さらばギロッポン
えー、じつは先週、勤務地が代わりました。
と言っても転職したわけではなくて、事業所が移転したんです。私の勤める会社は六本木にオフィスを構えておりまして、それはクライアントでもあるグループ企業が六本木にあるからなのですが、現在私が担当している業務はそのグループ企業とは関連のない分野でして。つまり六本木にいる必然性がないのです。
それどころか、六本木では何かと不便なことが多かったのです。ですから、1年ほど前に今の仕事をやることが決まって以来、早いうちから移転を視野に入れていました。埼玉や千葉への移転も考えました。しかし本社から遠すぎるのも問題が予想されたので、ほどほどの近さでなおかつ諸条件を満たす所を探しているうちに、今回の移転先に行きついたというわけです。
それは、新木場です。江東区新木場。
新しいオフィスは、材木問屋や倉庫が立ち並ぶ一角です。ってより、このオフィスが倉庫の2階にあるのです。窓を開ければ木の香り。潮の香りは……しないな。そのうち南風が吹くようになったら、潮風が漂ってくるのでしょう。そしたら終業後にシーバス釣りしようと画策しとります。
しかし、新木場はなかなか特殊な街ですな。
前述のとおり木材関係や物流関係の会社、倉庫なんかが多く、一言でいえば「ガテン系」。缶コーヒーの消費量は日本一じゃなかろうか。また、道を大型小型のトラックが行きかい、都内にしては珍しくクルマ通勤の人も多いようで、みんな路駐しまくり。路上駐車に関しては完全に治外法権って感じです。厳しく取り締まったら、仕事になんないんだろうな。
そして住民構成の男女比が狂っている。男ばかり、いやオヤジばっかり! こないだ、同僚らと終業後に一杯やろうと駅ビルのそば屋に入ったら、そこはディープOYAJIワールドだった。何しろ数十人いる客のうち、女性はウチらの連れを含めて2人だけ。新橋以上に新橋的。扉を開けると、紫煙の向こうにワサワサとうごめくオヤジの群れ。それはまるで、庭の石を持ち上げたら大量のダンゴムシが!って感じの光景で、思わず無言で扉を閉めたくなったが、いざその中に入ってみたら思いのほか快適だった。なんとなれば、私もオヤジの一人だからですね! 早速焼酎のボトル入れちゃったリして馴染みまくり。
嫌いだったはずの六本木が恋しくなりつつあったりもするわけですが、まあそこそこ快適な新木場ライフをスタートさせております。皆様、ディープなオヤジワールドを体験したかったらぜひ新木場へ! 新木場駅のそば屋か定食屋へ!
たぶん私もいます、その中に。
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