私が鉄ヲタで妄想好きであることは、既に白状しました。
鉄ヲタ+妄想好きな人種によく見られる、「ありもしない鉄道路線を夢想する」というジャンルの趣味があるのをご存じ? いわゆる架空鉄道とか、空想鉄道と言われるものです。インターネッツが普及して、それまで個人の脳内や秘密ノートにひっそり書き込まれていた架空鉄道のモロモロ(路線図とか車両案内とか、果ては会社の沿革とか)を、広く公開する輩が出現しはじめた。こちらのサイトは、そんな世の架空鉄道サイトを集めたリンク集。楽しめる人には楽しめるが、大多数の日本人には「近づかない方が良さそう…」的なドン引き感を覚えさせるサイト群である。
私の場合幸いそこまで病膏肓に入ってはないが、地図を眺めるのが趣味であることも手伝って、架空の鉄道を妄想するのは好きなのです。小さい頃からそうだった。静岡と浜松を結ぶ駿遠鉄道とか(実際私が生まれた頃まではそんな鉄道があったんですけどね、当時は知らなかった)、奈良から和歌山県内陸部を通って新宮に至る鉄道なんかを、小学生の頃に道路地図を眺めつつ夢想したもんです。大赤字で廃線必至だな。
最近では東京暮らしも板につき、「六本木と渋谷を結ぶ地下鉄がなぜないのだ!」とか、「環八の地下に鉄道が通ったらいいな」とか、主に「あったら自分が便利」という観点から架空の鉄道を考えることが多い。ここ数年妄想してるのは、日暮里から不忍通りの地下を通って、新宿まで延びる路線。途中駅を全て通過する急行を走らせ、新宿と日暮里を10分で結ぶ。常磐線やスカイライナーを頻繁に利用する方ならご賛同いただけるのではないかと。山手線半周はかったるいぜ!
そんな私に、本多晃柏市長が絶好の燃料を投下してくれた。
チンチン電車:走らせよう 柏市の新交通構想 「不便」解消へ東大が積極提唱
確かに柏市内の渋滞はヒドイ。抜本的な解決策として、道路の大幅拡張やこのLRTみたいな公共交通機関の新設を考えないと、これ以上柏の発展は覚束ないんじゃないかってくらいヒドイ。柏の葉と柏駅を結ぶ鉄道があったらかなり便利だし、渋滞の軽減にもつながるし、LRTなら環境にもイイし、何より柏という街のさらなる発展を加速させるエンジンになる。早速妄想だ!
この際、柏駅から日立台を通らせてレイソルの試合観戦時のアクセスを劇的に改善させ、旧沼南町まで延ばして大津ヶ丘辺りの交通の便もよくしたい。てなわけで、こんなルートを考えてみました。
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私の特徴として、妄想好きであるくせに、妙に実現可能性にこだわるリアリストっぷりも持ち合わせた二面性が挙げられる。だからこのルートを考えるにあたっても、「できるだけ用地買収に手間とおカネをかけないこと」を念頭に置いた。柏市の財政事情も加味してね。それでも、一部の民家と企業には移転もしくは用地の割譲をお願いすることになる。もしオニギライズ読者の方に、「ウチがルートにかかってんじゃねえか!」という方がいらっしゃったら、深くお詫び申し上げます。あくまで妄想ですので、妄想。
そうなのです。柏駅周辺は民家や商業施設が密集してて、とてもじゃないけど空地なんてないんですよ。この辺が一番の悩みどころでした。
では具体的にルートをご説明いたしましょう。
始発駅は「柏の葉公園・東大前」駅。柏の葉の駐車場をかすめて南下し、「柏の葉公園中央エントランス」駅を過ぎて「柏の葉キャンパス駅前」へ。TXをくぐり、田中農協病院のところで16号を渡る。「若柴」駅を過ぎたら、卸売市場の敷地をトレースするように松葉町の通りに入る。ここではですねー、地金堀を暗渠化するしかないかなー、てっとり早く用地を確保するには。環境問題を鑑みて避けたいんですけどね。んで、「松葉町5丁目」、「松葉第2小学校前」、「松葉町2丁目」なんて駅を設置してく。真ん中にグリーンベルトがある辺りでは、そこを路線用地として確保したい。高圧線の鉄塔が邪魔だが、下をくぐるようにクリアしたい。
「根戸新田」駅を過ぎ、6号線とクロスしたら、「北柏駅南」駅というよくわかんない駅だ。ここから常磐線に沿って西へ進路を変え、「慈恵医大前」駅、「柏市役所」駅へ。ここからがこの路線のハイライトだ。LRTのクセに高架を走らせ、そごうを避けるように常磐線側に出たら、その高度のまま駅前のダブルデッキへ! そう、ダブルデッキ上に「柏駅前」駅を設けるのである! もともとLRTは路面電車なわけだから、空中広場の真ん中を突っ切ってもOKでしょう。
他に類を見ない「高架を走る路面電車」は、そのままファミリ柏と丸井をかすめるように西へ抜け、常磐線沿いに走る。「泉町」駅を過ぎたら野田線に沿ってカーブし、「富里」駅から住宅街へ。「緑ヶ丘」駅を通り、日立台公園を突っ切って「日立柏総合グラウンド・柏レイソル前」駅だ。これでアウェイのお客さんも迷うことなく、安心ですね。
「亀甲台」駅、「名戸ヶ谷」駅を過ぎると、辺りは田園風景に。LRTはラストスパートで飛ばす。「大井」駅、そして終点「大津ヶ丘」駅。お疲れ様でした。
建設費はどれくらいだろう。100億くらい? 合併特例債を利用してもムリかしらん。
実際には、これから検討を始めるって段階であって、どんなルートを通ることになるのかはたぶん全くの白紙だろうし、そもそも実現できるのかじつに怪しい。鉄道としては簡便なLRTと言っても、バスよりは格段に多額の設備投資が必要になる。一地方自治体が建設できるものなのか?とか根本的な疑問はあるものの、一方でLRTによる中心市街地の活性化は世界的な流れ。鉄道を造るってより、動く歩道みたいな「街の装置」を整備するつもりで、ぜひともご検討いただきたいですね。
名称は「かしわレール」とかいいですね。看板とかのロゴの「ー」部分を消して、「イソ」と書き加えるレイソルサポが絶対に現れると見た(笑)。
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