石さんが好きです
更新もしておらず、前回のエントリにいただいたコメントにお返事もしていないのに、ここ数日アクセス数がえらい伸びているオニギライズです。これはやはり、「おにぎりは何を言うのか」という皆様の興味の表れなのでしょうか。
しかし期待を裏切るようで申し訳ないのですが、率直に言って、なんか、言葉が出てこなかったのです。
現在地に安住して、変化を拒絶し続けるのであれば、いずれ成長は鈍化する。人も組織も、もちろんスポーツクラブも。そう思います。レイソルというクラブが、さらなるステップアップを果たすために、新たな監督を招聘することを決めた。そのことには何の疑問もありません。石さんが指揮を執るレイソルが大好きだった私ですが、いつか石さんがレイソルを去る日が来ることも頭の片隅で覚悟はしていました。その日が来た、それだけのこと。
だけどそれを受容するのは、すごく苦しい。私の力ではどうすることもできないから、ただ受け入れるしか選択肢がないから、余計に苦しいのです。大好きだったドラマが最終回を迎えるような、そんな寂寥感をさらに膨らませたような気分です。
幸運にも私は、一時、石さんの近くにいることができた。タクやフルベさんほど近くはないけれども、お話を聞いたり行動を共にする機会もあった。そんな時間を経て、石さんの人間性やサッカー指導者としての力量に魅せられていきました。
今でも痛恨事として思い出されるのが、昨年の3月21日のナビスコカップ清水戦です。キックオフからずっと無得点で、終盤に1対1になってから、ロスタイムにドゥンビアが決勝ゴールを決めた試合。その試合、私はベンチの近くで見ていました。その時、SSのお客さんでずっと野次を飛ばしている方がいて。(うるさいなあ…)くらいに思っていたのですが、後半まだ両チーム無得点のときに、「石崎、やめちまえ!」と言われ、私、プチっとキレてしまったのです。スタンドを振り向いて、「今からそこ行くから待ってろ」と…。
その際には同僚の皆さんに非常にご迷惑をおかけしました。どんな理由だろうと、お客様とケンカするなどあってはならないことです。なのにキレてしまったんです。「石さんを悪く言うやつは許さねえ」くらいの気持ちでした。あの頃は、石さんがどんなことを考えているか、どんなサッカーを志向しているか、チームがどんな状態か、皆さんに伝えることのできる立場でした。お客様がそんな野次を飛ばすのは、自分の仕事が不完全であることの証にすぎないのに、それを棚に上げて。どんだけ青いんだ、オレ。
まあ、それほどまでに惚れ込んでいたのです。
石さんは職人肌の指導者だから、これから先どのチームに行こうと、仕事を全うし、結果を残されていくでしょう。これまでもそうされてきたように。しかし、2006年のJ2リーグの戦いは、石さんのご経験の中でもひときわ印象深いものなのではないか。そうであってほしいと願います。なぜなら私にとって、私のこれまでの人生の中でも、これほどまでに充実した1年はなかったと言えるほど、中身の濃い歳月だったから。石さんと出会い、石さんの近くで過ごせた1年、時間のたった今では、純度が増してキラキラ輝いているとすら思えるあのシーズンを、石さんも私と同様に「素晴らしい思い出」にしてくださっているのであれば、うれしいなと。そう思います。
今日は石さんにとってひとまずラストの日立台。ぜひ勝ってほしかったし、選手も勝ちたかったでしょうが、結果は完敗でした。大分のしたたかさは予想以上でしたね。でも、選手たちの気概、石さんを勝利で送り出したいという気持ちは見えたと思います。
まだ天皇杯がある。まだ石さんと過ごせる時間が残っている。一日でも長くその時間を過ごしたいと思います。そして、石さんが指揮するレイソルが(未来のことはわからないけど)ラストを迎える瞬間、その時、その場で、同じ空気の中にいたいと思います。だから、12月20日は岡山へ行く。それに勝ったら、エコパにも行く。その瞬間が、元旦の国立であることを願って。
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