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2010年9月

2010年9月26日 (日)

次なる目標

四十路お祝いメッセージをお寄せいただいた方々、ありがとうございました。おかげさまでこの間、めでたく(?)40歳になりました。

とはいえ何が変わるわけでもなく。いつもどおり平凡な日々を過ごしております。

しかしまあこの1週間は、レイソルが大事な3連戦に3連勝して気分がいいですね♪ 今さっきも福岡との試合をスカパー観戦していたのですが、予想を裏切る完勝。現在3位につけ、好調と伝え聞いていた福岡に対しては、もう少し苦戦するかと思ってた。中2日だし、アウェイだし、正直ドローでもいい試合だと。選手たちに謝りたい気分です。

ドローでもいいなんて気配は微塵も感じさせず、主導権を握り続けて勝ち切った。特に、中断前のような守備の堅さが戻ってきたのは頼もしい。福岡のミスの多さと比較して、ちょっとJ2では飛び抜けたクオリティだなと感じましたね。

今日の試合を見ていて、昇格はもちろん、優勝も間違いないなと確信した。まあ、4月アタマにも確信してたんだけど、さらに強く、はっきりと。



こうなると楽しみなのが、天皇杯だ。

下位との勝点差がついたとはいえ、選手にとっては当然、目の前の1試合1試合に勝利することが最優先だろう。それは当然。でも私ら応援してるサポは、ちょいと思考を飛躍させてもバチは当たるまい。つい、天皇杯に思いを馳せてしまう。

私は、今年のこのチームが、J1相手にどれほど通用するのかを見たいのですよ。チーム全体だけじゃない。レアンドロとか橋本とか茨田とか、今季になって試合に出ている選手がどんなプレーを見せてくれるのか。来年の試金石にもなるし。

天皇杯は勢いで結構行けちゃう大会だってのは、2年前にわれわれも経験しましたからね。元日を見据えて、本気で優勝狙ってほしい。J2チームだからなんて臆することなく、自分たちのサッカーに自信を持って、立ち向かってほしい。昇格、優勝、その次の目標は、天皇杯。いやマジで。

さしあたって10月11日の神戸との一戦、ぜひこの目で見たいと思っとります。



しかし話は戻りますが、この3連戦、キタジのプレーにはしびれましたね。

自身がブログに書いてたけど、彼は今でも、他のプレーヤーから(キャリアも齢も全然下の工藤からも)学び、成長している。これ、かなり難しいことだと思うのです。

年齢は関係ないって言うけど、キタジが32歳なのは事実。アスリートの現役時代はドッグイヤーだから、一般社会人のキャリアに照らし合わせれば、32歳の選手は普通の会社員で言うと50歳くらいのポジションでしょう(カズは70歳くらい?)。50歳くらいの管理職が、後輩の仕事のやり方を真似して成長しようと考えますか? 長年培ってきたやり方を変えようと思いますかね? プライドやら思考の硬直化やら、いろんなものが邪魔すると思うのです。

謙虚かつ、常に向上心を燃やし尽くしてないとできないことだと思う。彼の姿勢はホントに多くの示唆を与えてくれる。いやマジで尊敬しますよ。

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2010年9月16日 (木)

四十路寸前

四十路、YOSOJI、よそじ…。

あ、どうも。まもなく夢の40歳を迎えるおにぎりです。レイソルサポの皆さんがフクアリで千葉クラシコに熱中しているころ、40回目のバースデーを、祝ってるか呪ってるかしてると思います。

不惑ってくらいなのに、この状況に思いっきり戸惑ってる……。



一昨年だか、このブログでも「もうすぐ40と思いつつ、まだ2年ある、ラッキー!」なんて書いてた気がしますが、いざホントに40歳を迎えるとなると焦ってしまう。もう人生も折り返し点過ぎちゃった感じですよ。

最近、てかここ10年以上ずっと思い続けてるんですけど。どうも私は、「時間の流れ」と折り合いをつけられていない。

だって私が生まれて40年経つんですよ。40年つったらあなた、日本の戦後史で言えば、戦争に負けた昭和20年からバブル前夜の昭和60年までと同じ時間ですよ。日本激動、激変の40年間。しかし昭和45年から平成22年までの40年間は、そこまで変わってない気がする、あくまで想像で、もちろん直接の比較はできないのだが。日本に生まれ育ったからこその感覚で、ベトナムあたりじゃ1970年から2010年の変化はすさまじいのかもしれないが。にしてもね…。感覚的に、40年も経過したって気がしないんですよ。

20歳を迎えたときは、「よーやく俺も大人だな!」みたいな感じで。0歳の記憶は当然ないが、物心ついた3、4歳のころと比較すれば体も大きく変わってるし、それなりに時の経過を実感できたものだ。しかしそれと同等の時間が過ぎた四十手前の私とハタチの私は、見た目も中身もそんなに変わってないですからね。精神的に成長していないとも言えるな。まあ戸惑ってるんですよ。



その一方、最近はちょっと死生観について腹が据わってきた気もする。

先ほど「人生の折り返し点を過ぎた」と書いたが、それは80年近く生きる気満々の希望的観測に基づく感覚で、実際には事故やら不意の病でポックリ逝っちゃう可能性もある。かなり少ないかもしれないが、確実にゼロではない。

人間は生れ落ちた瞬間、いや母の胎内で鼓動を打ち始めた瞬間から、死へと進んでいる。まるで死という終点に向かう「動く歩道」に乗っているように、歩こうが立ち止まろうが隣の人と話そうが、時間は絶え間なく流れているわけです。前方はまるで見えない。「まもなく終点です。足元にご注意ください」なんてアナウンスもない。

今日が人生ラストの日かもしれないのだ。そう考えると、一日一日、一瞬一瞬を全力で生きなくちゃ。せめて全力で生きる努力をしなくちゃ、ですね。

そしてまた、死という現象は、おにぎりこと私という人間の生の終焉には違いないが、私を構成する物質のラストではないな、と思うのです。

だって私もあなたも、これ打ってるキーボードもあれもこれも、みーんな地球の一部だもの。隕石などごくごく一部の例外を除いて、地上のほぼすべては地球の一部。私の命が尽きたら、おそらく亡骸は燃やされる。水分は水蒸気となって空に上って雲になり、それ以外の大部分はCO2になってちょっぴり温暖化の片棒を担ぎ、そのあと植物に吸収されて木の幹になるかもしれない。残ったミネラルは、何千年、何万年という時間が経つにつれ土に還り、石の一部になったりして。願わくば、大好きな白ワインの風味にちょっと影響を及ぼしたい。

私が40年間にわたって身に着けた知識やら、あれやこれやのテクニックは消え失せますけどね。だから子孫を残したり、後輩に伝授したりして、受け継いでいくわけですね。

うーむ。当たり前のことを何ムキになって語ってるんだろう。あ、変な宗教にはまったりしてるわけじゃないんで、ドン引きしないでくださいね。



何が言いたかったかと申しますと、40歳になったりいろいろあるけど、この生を精一杯生きていきましょう、ということです。ええ。今後ともひとつよろしくお願いします。

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2010年9月12日 (日)

キタジからのプレゼント

天皇杯のレビューも書かず、また更新間隔が空いちゃいました。覗いてくださった皆さん、申し訳ございませんでした。もう夜も遅いので手短かに書きます。

いやね、今日の試合ですよ。あ、もう昨日か。ちょっとこれだけは言いたくて。

富山戦。点を取ったドゥーもホジェルも素晴らしかったけど、MOMはキタジでしょ。異論はあるだろうけど私的にはキタジ。同意してくださる方も多いと思う。

後半からキタジが入ったことで、前線でボールは収まるし、効果的なポストで幾たびもチャンスを演出したし、自ら裏へ抜ける動きも秀逸で…。何分だったか後半の序盤に、左サイドのレアンドロに前線のスペースへのパスを要求して、タイミングよく抜け出し、全力疾走でライン際追いついて、ゴール左からクロスを上げたシーンがあった。得点には結びつかなかったけど、キタジがああいう献身的なプレーを続けていたから、後半のレイソルは全く流れを失わなかった。

惜しいループを放ったり、自ら点を取るチャンスもあったけど、今日はひとまずお預けということで。あのプレーを見せられたら、ネルシーニョも再びメンバーにリストアップするでしょう。ゴールは千葉ダービーのお楽しみですね。



しかし。ここで言いたかったのは、今日のキタジのプレーの素晴らしさだけじゃないのだ。

選手自らブログやツイッターで、個人的な意見を発信できる時代だ。ここ最近、キタジがブログに綴っていた心情は、読んでいてちょっといたたまれない気持ちになるくらいのものだった。大地くんのエピソードには、ちょっと涙したものだ。

でも、腐らずトレーニングに励み、練習試合で結果を出し、自らチャンスを掴んで、それを実らせた。その一連のプロセス。これこそ、現代のスポーツ選手がファン・サポーターというお客さんに届けられるプレゼントなのだな、と思ったんです。

努力は報われるとか、頑張れば結果が出るとか、言葉で言うのは簡単だけど、それを体現してみせた。公式戦という大舞台で。その一連のストーリー。言葉で言い聞かせるより、キタジブログを読んだ上で今日のキタジのプレーを見たほうが、みんな「自分も頑張ろう」って気になるはずだ。

少なくとも私はそう思った。今日のキタジのプレーを見て、勇気をもらえた気がした。だから、心から感謝したい。ホントにありがとう。

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2010年9月 2日 (木)

超速アナ

前回のエントリのコメント欄でつい白状してしまいましたが、じつは来月、初めての子どもが生まれる見込みでございます。お祝いコメントをいただいた方々、ありがとうございます。

目下のところ最大の関心事は、どんな名前をつけるかですね。これまでの人生の中で、ペットや仕事上の企画などさまざまなネーミングを考えてきたけど、やはり人間の名前は一生つきまとうものだから重みが違う。近ごろは人の名前に敏感になってる気がします。



そんな私を、この頃毎朝のように刺激する名前がある。

8時からのNHK総合『ゲゲゲの女房』を観終わり(ちなみに「ゲゲゲ」、「ちりとてちん」のように食い入るようにではないものの、ほわーんと見てます。視聴率もいいみたい。「ちりとて」は伏線を張りまくり回収しまくる見事なストーリーだったが、「片手間に見てる」であろう朝ドラのターゲット層には、「ゲゲゲ」のほうが合ってるのかも)、そのまま見続ける『あさイチ』。司会はイノッチと有働由美子アナと柳澤秀夫解説委員で、このトリオもいい感じなのだが、リポーターとしてよく登場する男性アナウンサーの名前にいつも注意を喚起されるのである。わかる人はわかると思うけど。そう、「松田利仁亜」アナ。

リニアですよ。かなり思い切ったネーミングで私には真似ができないが、70年代日本が夢見た輝かしい未来が垣間見える。この子が大きくなる頃には、リニアモーターカーが現実になっているのだろうと。実際、愛知や上海で現実になってますが。

しかし松田アナのご両親(どなたが名付けられたのか存じ上げませんけど)が念頭に置いたのは、当時の国鉄、現JR総研が研究してるマグレブ式だろう。順調に行けば2027年に、東京・名古屋間で開業する中央新幹線で現実のものとなる。松田利仁亜アナは48歳、当然一番列車の出発式を、品川駅(でほぼ決まりだろう)のホームから生中継するだろうな。この名前にしてアナウンサーという職業を選んだ彼にとって、一世一代の晴れ舞台ってやつですね。それをTVなのか何かの端末かで見ている57歳、高校生の子を持つ私。うーむ。遠い未来なのかすぐそこなのか。

ちなみにタイトルは、『あさイチ』で松田アナが登場するたびに小さく添えられてるキャッチフレーズ(?)。どうでもいいことだが、松田アナはどことなくイノッチに似てる。顔つきもさることながら、いい人感漂わせてる雰囲気が似てるのです。

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