)」と既に戦闘モードであるようです。さすがJ311試合出場の戦士。「300試合なんてもう大したことないよ。ミョウにも抜かれちゃったし」と笑ってましたが、体格的なハンディやケガを乗り越え、DFとして300試合を達成したことは素晴らしい。師弟対決と地域リーグ決勝大会は絶対観にいくからね!と、握手をして別れたのでした。

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2008年3月 4日 (火)

山下芳輝(ウチナーグチ・バージョン)

私と正対したヤマシは、「○○(関東のクラブ)に決まったよ」と、少し口元に笑みを浮かべて話してくれた。そうか、良かったね。絶対に応援に行くからね、と肩を叩く私。

…というシーンで目が覚めた。こないだ、ついにヤマシが夢に出てきたのです。起きぬけの寝ぼけまなこで、「オレは夢に見るほど山下芳輝の移籍先が気になってたのか…」と茫然としてしまった。

華麗なテクニックを誇るポストプレーヤー、シュート力だって折り紙つき。個人的に大好きな選手である。そんなヤマシの移籍先が、FC琉球に決まりました。

私がこの情報を知ったのはJFAの移籍リストでしたが、肝心のFC琉球のサイトには3月4日午後9時現在なんにも載ってない。琉球! 情報遅いよ、何やってんの!と突っ込みたくもなるところだが、ハタと気付いた。FC琉球公式サイトのトップに集合写真が載ってるのだが(フラッシュをスキップすると出てくる)、守礼門をバックに写ってるその写真の一番左上に見覚えのある仏頂面が…。

これヤマシじゃん! 練習に参加してることは知ってたけど、集合写真に写ってるってことは…。ずいぶん前に決まってたのかな。

ちょっと! 琉球! 情報遅いよ!(以下同)




先週沖縄に行った際、ヤマシの顔を見たくてFC琉球のトレーニングスケジュールを調べたのだが、なんとキャンプで指宿に行っていた。見事にすれ違い。Jのクラブは少ないものの、プロ野球チームはこぞってキャンプを張ってる沖縄の地元チームが、なにゆえ(比較すれば)寒い鹿児島へキャンプに行くねん!とコケたのだが、基礎体力づくりよりも戦術面の仕上げにかかるこの時期であれば、練習試合の相手がいる場所に出向いた方が好都合なのでしょうな。

この練習試合の相手ってのは重要なポイントで、J1チームが関東に固まっているのも、レベルの高い練習試合相手に事欠かないという条件の有利さが少なからず関係していると思う。だから山形はこの時期、関東遠征で練習試合を重ねるし、毎年秋には広島が関東にやってきて連日練習試合をこなすんですよね…。

話がそれました。というわけで、今年行きたいとこリストに沖縄が加わった。なんとなく似合うなあ、ヤマシと沖縄。

あとはピントくんだ。早く行き先が決まってほしい。夢に出てくる前に。

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2008年3月 2日 (日)

山形は春の季語(柏限定)

昨日の土曜日は、山形にNDスタの雪かきに行こうかと一瞬考えたのです。結局止めましたが。金曜日にモンテディオの方にお会いした際、「1回やってみなよ」って言われたもので…。

ホント、雪国のクラブって大変ですね。お察しします。

という事情もあってここ数年恒例となっている、モンテディオ山形との練習試合。今季から監督が小林さんに代わり、どんなサッカーをなさるのか気になっていたし、ハセの顔も見たいし、何よりレイソルの調子が気になって、久しぶりに日立台を詣でたのです。

結論から申し上げますと、一番印象に残ったのは大津くん。彼はすごいですな。代表招集歴もないんですよね? あんなにセンスあふれる選手が、なぜノーマークだったんだろう。下さん大ヒットかもしれませんよ。

あるサッカー関係者は、「間違いなく同年齢の頃の矢野貴章より上」と言ってた。視野の広さ、自ら仕掛ける意識、スピード、トリッキーなパスやスルー、しなやかで突破力あるドリブル…。サッカーセンスの塊って感じ。鹿島の内田みたく、高卒ルーキーながら開幕から出場しちゃうかもしれませんね、今日負傷交代したチュンソンの具合次第では。

45分を3本こなして、トータル1-0で勝利。ここ数年、キャンプ中からの練習試合で勝ちを重ね、開幕前の山形戦でこっぴどく負ける、という流れでいい結果を出してきたため、真逆になってしまった(これまでの練習試合で負け、山形に勝つ)今日の結果は不吉だ、とおっしゃる向きもありましょうが、1点も取られなかったことは良かったのではないかと。リチェーリは危険な香りがプンプンしてましたし。あとは、1週間でどれだけコンディションを上げて行けるかですね。私はすっごく楽しみですよ、開幕。

そんで、「オニギライズ読んでますよ」とうれしいことを言ってくれたハセ。

今日は38.7度の熱があったそうで出場時間も限定されてたけど、代わりばなはハセらしい前線からのチェイスでチャンスもつくっていたし、体調不良という割には元気そうで安心した。あのプレーの直後、小林さんから「もっと積極的に!」って指示されてたけど。シュート打てって意味かしら。

今年中に山形へ応援に行くから、全力を尽くして頑張って。日々の努力がきっといつか実を結ぶはずだから。ケガには気をつけてね。



ちなみに。昨日のネタについて、いろんな人からいろんなことを言われました。某マネージャーからは、「ああいうこと書くと、(彼だけでなく)審判に対する風当たりが厳しくなっちゃいますよ」と言われた。それは一理あるかもしれんが、昨日のカード乱発がJリーグにとっていいこととは絶対に思えん。われわれは、Jリーグの試合を楽しみたいのだから。

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2008年3月 1日 (土)

ピッチ上の神(ただし邪神)

仮に彼の名前を家元さんとしよう。「自制心喪失流・試合破壊道の家元」ってことで。

いやね。本日とあるサッカーの試合を見てきたんですよ。対戦チームは…鹿さんと熊さんってことにしときましょうか。その試合の主審が家元さんだったんです。審判紹介のアナウンスで、主審として彼の名前が読み上げられたとき、何と言いますかスタジアムには「…」な空気が流れた。しかし私はその空気をいぶかしがる同行者に、「大丈夫、家元さんは変わったよ。香港に研修に行って以来、すごくいい笛を吹くようになった。去年のあるプレシーズンマッチでは、観客から『家元頑張れよ!』って声援を受けてね、すごく喜んでいたものさ」としたり顔で解説した。

しかしそんな私の認識は間違っていたようだ。つか、「元に戻ってんじゃん!!!!

今日の試合は現地で観戦していたので、テレビほどプレーを拡大して見られたわけじゃないし、リプレーも見てない。遠目から見てただけだから、どんなファールがあったのか正確に把握していない。その前提で言いますけど、「カード出し過ぎなんだよ家元さん」。

彼に限らず、Jリーグの審判はカードを頻発し過ぎる傾向にあるように思う。ファールは見逃してはならないし、それを審判が取るのは非常に重要なことだが、カードを乱発すると試合が壊れる。カードを出すことによって余計に選手がエキサイトして、ラフプレーを誘発しちゃったりね。試合の流れを読んで、「次はカードだよ」とか言葉で制してもいいはずだ。

なんか、一部の審判はカードを「水戸黄門の印籠」みたいに解釈しちゃってないだろうか。審判がカードに手を伸ばすとき、スタジアム中の注目はその1点に集まる。審判にとっての晴れ舞台、「ピッチ上の正義を司る絶対的な存在としての自分」に酔える瞬間。そんなことないと反論されるかもしれんが、そうとしか見えない審判もいるのだ。

今日の家元さんは、まさしくそんな感じでした。

前半10分過ぎに、鹿さんチームの選手が“早くも!”この日2枚目のイエローカードで退場。白熱した好ゲームを楽しみにしていたであろう観客の大多数は、がっかりしたはずだ。しかし鹿さんチームは強かった。10人になってもしっかりと2ラインを築き、破綻のない守備からカウンターを狙う。反対に数的有利を得た熊さんチームだったが、プレーの一つ一つ、特にロングパスが雑で、キープ力にも劣るためボールが収まらず、決定的なチャンスを得られない。退場者が出るまでは鹿さんチームが圧倒していたのに、1人少なくなったことで皮肉にもゲームは拮抗した。

いやーさすが家元さん! そこまで見越してゲームを演出したか!

なわけないことは前半も押し迫った38分に判明する。熊さんチームの某選手が、立て続けにイエローカードを2枚もらって退場。本日スタジアムに足を運んだ2万7245人のうち、たぶん2万7000人くらいが「帳尻合わせ」という単語を脳裏に浮かべたであろう。

こうなると鹿さんチームの強さが際立つ。後半開始早々、ミドルシュートを矢継ぎ早に突き刺してあっという間に2点のリードを奪う。「王者のメンタリティ」を持った鹿さんチームの選手たちは、2点のリードで油断なんてしません。もう試合は決まったようなもんだな、と思い始めたそのとき。

家元さんは期待を裏切らない。よくわかんないPKを熊さんチームに与え、帰ってきたドラゴンがそれを2回も決めて(やり直しアリ)、1点差に。こうなると熊さんチームが勢いづく。その勢いのまま、コーナーポストでどんなもんだいボクひさえもんって感じで、同点に。まさかまさかの同点PK決着となりました。

さすがにもう家元さんの出番はないだろう。そう思って私、客席を後にしました。でも勝負の行方だけは見とくかと、コンコースのモニターを見つめていた。すると!!! 最後までやってくれるなあ家元さん。熊さんチームのPK失敗を2回もやり直させた挙句、まあ鹿さんチームのキックの精度もアレだったんだけど、熊さんチームの大勝利を演出!!! PK戦の途中から、鹿さんチームのGKの顔が紅潮して見えていたのは、夕陽を浴びたためか怒りを露わにしていたためか。ちょっとタイガージェットシンの反則攻撃にキレた猪木っぽく見えました。

千駄ヶ谷門から帰りましたが、明らかに頭に血が上っているイ○○○○トの皆さんが、少し怖かったです。

まあ、両チームの間を流れが行ったり来たりして、面白い試合だったのは事実。でも、審判はあくまでもスムーズに試合を進行させるための黒子であって、サッカーの神様でもなんでもないことを肝に銘じてほしい。家元さん、香港行きのチケット、私が購入して差し上げましょうか。

間もなく始まるリーグ戦、鹿さんと熊さんに、今日の試合が悪影響を及ぼさないことを願います。

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