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2008年4月

2008年4月30日 (水)

祝初ゴール

昨日の試合は、先日のナビスコ・川崎戦とはまた違った意味で、観てるのがつらい試合でした。一言で言えば、「日立台でこんな試合を見たくない」。ただ完敗を喫するのとはわけが違うのだ、日立台での試合は。

国際アンチ・ドーピング機構が唯一認めたドーピングとして知られる(ウソ)日立台ドーピングも機能しなかった。走れない、攻められない、プレスがかからない、連携が悪い、ミスが多い。要するに「戦えてない」。誤解しないでほしいのですが、選手たちを責めるつもりは毛頭ないのです。選手たちは「勝ちたい」「戦わねば」と悲壮なほどの決意で試合に臨んでいる。でも、結果的にそれが具現できない。そんな状況下で一番つらいのは、誰あろう選手たち。それは間違いない。

精神的な問題もあるだろうし、テクニックやタクティクスの問題もあるだろう。メンバーの変更を余儀なくされ、コンビネーションの問題もある。しかし、それらもひっくるめてチームの実力。先日も言った気がしますが、「君らの実力はこんなもんじゃない」。それはサポーターの皆さんがよくわかってる。事実、ナビスコでケチョンケチョンにやられた川崎を、前半だけでも圧倒したじゃないか。ヴェルディがいかに不調だろうと、圧勝したのは間違いない。やればできる。だからやろう。

選手たちも問題意識を自覚しているようで、日刊の報道によれば今日、タニが呼び掛けて選手ミーティングを開いているはずだ。すごくいいことだと思う。自信を失う必要はどこにもない。みんなの力を100%、120%発揮すれば絶対に勝てる(残念ながら、80%の力でJリーグを勝ち抜けるチームではないし、それは選手たち自身もわかっていると思う)。今一度意識を統一し、一丸となって次なる戦いに挑もう。

選手が全力を出し切り戦うさまを見て、声援を送らないサポーターはいない。スタッフやサポーターも含めた「レイソルの総合力」を、フクアリで極限まで発揮したい。今こそ一心同体で。





話は変わりますが、昨日うれしかったのは何と言っても!コレですね。

長谷川悠J初ゴール! こないだ初めてのお立ち台に上ったと思ったら、今度は初ゴール! 順調に大人の階段昇ってますね。

私は前から「ゴール童○」と、10代後半の男子にとって最大の関心事である事がらにたとえてハセに発破かけてたもんで、非常にうれしい。今季はいいパフォーマンスを発揮していると聞いていたから、初ゴールが生まれるのも時間の問題だと思っていた。しかしなかなかその日は訪れず、J's GOALの速報で山形の得点欄を覗いては、がっかりしていた。昨日はホント、うれしかったですね。

「卒業おめでとう!」とメールを打ったら、「オニギライズに載せてください」と返信が来たもんで、しかたなく書いてます。というのはウソで絶対に取り上げようと思っていたさ。念願の初ゴールをあげて、これからの大爆発、大ブレークを期待して、いや確信してます。6月15日の東北ダービー@NDスタは観に行かなくちゃ!

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2008年4月27日 (日)

今こそ「一心同体」

「僕たちも、『関さんのために』と意識を統一して、モチベーションを高く持って臨んだ試合だった。でも、柏の気迫は予想以上だった。圧倒されてしまった…」

というコメントが、試合後のフロンターレの選手たちから聞けるといいなと願いつつ、等々力の2階席でキックオフの笛を聞いた。実際、前半はまさにその通りの展開で、試合後のJ's GOALが楽しみだった。普段以上に黄色いアウェイのスタンド。思い出していた。2005年4月28日、FC東京戦の味スタを。

後半に入っても勢いは衰えず、行けるかと思い始めた矢先のPK。後出しジャンケンみたいで恐縮だが、すごくイヤな予感がした。その状況が、先月見たゼロックススーパーカップの鹿島対広島戦とそっくりだったから。

昨日のレイソルにはツキがあって、フロンターレにはツキがなかった。そう、前半までは。中村憲剛のシュートはゴールマウスを避けるように、まるで磁石の同極が弾きあうように外れていた。1点が奪えない。1点返せたら。フロンターレの選手は皆そう感じていたはずだ。そんな折にPKをもらう。あれが試合の流れを変えた。ゼロックスのときも、広島はあのPKがなかったら普通に2-0で負けていた試合だったが、PKをもらったことで俄然勢いに乗った。広島の2点目は、PKによる1点目がなければ恐らく生まれていないゴールだった。あの試合と昨日の試合が、二重写しになって見えた。

もちろん、昨日の敗戦を審判や運のせいにしていては、レイソルは強くならない。ゼロックスの鹿島は、3点目を与えなかった。1点返されても、それが不可解な判定のPKによるものでも、すぐに切り替えて流れを引き戻すことができなければ、勝てるチームには程遠い。

それでも昨日のレイソルは、戦っていた。同じ相手に、同じスタジアムで、同じゴール数を叩き込まれた先週の試合とは、比べ物にならないくらい気持ちが見えた。勝利という結果を逃したことは悔しいし残念だが、それはうれしかった。




チュンソン。試合後レッドカードをもらって、ロッカールームに引き上げようとするところ、タクにサポーターへの挨拶を促されてゴール裏へと歩き出しながら、泣いてたね。自らの行為でチームに迷惑をかけてしまった悔しさ、人一倍この試合への闘志を燃やしながら結果を出せなかった悔しさ、こんな時こそサポーターの声援に応えなければという責任感を果たせなかった悔しさ。幾重もの悔しさが、遠くにいてもありありと伝わってきて、こっちも目頭が熱くなってしまった。今は反省してるだろうけど、その悔しさはピッチで、プレーで晴らしてくれ。この経験を生かしてくれ。

他の選手たちも。もう明後日は次の試合だ。反省すべき点を反省し、修正すべき点を修正したら、切り替えて清水戦に臨もう。あの気持ち、昨日の試合で見せてくれた闘志を再び見せてくれたら、日立台を埋めるサポーターは「あと一歩」を後押ししてくれるから。今度こそ、勝利をつかもう。




昨日の試合前、ウォーミングアップに出ていた選手たちを出迎えた横断幕。そこに何が書いてあるか、私の位置からは見えなかった。今日の新聞で、「今こそ『一心同体』」と書かれていたことを知った。

2006年、結果的にレイソルを象徴するフレーズとなった「一心同体」だけど、昨年にかけて言葉が一人歩きしていた印象が無きにしも非ずだった。コアサポーターの皆さんは、そんな空気にちょっと違和感を抱いていたのではないかと推察する。今季開幕戦の人文字、「柏バカ一代」は、その表れではなかったかと(単なるウケ狙い?)。

その言葉をこの機に再び持ち出したことに、彼らの覚悟と決意を感じた。「今こそ一丸となって戦おう」と。そう、われわれはこれまでも、困難を一丸となって乗り越えてきた。冷たい雨に打たれても、そのたびに地を踏みしめ、足場を固めてきた。「今こそ『一心同体』」。29日、われわれレイソルの力を、ありったけの思いを込めて。

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2008年4月26日 (土)

今日の試合

昨日報道された件、ショックの一語です。

現時点では情報が限られ過ぎていて、判断できる状態にない。恐らくクラブも、Jリーグも協会も、情報収集に努めている段階でしょう。私も、続報を固唾を飲んで見守っています。

石さんや他のスタッフ、選手たちが受けた衝撃は計り知れない。動揺するな、という方が無理でしょう。もちろんわれわれサポーターも。正直に申し上げて、今日試合なのかよ、と嘆きたくなる気分です。

でも、ここで沈んでしまったら、戦う前から負けたも同然だ。この状況はレイソルにとって明らかに逆境だけど、それに挫けない強さをわれわれはこの数年の間、身につけたと信じています。

選手たちは最高のパフォーマンスを、われわれはそれを鼓舞する声援を。等々力でお会いしましょう。

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2008年4月24日 (木)

ジャイキリ讃

GIANT KILLINGの5巻が出ましたよ~。皆さんもう買ったかな?

わたしゃ昨日、本屋が開くのを待ってソッコーで買いましたけどね。モーニングのほうも読んでるけど、単行本でまとめて読むとコレがまたいいんですわ。一話終わった後の奇数ページ(連載時には、次の作品の1ページ目が入ってたページ)に描かれてる、ラフなタッチの一コママンガも好きですしね。ドミンゴがコロンビアに帰ってコーヒー屋を開いていたとは…。

作者のツジトモさんにも、講談社の担当編集さんにもお会いしたことがあるから、親近感を覚えてるのも事実。だけど贔屓目抜きで、現在連載されてるマンガではトップクラスの面白さじゃなかろうか(いや、私が知らんだけかもしれんが)。監督という視点からサッカーを描いているのも新鮮だし、緻密な取材に基づくストーリーや作画の細かさ、サッカーの面白さを凝縮したような試合展開、画のうまさ、コマ割り、アングル、登場人物のキャラ、すべてがイイ。中でも特に好きなのはネームで、比喩じゃなく背筋がゾクゾクすることがある。

たとえば。1巻で達海が村越にキャプテンから外すことを告げるシーン。

「お前は紅白戦で負けた。若手に比べりゃまるで走れねぇ。それでも勝てる自分の武器を、これからお前は死ぬ気で探せ」「その代わり…… お前が背負ってきたもんの半分は、これから俺が命懸けで背負ってやるよ」

達海の特徴というか、確信犯でやってる人心掌握術なのかもしれんが、最初に説明もなく行動を起こし、相手が反発したときに心に響く言葉を投げる。コレなんかはその典型なのですが、言われたときの村越の衝撃たるや、すごかったでしょうね。まあ、この言葉で村越が100%達海に服従したわけじゃないけど、彼に響いたのは確かでしょう。

次に2巻、キャンプ最終日の夜、達海が椿に言い放った言葉。

「お前に魅せられた人達が…… ここまでお前の背中を押したんだ」「お前の実力だ。椿」「そのまま行け。何度でもしくじれ。その代わり一回のプレーで観客を酔わせろ。敵のド肝を抜け。お前ん中のジャイアント・キリングを起こせ」

このセリフは一番好きかもしんない。そしてこの、達海から受けた言葉を、限りなくちばぎんカップっぽい東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチで、椿は反すうしながら走るんですよね、必死に。この物語の主人公は間違いなく達海だが、読者が感情移入するのはたぶん椿。椿の成長が、重要なサブストーリーになってますね。

まだまだあるぞ。4巻、ETUがリーグ、カップ戦通じて5連敗を喫し、サポーターにバスを囲まれたときの、後藤GMの独白。

「達海…… 監督って仕事は大変だよな……。ピッチの上だけが戦場じゃない。お前の歩く場所すべてが…… 24時間戦場なんだよな…」「監督は孤独だ。だけどな、達海……」「俺は 俺だけはお前の味方だ」「俺はお前を 命懸けで信じる」

いやあ、後藤さんの男気を感じますな。達海に比べれば、ゲームの流れを読めない(という設定の)後藤だが、裏方としての気概、覚悟、矜持を感じさせます。たぶん女性にモテるだろう、後藤さん。既婚かな。

こういう長回しのセリフだけじゃなくて、一言、短く発せられる言葉もイイんだ。シュート体制に入った世良への、「振り抜け」とかね。あと、最新5巻では、椿の「わぁ…… 見える見える……」もかなり印象的ですね。




ところで、作画資料としてレイソルが協力してるから、日立台で見たことある風景がてんこもりのこの作品。そのためか、ETUというチームがレイソルとかぶって見えることがある。そもそも達海の選んだメンバーは、テクニックや経験よりも「走れること」「スピードとスタミナがあること」を条件として選抜されてる。だから、石さんのプレッシングサッカー、全員で走りに走っての速攻を旨とするサッカーに似てるのは当たり前かもしれない。

でも、在籍してる選手までレイソルをモデルとしてるわけじゃない。わたしゃ常々、椿をたっちゃんに重ねて見てるが、それとて走力があるって話。ポジションも違うし、第一たっちゃんはあんなにビビリじゃない。

でも何人か、連想しちゃう選手はいる。杉江と黒田は、なんとなく渡辺毅と薩川の同い年コンビを思わせる。そして、フランサとルイジ吉田。フランサはあんなにイタリアちっくじゃないしお高く止まってもいないが、前線で自由自在にパスを供給し、攻撃を司るテクニシャンって部分がかぶる。いや、J2の年の第2クール辺りまでのフランサかな。1人がサボると途端に苦しくなるサッカーをしていながら、守備しない。穴にもなるけど、そのテクニックから使わざるを得ない。

でも、フランサは変わった。J2の第3クール辺りから昨年にかけて、すごく積極的に守備をするようになった。フォアチェックや相手のチェイスを厭わず、チームプレーをするようになった。

ETUでも、王子が自らのスタイルをかなぐり捨てて、チームプレーに邁進したとき、必死に走ったときに、何かが起こるんじゃないか。そんな期待をしとります。無理かなー王子には。ここまでキャラ立っちゃってるからなー。

ともあれGIANT KILLING、これからも楽しみに読ませていただきます。

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2008年4月23日 (水)

思い立ってちりとての旅

朝の連ドラ『ちりとてちん』が終わって早や3週間余り。以前恐れていた通り、あの素晴らしいドラマが日常から抜け落ちてしまった喪失感にさいなまれております。YOUTUBEにアップされてるこんな動画(違法だけどさ)を眺めては、涙してる毎日。いい歳してヤバい。

そしてついに先日、いてもたってもいられなくなって、小浜に行っちゃいました!



朝の新幹線に飛び乗って、お昼前に敦賀へ到着。ここでレンタカーを借りて、一路小浜を目指すのだ。

しかしその前に…。

Tsuruga_paken

以前ローカルフードについて書いたとき、もみさんとりんごさんにご推薦いただいた「敦賀ヨーロッパ軒」のソースカツ丼を食べる。薄めの肉を覆うカラリと香ばしい衣。酸味のあるソースと白いご飯がよく合う。これは美味いですね! 以前福井のヨーロッパ軒で食べたときよりも美味しく感じたな。直接比較したわけじゃないけども。

印象的だったのは、ファミリーから高校生からおじいちゃんおばあちゃんまで、老若男女のお客さんで賑わっていたこと。なるほど、敦賀での「パ軒」人気を実感しました。

で、1時間余りのドライブで小浜に到着。

先にお断りしておきますが、写真がないんです。ロケ地を巡るたび、「あーっ、この風景『ちりとてちん』で見た見たー!」てな風にいちいち感動して、自分の携帯で写真を撮るのを忘れてまして。ゆえに言葉でご説明しますが、ドラマを見ていない人には何が何やらさっぱりわからないと思いますので、念のため。

まずは「お箸のふるさと館」へ行き、若狭塗箸作りを体験する。貝殻や卵の殻を貼り付け、漆を塗り重ねた木製の箸を、ヤスリで削って模様を出すのだ。ドラマでは松重豊演じるお父ちゃんが慎重に手で削っていたけど、ここではモーターで回転するヤスリで削る。

傍から見ると簡単そう、だけどなかなかに難しい。ちょっと力を入れると、漆の層を削り切って地の木肌が出てしまう。木肌を露出させないように、最下層に埋め込まれた玉虫色の貝殻を削り出すのが至難の業。でも、1本失敗しただけで、本人的に満足いく箸が仕上がった。1回200円でした(2本で1セット)。すんごく面白いから皆さんも小浜に行かれた際にはぜひ。

次に、宮嶋麻衣演じる順ちゃんちの「魚屋食堂」のロケ地になってた魚屋さんで、巨大な浜焼き鯖を仕入れる。ドラマでは「イートイン可能」な食堂として描かれていた魚屋食堂だが、実際には普通の鮮魚店。この店がある「いずみ町商店街」は鯖街道の起点とされており、いくつもの魚屋さんが軒を連ねている。

焼き鯖でも食べなれ~ということで、こいつをどこで食べようか迷った末に、和田家があるとされる北塩屋の海岸にクルマをとめ、裏っ返しにされてる船に腰かけて食べた。この海岸も、ロケでよく使われていた場所だ。近くには、喜代美らが卒業した「小浜高校」のロケ地、小浜中学校もある。

焼き鯖はとても脂がのっており、40cm近くあるから2人で食べても昼飯代わりになるボリューム。若狭湾の美しい風景を眺めながら、アウトドアで食べる焼き鯖の美味さよ…。とその時、怪しい視線を感じて振り向くと、なんと後方上空に大きなトンビが5mくらいの至近距離まで迫ってた! 危うく襲撃されるところだったが、しっしっと必死で追い払う。

人間様が腹いっぱい食べて残った鯖のアラを、トンビにあげることにする。アラを砂浜に置いて少し離れた場所から見ていたら、いつの間にか10羽近いトンビが集まってきて壮絶な奪い合いになった。なんであんな上空から、大きいとはいえ数十cmの鯖が見えるんだろう…。トンビって目がいいですね。

そして和田塗箸店がある界隈を歩く。和田家の外観として使われていた家(普通の民家)も見たのだが、あんまりドラマの面影なし。大道具さんがかなり頑張って、塗箸店に仕上げていたのだなあ。その足で、NHKのスタッフが「ちりとてちんの丘」と呼んでたという若狭総合公園へ。小高い丘から、小浜の落ち着いた街並みと美しい海を眺める。絶景でしたよ。

大満足しながら小浜を後にし、三方五湖を望むレインボーラインの途中にある梅丈岳を目指す。そう、ちりとてファンなら知らぬ者はいない、「かわらけ投げ」にチャレンジするのである。ご存じない方のためにご説明すると、かわらけ投げってのは、土でできた小さなお皿(かわらけ)を願いを込めて遠くに投げるとその願いがかなう、ってな風習です。確か箱根神社にもあった気がする。

かわらけ投げは、『ちりとてちん』序盤の名シーン。大好きだったおじいちゃんが亡くなり、ショックから立ち直れないヒロイン喜代美(幼少時)が、生前おじいちゃんから「何でも願いがかなう」と聞かされていたかわらけ投げに行きたいと言い出す。和久井映見演じるお母ちゃんが連れて行くと、喜代美が「おじいちゃんにまた会えますように!」「おじいちゃんが天国に行けますように!」と泣きながらかわらけを投げるんです。それだけでも涙腺決壊必至だが、さらに泣かせることに、お母ちゃんが「喜代美が笑顔になりますように!」と叫びながら何枚も何枚も投げるのだ。そしてついには、間違えて自分の財布まで投げてしまう。そこでようやく喜代美が笑い、お母ちゃんは「喜代美がわろた~」と抱きしめる、という涙なくしては見られないシーンなのです。

さて、かわらけにどんな願いを込めるか。当然コレですね。

Kawarake

「レイソルが優勝しますように!」と願をかけながら3枚ほど投げときました。1枚はUFOみたいに風に乗って漂いながら、はるか彼方まで飛んで行った。きっと願いが叶いますよ。

というわけで、大変面白かった小浜の旅。また行きたいな。そんで早く発売されないかな、『ちりとてちん』のDVD。

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2008年4月21日 (月)

太陽の国からキラキラ

いやぁ初々しくていいですよねー、シマのコメント。キタジいわく「名言」ですって。

ユースの頃から何度も立っているはずの日立台のピッチ。なんでそんなにキラキラして見えたの?と不思議に思えるが、ガラガラのスタジアムと、トップチームの公式戦、しかもスタンドが黄色に染まりサポーターの声援が渦巻いている状態とでは、全く違って感じられたのだろう。実際私もいつも、普段の静かな日立台と、試合時の「ハレ」感が漂う日立台の違いにちょっと戸惑う。特にナイトゲームでは、その感が強い。

「“キラキラしてた”のは雨のせいじゃないの」とか「1点差でリードしてる後半ロスタイムに相手の猛攻をしのぐために投入された、なんてシチュエーションじゃ“ガクガクしてた”になるんじゃないの」などという無粋な突っ込みはこの際脇に置いといて、レイソルで育ち、レイソルを愛する太陽戦士がまた一人誕生したのを純粋に寿ぎたい。土曜日の快勝に花を添える、ステキなエピソードでした。

昨日はメインで見ていた私。背番号26が第四審判に促され、ハーフウェーラインの際に立つのが見えた瞬間、「シマが出る!」と興奮した。だがプレーが途切れない。既にロスタイムは1分くらい過ぎてる。このまま終わっちゃうのか!?と思い始めた矢先、ボールがアウトして無事に交代完了。よかったよかったと喜んだのだが、昨日タニに聞いたところでは、「オレがイシに『ボール出せ!』って言ったの。そんでシマが入れたんだけど、イシはバックスタンドのお客さんから『何やってんだ!』って怒られたって(笑)」。直樹には災難だったけど、これもユース出身選手の愛を感じさせるいいエピソードですね。



そんで昨日のサテライト。都合で前半はほとんど見られず、私がチョー期待してる杉山浩太くんのプレーは見られなかった。エスパルスを知る人に聞いても、「清水が(レンタルに)出したのが信じられないほどいい選手」らしい。先行きが楽しみです。

そしてキタジ。交代後、3分と経たないうちにゴールを決めて、自身の復活を祝った。シュート自体は、酒井くんのシュートを褒めるべき、典型的な「ごっつぁん」だったかもしれんが、あそこにいたことが素晴らしいし、何より彼はやっぱりなんか「持ってる」。キタジの復活が、チームに勢いをつけるのは間違いない。杉山くんといいキタジといい、楽しみになってきましたね。

しかし昨日のサテ、個人的なハイライトは、後半ロスタイムに得たコーナーキックで上がって行ったキリ。ミノルのキックはあろうことかキーパーダイレクトで、相手のカウンターに必死になって走るキリ、こう言っちゃアレだが笑えてしまった。シュートは大きく枠を外れて事なきを得たけど。いやー、GKも上ってる状況でキーパーダイレはいかんでしょ、ミノルくん(笑)。

しかしこの記事のタイトルが、松本伊代のサードシングルから来ていることに気づいた人は何人いるのか。間違いなく35歳以上だろうな。

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2008年4月20日 (日)

たたかえ

祝杯をあげていたらこんな時間だ。もう4時近いですよ。本日、柏泊まりです。

いやね、ホントにもうね、勝てて良かった…。日立台でこういう勝ち方ができればチームは乗って行けるし、われわれレイソルを応援する者も盛り上がる。こないだの等々力みたいなゲームを日立台で再現しちゃったら、一体どうなるんだろうと半ば不安だったんです。

やはりハードワークと積極性ですね。対戦相手のヴェルディがつなぐサッカーをしてたこともあって、今日はプレスが比較的よくかかったし、全員の運動量も豊富だった。そしてチュンソンが、たっちゃんが、ポポが、アレックスが、太田くんが、「シュートを打つ」意識を高く持ってプレーしていた。1点目の太田くんのゴールも、チュンソンのミドルがなければ生まれてない得点ですもんね。チュンソンのあんなミドル、久しぶりに見た気がする。雨でピッチがスリッピーだったという条件もあったけど、「打てば何かが起こる」ですよ。

石さんの采配もズバリだった。ポポをワントップに上げてチュンソンを2列目に置いたことで、チュンソンが前を向いてプレーできていた。彼はポストもできるけど、アタッカーとしての資質も抜群。前を向いたチュンソンは、じつに危険なプレーヤーだった。そして後半、3点のビハインドに前掛かりとなったヴェルディに中盤を支配されていると見るや、すばやく直樹を投入してタニをボランチに上げ、ジロちゃんとのダブルボランチとしたことで中盤の覇権を奪い返した。ジロちゃんのワンボランチが積極的に攻撃に参加することで、数的有利を作り出す場面を数多くつくれていたものの、中盤がスッカスカになっちゃうシーンも多かったから。あれが4点目、5点目につながったと思いますね。

このチームのベースは、「ハイプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪い、速攻で相手ゴールを目指す」サッカー。その原点とも言えるプレーを、今日は存分に見せてくれた。もちろん石さんはそれを承知の上で、「レイソルというチームがワンランク上に行くためには、プレス→速攻だけじゃなくて、ポゼッションから崩す攻撃も必要」とお考えになり、茂原というテクニシャンを獲得して起用している、そんな意図はよくわかる。だから今季は、「生みの苦しみ」を味わっているともいえる。




でもね、じつはどうでもいいんだ。連携がどうとか戦術がどうとかは。

今日一番うれしかったのは、勝ったことでも5点とったことでもなくて、「選手たちが戦っていた」ことなんです。試合ってのは相手と戦うことだから、ゲームそれ自体が戦いであることは道理だ。ここで言う「戦っている状態」とは、闘志を前面に出し、自らの全力を出し切り、相手を凌駕してやろうという強い、ギラギラとした気持ちが見えること。今日はそれが伝わってきた。90分間、全員が全員、戦っていた。それが何よりうれしかったんです。

勝負事だから、勝つこともあれば負けることもあり、引き分けることもある。でも結果はどうであれ、レイソルの選手たちには、誇り高き太陽の戦士たちには、試合に臨むときには常に戦っていてほしい。残念ながらこないだの等々力では、それが不十分だった、ように見えた。でも今日はみんな、戦ってたよ。

次なる戦いはまたふろん太。その舞台も、こないだと同じ等々力。これはわかりやすいよ。見せてくれ。「俺たちは戦ってるんだ」というプレーを。そして今日のように、われわれを酔わせてくれ。その結果がいかなるものであろうと、選手みんなが「戦っている」さまを存分に見せてくれたら、サポーターは拍手を惜しまないだろう。そしてみんなが「戦う気持ち」を出し切れたときには、また勝利の歌を歌えると信じてる。絶対にやれる。

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2008年4月16日 (水)

こんなものじゃない

等々力行ってきました。見てるのがつらい試合でした。

レイソル桜は満開に向けて順調に花開きつつあるかと思ってたけど、いつの間にやら冬に逆戻りしちゃったみたいだ。こないだのマリノス戦を見ておらず、結果とダイジェストから「良くなかったんだろな」と想像していたのだが、今日の試合で理解できた。一体何がどうしちゃったんだ? 新潟戦は結果的に引き分けたものの、開花の予感に満ちていたのに。




相変わらず喉が痛いし、今日は黄色い服も持ってこなかったし、2階席でこっそり見ようと思っていたのだが、等々力のゲートをくぐって階段を上ったその場所でコアサポーターの方々にしっかり見つかり、そのまま1階席の真ん中へ。最初は声を出すふりだけしてようと考えた。しかし試合が進むにつれて、自然に声が出てきた。声を出してあいつらを鼓舞しなきゃと思った。現地に行かれた皆さんも、そんな気持ちだったと思う。今日の応援は力強かった。

でも、ピッチ上の戦士たちは苦しんでいた。

90分間通して川崎に主導権を握られ、プレスに行っても軽くいなされ、選手たちが消耗していくのが遠目にもわかる。自分たちのプレーが全くできない。募る苛立ち、蹂躙される悲しみ。ネガティブな感情ばかりが積み重なっていく。

タイムアップの笛を聞いて、サポーターが最前列へなだれ込む。激しいブーイングが起こる。私はと言えば、情けないことにへなへなとその場に座り込んでしまった。マリノス戦に続いて不甲斐ない試合を見せられ、感情が爆発するのはよくわかる。止めることはできない。力が入らなかった。




僭越ながら、選手に言いたい。君らの力は、こんなもんじゃないでしょ。もう一度立ち返ろう。2年間、石さんの下で土台から作り直してきたチーム力を信じて、「挑戦者精神」を今一度胸に刻んで。足が攣るまで走ろう。愚直でも、華麗じゃなくても、一丸となって戦おう。

そしてサポーターの皆さんにも。チームは今こんな状態だけど、今こそみんなで力を合わせ、支えていきましょう。「家族」だとか、「一心同体」だとか、耳触りのいい言葉で煽るつもりはありません。ただ、今われわれが選手たちを突き放してしまったら、彼らは寄る辺がなくなってしまう。つらいとき、苦しいときにこそ、誰かにそばにいてほしいものだから。

土曜日、一丸となって、みんなで勝ちに行きましょう。選手スタッフサポーター、レイソルの名の下に集う皆の力で。われわれの力は、こんなものじゃない。

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2008年4月14日 (月)

その差は何?

先週末の土曜日は所用で日産スタに行けず、テレビ中継を見ることもできませんでした。オーチョ速報で経過をチェックしつつ、夜にNHKのスポーツニュースやスーパーサッカーでダイジェストを見たのみです。

だからプレーや試合内容についてどうこう言えません。見てもないのに憶測で話せないし、話しちゃいけない。はっきりしてるのは、0対2で完封負けを喫したということだけ。……く、悔しい……。

去年の今頃、日産スタで行われたマリノス戦では、たっちゃんとユキのゴールで2対0の勝利を飾った。また9月に国立で行われたホームゲームでは、オウンゴールでもらった1点を守り抜き、これまた勝利を飾った。だからマリノスには相性が良いとも言えるけど、昨年のリーグ戦2試合とも、「判定だったらマリノス勝利」ってくらい押されまくってた。

こないだの試合もかなり押されていたらしい。でも、昨年は同様に相手に主導権を握られつつも最終的に勝利を掴み、今回は負けた。その差は何? 運? それも一つの要素かもしれないが、勝敗の原因を運だけに求めていては強くなれない(もちろん石さんはじめスタッフ、選手たちも、「運が悪かったねー」で済ませることはあり得ないのはわかってますが)。勝敗を分けたモノは何なのか、今一度考えてみたい。

昨年の快進撃はマグレではない。マグレはあんなに続かない。中断明け、8試合負けなしで目標の勝ち点45を達成した頃、どんな状態だったのか。あの頃にあって今はない何かが、きっと存在する(フランサ、なんて身も蓋もない答えじゃなくて。選手の個の力だけではない何かがあったと思うのです)。選手も、スタッフも、われわれサポーターも、考えてみませんか。

みんなで強くなりましょう。みんなで勝ちに行きましょう。

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2008年4月10日 (木)

足立区パノラマライナー

本日は代休をいただいたのであります。

週末の出勤が続いており、代休を消化せよ、と言われまして。平日に休みを取るのは大好きなんです。みんなが職場や学校に行って真面目に学んだり働いたりしてるときに昼間っからグダグダと過ごすのは、じつに背徳的で怠惰な感じで素敵だ。

晴れてれば伊豆か房総にでもドライブに行きたい季節だが、今日はあいにく一日中雨の予報。ならば、と出かけた先は近所の足立区。先月末に、今んところ都内で最も新しい交通機関である「日暮里・舎人ライナー」が開通したので、鉄ヲタとしては押さえとかなきゃ、と「乗り鉄」しに行ったのでした。

久しぶりに降り立った日暮里駅東口は、以前と比べてずいぶん変わっていた。東京の東側の街に多い、煩雑でちょっぴり怪しげな香りのする風景だったのに、再開発されて超高層ビルなんか建ってる。まだ建設中のビルもあり、近い将来さらに変貌を遂げることだろう。そしてくだんの「日暮里・舎人ライナー」の日暮里らしくないモダンな駅舎も、風景の変貌に大いに貢献している。3階という高みにある改札から乗り込む。

ゆりかもめと同じシステムというだけあって、駅の雰囲気や車内の景色もよく似てる。違うのは一人掛けと二人掛けのクロスシートが、ゆりかもめのようにボックスタイプじゃなくて、それぞれの列で逆方向に向いていること。うーむ、コレを文章で説明するとなると国語力を試されるな。

図に頼ろう。こういうことです。

Nipporitoneriseat

わざわざこんなイラストを起こしてまで説明することなのかどうか、甚だ疑問ではありますが。

そしてゆりかもめと同じく列車は自動制御されており、運転士がいない。だから先頭車両の最前列は、絶好の展望席となる。わたくしの出身地愛知県には、名鉄、名古屋鉄道という私鉄がありましてね。私が生まれる前から走ってる電車で、展望席がウリの「パノラマカー」ってのがある(著しく関係ないが、パノラマカーの警笛のメロディは、中京地方出身者ならば記憶中枢にこびり付いてるはずだ)。関東の方なら、小田急のロマンスカーを想像されるとよろしいかと。あんな感じで、前面展望を楽しめる。

鉄ヲタ的には最前列のシートに陣取りたいところであるが、30代後半という年齢がそれをためらわせる。こんなとき子ども連れは、子どもにせがまれたふりして自分が楽しむという高等テクを発揮できるものの、子どももおらずお一人様のおっさんではそうもいかない。控え目に2列目に座る。

20080410104120
しかし最前列に座ったのは、私よりさらにいい歳したカップルだった。

ま、どうでもいいんですけど。

立体交差が当たり前の現代においては、新しい交通機関は宿命的に、地上交通はより高く、地下交通はより深いところを走る。現在最新の日暮里・舎人ライナーは、そのためとても見晴らしが良い。特に、首都高の中央環状線を跨ぐ扇大橋付近では、感覚的にビルの15階くらいの眺め。今日は雨天で視界は煙っていたけど、晴れていたら都心の高層ビル群や富士山が一望できるはずだ。夜景も綺麗だろうな。西新井大師にデートに行かれた帰りなどに、乗ってみるのもおススメですよ。そんなデートスポットを選ぶカップルがいるのかどうかは別にして。

ところで。

こういう自動運転の電車で思い出すのが、ディズニーリゾートラインだ。京葉線の舞浜駅付近から見える、窓がミッキー型の浮世離れしたモノレールです。あれに初めて乗ったときのこと。

てっきり東京モノレールと同じ方式かと思ったら、運転士がいない。代わりに、最後尾にディズニーリゾートの制服を着たお姉さんが乗ってる。そこで聞いてみた。

「このモノレールは自動運転なんですか?」
「いえ、ミッキーの魔法で走ってます!」

イラッとした。

「…だーかーらぁ、コンピュータ制御の自動運転なんでしょ?」
「いーえ、ミッキーの魔法です!」

私はそれ以上の追求を断念した。どうやらここも、夢と魔法の王国の国内だったようだ。地方鉄道法の適用を受けた私鉄と聞いてたから、園内遊具とは異なるれっきとした交通機関だと思っていた私が甘かった。

話がそれましたが、そんなわけで片道20分の日暮里・舎人ライナーの旅を楽しんできたのでした。終点の見沼代親水公園駅周辺には民家が広がるばかりだったけど、これからどんどん発展していくのでしょう。何しろこれまで朝のラッシュ時にはバスで1時間かかってた大渋滞コースが、20分で結ばれちゃうんだから。

足立区民の皆さん、念願の鉄道開通おめでとうございます。よかったね店長。

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2008年4月 9日 (水)

専用スタ話ラウンド2

日経の吉田誠一さんネタ、続きます。

先週の京都参戦以来、私は会う人会う人に「Jリーグはスタジアムをどげんかせんといかん」と説いて回った。中には「まあまあ落ち着いて、そんなに怒んないで」となだめる人もいた。怒ってるつもりはなかったんだけど。熱を込めて話したくなるほど、危機感を持って話してたって感じですかね。

こないだの新潟戦。日立台で吉田さんに会った際も、やはり京都へ行った話をした。すると吉田さんは、「ちょうどそのテーマで記事を書くんですよ! 水曜日に」と喜んだ。私の「どげんかせんといかん」話を喜んで聞いてくれる人は初めてだったので、もうすぐキックオフだってのに力説してしまったのでした。

そして今日。日経朝刊の運動面、毎週水曜日掲載のコラム「フットボールの熱源」に、吉田さんが書いておられる。タイトルは「情熱の冷めない距離」。

短いけれど、深く考えさせられるコラムですよ。要約すると、「欧州の下部リーグに属する小クラブは、技量には劣るが地域住民の心をがっちり掴んでいるクラブが多い。それはサッカー専用競技場を舞台としていることと無関係ではない」「ドイツの1860ミュンヘンでの指導経験を持つ湘南U-12の西村監督によると、『下部リーグの選手は高い技術はないが、懸命に走り、情熱を傾け激しくファイトすることで観客に訴える。それは客席とピッチが離れていたら伝わりづらい』。つまり下部のクラブほどサッカー専用競技場を持たないと支持者を増やしにくい」「しかし残念ながらJリーグでは、J2の小規模クラブが軒並みピッチの遠い陸上競技場を本拠としている。選手が踊る舞台の整備は、じつは何より先に手をつけなければならない問題だろう」という話。

いやあ、ホント同感です。納得です。言いたいこと全て言っていただいてます。しかも具体的なデータを用いて。

どんなデータかといえば、イングランドリーグ(4部制)に属する92クラブは、1クラブを除いてサッカー専用競技場をホームとしているというのだ。すごいですね。しかしもっとすごいのは、そのほとんどに吉田さんは行ってるのだ。毎年休みを取ってイングランドへ行き、プレミアから下部リーグまで試合を見ておられる。確か1、2年前に、イングランドはほとんどクリアしたとおっしゃってた。ご自分の目で見て、体験してきたことが元になってるから、説得力がある。

Jリーグのいくつかのクラブがホームスタジアムとしている陸上競技場、ことに国体の開催を契機に建設されたいわゆる「国体スタジアム」は、どこも似たり寄ったりでじつに退屈だ。一言で言えばスペシャリティがない。そのうえ、スタンドとピッチの間には陸上トラックがある。ピッチ上で戦う選手たちと声援を送る観客を隔てる、(サッカーの試合においては)何の意味もない空間がドカンと鎮座している。その距離のため、ピッチ上の熱が伝わりにくいし、スタンドの熱も届かない。スポーツ興行を行う場、もっと言えば「戦いの舞台」としては冗長に過ぎる。

私が子供の頃に通ったナゴヤ球場はボロいスタジアムだったけど、ゲートの階段を上るとナイター光線が眩くて、芝の緑が鮮やかで、それらが視界に入ってきただけで胸踊る気持ちになった。外野席から手が届きそうな距離に、当時私にとってのスターだった田尾安志の背番号2が見えた。その記憶は30年経った今でもありありと残っている。ピッチとスタンドの距離が近いこと、それはスペシャリティを生み出す最も手っ取り早い方法だ。どんなイベントを行おうが、スタジアムにどんな素敵な仕掛けが施してあろうが、スポーツ興行においてゲームが最大の売り物であることは論をまたないのだから。

Jリーグも、サッカー専用スタジアムであれば現行のスタジアム基準を緩和するなどのインセンティブを与え、施設の建設を促進することはできると思う。もっといえば、先日のエントリでも記したとおり、クラブが独自に建設する道を探ってもいいのではないか。われわれレイソルサポーターは、日立台という最高の環境が日常となっているので気づきづらいですけど、J2の国体スタジアムをホームとしているクラブのサポはかわいそうですよ。それに専用スタジアムが増えれば、サッカーファンはもっともっと増える。確信を持って言います。

ところで、イングランドのスタジアムをほとんど経験し、欧州各国のサッカー事情にも大変詳しい吉田さんも、「日立台は素晴らしい」とおっしゃる。ジェレミーさんしかり、吉田さんしかり、本場の熱気を知ってる方が褒める日立台って、ホント偉大だな、最高だなー、と思いを新たにするのです。

だからもっとお客さんが増えてほしい…。あれくらいのキャパ、チケット発売と同時に瞬殺、ってくらいじゃないと、「サッカー専用競技場絶対論」も根拠に欠ける。「まあまあ落ち着いて」って言われちゃう。何とかしないと…。

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2008年4月 8日 (火)

フランサ=赤い彗星?

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なんかね、もうね、カッコよすぎフランサ。新聞読みながら背筋がゾクゾクしたのなんて久しぶりだ。

日経新聞の夕刊運動面で、昨日4月7日からフランサの記事が集中連載されてるんです。これは昨日の紙面。3回シリーズらしいけど、今日のはまだ読んでない。3日分スクラップにして、永久保存しなくちゃ。

フランサのウィザードリィなプレーはレイソルサポーターなら誰しも知っているが、その秘訣といいましょうか、フランサ自身がどんな状態でプレーしているかについて言及されたのは初めてなんではなかろうか。いわく、「人より3倍速く考えて、3倍先を見ているのさ」。シャアだ! シャア・アズナブルだ! フランサの赤いスパイクは「赤い彗星」だったのか…(ブラジルでガンダムやってたのかな。案外マジだったりして)。

彼が言う「パノラマ」、すなわち常に180度の視野を確保しているというエピソードにも驚く。そりゃあ私も、じっと止まった状態でまっすぐ前を見据えれば、視野の両端に何があるのか、おぼろげながらにわかる。しかしフランサは、プレーしながら、激しく動きながら、180度の視野でゲームを把握しているというのだ。これはマネしようったって出来ないでしょうね。天性の才能と努力、経験に裏打ちされたスタイルなんだろうな。

フランサといえば、一見してわかるその華麗なテクニックに目を奪われるものだが、この記事を読んで最も印象的だったのは、この「視力」に関するくだりだった。フランサのプレーを視力という切り口で解明して見せた吉田さん、さすがだなー。この記事、誰が書いたとしてもここまで感心させられる内容になったとは思えない。レイソルをよく知り、理解もあり、なおかつ素晴らしい文才をお持ちの吉田誠一さんが書いたからこそなのだ。日経の運動部は伝統的に素晴らしい文章家がそろっているといわれるが、吉田さんはピカイチですからね。吉田さんがレイソルを継続的に見てくれていることに感謝。

そんな吉田誠一さんが、初めてのご著書をお出しになりました。タイトルは『ヨムマラソン 42.195kmの脳内活劇』。ぜひご一読のほどを。私も2週間くらい前から手元に置いてるのですが、まだ読めてません(すみません!)。

吉田さん、手賀沼っぺりを毎日のように走ってらっしゃいますから。それらしき人をお見かけになったら、「フランサの記事最高でした!」と声をかけていただければと存じます。

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2008年4月 7日 (月)

桜守の気持ちになって

昨日のアルビ戦。不調の新潟が相手とあって、勝ちたい試合だったし、勝てる試合だったと思う。

スコアレスドローはたいへん残念だが、それでもレイソル桜は5分咲き程度までには来てますね。こないだの札幌戦に比べたら、ずっと、たくさんの花が開いていた。早く満開にならないかなー。

数多くのシュート(14本)を浴びながら無失点に抑えたことで、GK南雄太を評価する向きが多いが、本人の言葉を借りれば「J1で試合に出てるキーパーなら止めて当たり前」なんだろう(謙遜も入ってると思いますが、いいプレーだったね!と褒めても彼はこういう冷めたコメントを返すことが多い)。でも、終了間際のCK、千代反田のドフリーヘッドに反応したのはさすがだったし、その前のブレ球ミドルを弾いたのも興奮しましたね。代表のスタッフも見ていたこの試合、いいアピールになったのではないでしょうか。

新潟の攻撃は、こういっちゃあれだがまだまだ本調子とはほど遠かった。レイソルのDF陣もきっちり対応していたし、危ない!と思ったのは前述の終了間際のシュートくらいだった。シュート数は多かったものの、苦しまぎれのミドルだったり、レイソルの選手がきっちりシュートコースを限定していたりして、ほとんど怖くなかった。勝ててないからか、新潟の焦りが目につきましたね。もうひとつコントロールして落ち着いてシュートを打てば入るのに、なんて思っちゃったりしました。敵の心配してる場合じゃないけどね。

しかしそれを差し引いても、古賀ちゃんが入るとホント安定しますね。祐三や次郎や直樹もすごく頼もしいDFに成長しているが、古賀ちゃんがCBの一角を占めると、彼ら若い選手たちが若い選手だけでラインを組んだときよりも、余裕を持ってプレーできる気がする。それが、DFライン全体の安定につながってると思う。

攻撃でも進歩のあとが見えた。大きなサイドチェンジにチャレンジしたり、バイタルエリアでのアイデアも豊富だったし、何より昨日はパスがよくつながった。太田くんの飛び出しは、新潟サイドの心胆を何度震え上がらせたことだろう。タニと次郎の攻撃参加も効果的でしたね。かなーりわくわくしながら観られた。




だからもう、課題はコレ。



フィニッシュ



コレに尽きる。

昨日も一回、私がひそかに「太田ゾーン」と呼んでいるゴール右の角度のないエリアから太田くんがシュートを放った。そのほか前半のタニのボレー(シュート自体もゴール前まで攻め上がった動きもエクセレント、あとは枠に飛ばすだけ!)、後半の直樹のシュート(長い距離を走った後の難しいシュートだったけど、アレを決めてりゃヒーローだよ)、ポポのクロスを太田くんがスルーしてミノルが放ったシュート(相手GKを褒めるべきかもしれんが…)。いずれも簡単ではなかったが、あのうち1本でも決まってたら、昨晩の酒の美味さは料理酒とドンペリくらい違ってたはずだ。そう思うと悔しい。オレに美味い酒を飲ませてくれ…。

とどのつまり、スタジアムが一番盛り上がるのはゴールシーンだから。いい攻撃を見せられつつもゴールが決まんないままタイムアップすると、こんなことやあんなことして気持ちよくなるけど、フィニッシュしない○○○○○○みたい…。寸止めは生殺しです。

ましかし。「点言うて水もんじゃからね」とよくおっしゃる石さんのこと、昨日の試合に手ごたえは感じてらっしゃることと思う。レイソル桜は今、5分咲き。われわれサポーターとしては、桜守の佐野藤右衛門さんのように、温かな目でチームが咲きほころぶまでを見守りましょう。

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2008年4月 5日 (土)

そろそろ見直す時期じゃない?

ついこないだ京都でしみじみ勝利の味を噛みしめたと思ったら、もう明日は次の戦い、新潟戦だ。石さんもおっしゃっている通り、京都戦の勝利を「チームに勢いをつける」、さらに意味あるものとするためにも、この新潟戦は非常に重要。ここで連勝できたら、きっとチームは乗って行ける。

ましてや明日は日立台での一戦だ。日立台での連敗だけは避けなければいけないのだ。……なんて言えるようになると、2005年の時点では想像だにしませんでしたけどね。貴章と充に、あの頃とは違うぜってとこを見せつけましょう!

貴章くんとは、昨年ハノイでそんな話をした。「すっごく雰囲気いいんでしょ?今の日立台」と、彼は言ってた。新潟がJ1に昇格してから初の日立台となる明日、彼らや新潟サポーターに「大きけりゃいいってもんじゃない」ことを思い知らせてあげたいですな。「日立台という最終兵器」を最大限に利用してね。

このことに関連して。

こないだ西京極のゴール裏で試合を見て、つくづく思った。「そろそろJリーグは、スタジアムに関するスタンスを変える時期に来てるんじゃないだろか」と。Jリーグは地域密着、ホームタウンとの関係性を鑑みて、できるだけ公共のスタジアムを使用することを標榜している。でもね、そのメリットは重々承知の上でも、あの西京極の見づらさったらちょっとあり得ないですよ。皆さん、おカネを払って映画館に行って、スクリーンがよく見えなかったら腹立つでしょ? 西京極ではメインやバックはともかく、ゴール裏からは向こうサイドで何が起こっているのか、さっぱり見えないんだもん。

ありていに言えば、Jリーグは「サッカー専用スタジアム」あるいは数歩譲って「ラグビーの開催も可能な球技場」での開催を前提とするよう努力し、自治体もそうしたスタジアムを建設する方向で考えていただけないだろうか、と。自治体がどうしても球技場の建設を渋るなら、クラブが独自に建設する道を探ってみてはどうだろうかと。難しいのは承知の上ですよ、財政基盤が脆弱なJリーグ各クラブが自前でスタジアムを建設することの無謀さは。でもMLBなどを見ても、スタジアム経営は今や球団の最重要課題だし、長期的に見たらペイできるいい方法があるんじゃないかと思うのだが…。

「球技専用のスタジアムは特殊に過ぎて採算性に乏しい」と多くの自治体は言うだろうが、だったらそこらじゅうにポコポコ建ってる野球場はどうなのか、と。野球場こそ特定の競技にしか利用できない特殊な建造物の最たるものだ。サッカーは今や、野球と並ぶ国民的スポーツだと思うし、野球場の半分くらいサッカー専用スタジアムがあってもバチは当たらないでしょう。ね?

現時点ではイマイチまとまってませんが、この件についてはさらに自分の考えをブラッシュアップして、継続的に問題提議していきたいと思っとります。

さ、それはともかく明日は新潟戦。日本でも稀有なサッカー専用スタジアムをホームに持つ幸せを噛みしめつつ、明日の試合、勝たせましょう。われらの黄色いプライドを見せつけましょう!

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2008年4月 3日 (木)

喜びよりも安堵感

いやーホント勝てて良かった。レイソルはまだ本調子ではないし、京都は予想以上に強かった。絶体絶命のピンチを何度も招きながらも、選手たちは「勝ちたい」という気持ちを前面に押し出して、身体を張って勇敢に戦ってくれた。この勝ち点3は大きいですよ。

いっこ前のエントリのコメント欄にも書きましたが、西京極のゴール裏はピッチまで距離があり、反対側のゴール付近で何が起こっているのかよく見えない。プレーの一つ一つもよくわかんない。チュンソンのゴールの瞬間も、「え、入ったの?」って感じでした。それでも、選手たちの闘志は伝わってきました。06年の函館でのコンサドーレ戦のように、1年を振り返ったとき大きな意味を持つ試合になったのではないでしょうか。

今日はゴール裏のお仲間に入れていただいて、喉をかばいつつ(例の吐血以来ずっと喉が痛くて。やっぱり風邪ではないなんか変な病気なんではなかろうか)声を出しました。終わった瞬間、他のレイソルサポの皆さんはダダダッと最前列へなだれ込んだけど、私はへなへなと座り込んでしまいました。終了間際に追い付かれたら敗戦並みかそれ以上にショッキングだから、後半途中からは「はよ終われ」と祈ってたのです。寿命が三ヶ月くらい縮まった気がする。

木屋町で祝杯を上げてるうちに、じわじわと喜びが湧きあがってきました。でも、正直、安堵感のほうが強いかな。繰り返しになりますが、勝てて良かったですね。

次はこれまで勝ちのない新潟。イヤな相手だ。日立台での連敗だけは避けたいから、選手は今日の結果に安堵せず、勝利への渇望をキープしたまま、日曜の戦いに挑んでほしいですね。

Nishikyogoku

夜桜が美しかった西京極。後半5分頃、メインからバック方向へ、ピッチ上を大きな白い鳥が横切って行ったのです。それがなぜか、すごく印象的で。忘れられない夜になりました。

余談ですが、本日の西京極で、Jリーグ33クラブのホームスタジアムをすべて制覇しました!  ブラボー! とはいえ札幌ドームと、いちばん実家に近いスタジアムであるところの豊田スタジアムが未経験のまま残ってるんですけどね。今年中に行きたいな。

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2008年4月 2日 (水)

おこしやす京都

京都にやってまいりました!

ナイトゲームだからお昼に東京を出ても十分間に合ったのだが、せっかくだから京都の街を散策しようと朝の「こだま」に乗り込んだ。知る人ぞ知る割引きっぷ“ぷらっとこだま”なら、グリーン車を奮発しても「のぞみ」の指定席より2000円くらい安い。3時間近くかかるけど、読みたい本がたまってたので、ゆったり読書するにはちょうど良かった。

Fujisan

ユキの実家がある富士市付近から。富士山と桜、日本人なら反応しない人はいない。

お昼すぎに京都駅へ到着。地下鉄に乗り換えて、四条通りを祇園方面へぷらぷらと歩く。貧乏人は夜の祇園とは無縁ですからね。日中に町屋を眺めつつ、京都の風情に浸るのだ。

Kamogawa

鴨川も春爛漫といった趣。東京の桜は見ごろを過ぎた感もあるけど、こちらは真っ盛りですな。

お昼に何を食べようか迷った末、これまで一度も食べたことのなかったにしんそばをチョイスする。

Nishinsoba

甘く煮付けた身欠きニシンが、そばにうずもれております。薄味の出汁に関西を実感する。どうでもいいが、子どものころ身欠きニシンを「磨きニシン」だと思ってたのは私だけではあるまい。

現在は京都を代表する喫茶店「イノダコーヒ」で、名物のミルク入りコーヒーを飲みつつ、これを書いております。昼飯を食べたばっかりなのに、メニューに載ってたビーフカツサンドが美味そうで、思わず注文してしまった。

Beefkatsu

関西に来るとビフカツを食べたくなりますね。衣がカリカリ、中身はジューシー、上に乗ったベーコンも大変美味しい。元気が出てきたぞ。ビフカツ=牛に勝つ! これで神戸に完勝だ!

…じゃなくて京都戦でした。それではこれより西京極へ向かいます!

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