がんばれカトゥー
加藤 慎也選手 愛媛FCへ期限付き移籍(レイソル公式)
土肥洋一、吉田宗弘、そしてシミケン。レイソルから移籍したGKは活躍する。統計学的な有意差が出てる(ホントか?)。
個人的には、同じ9月19日生まれとしてひときわ親近感を感じていた選手。レイソルを去ることに寂しさを覚えるが、カトゥー本人にとってみればまたとないチャンス。先に挙げた選手たちのように、大きく飛躍してほしい。
もともと図抜けた身体能力に恵まれてる上に、強いメンタルも持っている。彼にまつわる思い出は数多いが、忘れられないのは2006年の天皇杯4回戦磐田戦ですね。当時上位カテゴリーだったジュビロと120分の死闘を演じ、PK勝負にもつれた試合。
8番手パンゾー君のキックが、川口能活に止められる。後攻のジュビロは、菊地直哉が決めれば勝利。うなだれて戻るパンゾー。すれ違いざま、カトゥーがパンゾーの肩をたたき、一声かける。遠目には、「オレが止めてやるから」と励ました、ように見えた。そしてホントに菊地のキックを止めた!!! あれはカッコよかった。ムチャクチャカッコよかった。
しかしじつのところは、「菊地ってどんなやつ?」と聞いてたらしい。同じ静岡出身で接点のあったパンゾーなら知ってるだろうと。その人柄に、キックを止めるためのヒントがあるのではと。こう思ったらしい。キックを止めるための、勝つための方策を、ギリギリのところまで探っていたわけだ。
試合後に声をかけると、開口一番「勝ちたかった」と悔しがった。格上の相手にあそこまでやれれば、やり切った感みたいなものを多少漂わせてもバチは当たるまい。ましてやGKの晴れ舞台PK勝負で、代表正GKの川口を向こうに回して。カトゥーは公式戦出場何試合目?くらいの経歴で、キャリアを比べればもう月とスッポン、それでも互角以上のパフォーマンスを見せつけたのだ。なのに満足感は微塵も見せず、悔しさだけを漂わせていた。
その強靭なメンタルと生来の負けず嫌いで、愛媛の正GKの座を勝ち取ってほしい。
5月23日、神戸戦の後に書かれた『カトゥーtheキャッチ』のラストのフレーズ、「目を逸らさずに闘おう!」とは、チームを去るカトゥーから、レイソルの選手とわれわれサポーターとに向けられた言葉だ。移籍を報告する今日のエントリでは、「柏レイソル一心同体!」と叫んでる。ウォーミングアップ時の「カトゥーマジック」に、手を振り回しながらリズムをとって応えていたことからもわかるとおり、人一倍サポーター思いなカトゥーの、それが別れのメッセージなのだろう。
まだまだつらい状況が続いてますが、折れずに、目を逸らさずに、戦っていきましょう。
そして愛媛へ向かうカトゥーへ、私からもメッセージ。
「ニンスタのじゃこカツは美味いから食っとけ!!」
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