大みそか、ってより決戦前夜
いやしかし、こんなに年の瀬感がない年の瀬は初めてです。
サッカー関係者にとって、大みそかに仕事ができるのは大きな勲章の一つ(仕事がしたいぜ!)。ましてや元日の国立で喜びの涙を流せるのは、頂点に立ったクラブの選手、スタッフ、関係者、サポーターのみに与えられる権利なのです。リーグ優勝の可能性は、最終節の時点で何チームにも残ることが多いけど、天皇杯優勝の可能性が最終的に残るのは、たった2チームだけなんだから。ナビスコも同様だけど、なんといいますか、元日決戦というスペシャリティは天皇杯のほうが上ですね。
改めて、ここまで連れてきてくれた選手たち、そして誰より石さんに感謝です。
決勝戦を戦う相手はガンバ大阪。相手として全く不足ない、ACL覇者だ。不足ないどころか、レイソルのほうが足りないものばっかり。日本代表選手の数、テクニック、経験、知名度…。ほとんどのファクターで「ガンバ優勢」じゃないですかね。
ただ、これだけは言える。
「タイトルへの渇望」は、間違いなくレイソルのほうが上回ってる!!!
33年ぶりの天皇杯決勝。泣いても笑っても石さんのラストゲーム。99年ナビスコ以来のタイトルマッチ。ガンバにとってももちろん重要な試合であることは間違いないけれど、この一戦に賭ける気持ちは、絶対にレイソルのほうが上だ。じゃなければおかしい。
それともう一つ。レイソルのほうが、選手とサポーターの距離が近い。
それは勝利の儀式に表れている。勝利を、選手とサポーターとが向き合って喜び合うレイソルと、サポーター席から離れたところで選手が輪になる(内向きになる)ガンバ。その違いは、心理的距離から生まれてると思う。いや、よく知りませんよ、ガンバの事情は。当てずっぽうなんだけど、私はこれ、けっこう大きな違いだと思うのだ。
以前、友人と「レイソルらしさって何だろう」みたいな話をした。それからひと月近く、つらつらと考えているのだけれど。
レイソルの選手は、そんなにうまくない。はっきり言って、J1じゃヘタなほうだろう。華麗でもない。泥臭い。不器用だし、かっこよくもない。
でも、一心不乱に走る。ハードワークする。選手とスタッフ、サポーターが一丸になっている。温かさに溢れている。笑いのセンスもある。そして、見る者の胸を打つ。
そういう、「ダメなんだけどサイコー!」的なアンビバレントさは、間違いなくレイソルの魅力だし、レイソルらしさでもあると思うのです。うーむ、なんかこれじゃあ、しずかちゃんがのび太を好きになる理由みたいだな。でも、そう思いませんか?
明日の試合、レイソルらしさ全開で、栄光を掴み取りましょう。一緒に!
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