傷つくことで強くなる
またも更新間隔が開いてしまった。覗きに来てくださる方、ホント申し訳ございません。
草津は現地に行ったし、そのことについて書こうとも思ったんですけど。日々育児に追われるイクメンは、なかなか時間が取れないのです。などと言い訳しつつ…。
子どもが産まれてからの毎日は、日々発見ですね。気付かされることや思い至ることが毎日のようにある。妄想癖は強いくせに、こうして子育てをしてみると、自分の想像力の貧弱さに呆れます。自分の親に対する思いも改まりますね。こんなふうに自分を育ててくれたのか、と。
男親の無力さ、みたいなのもその一つ。いや無力ってわけじゃないんだが、やはり母と子のきずなの強さは特別。これも想像では以前から感じていたことだが、毎日妻と子を見ていると、父親は母親の代わりには絶対になれない部分があるのは認めざるを得ない。だって子どもにとって、母親の「体液」が全栄養なんですもんね。もちろん市販のミルクがあるのは承知の上で、存在として代わりにはなれない。当たり前のことだけど、目の当たりにするとつくづく感じる。
これは十数年前、初めて姉に子どもができたときに感じたことなんですけど。今、毎日わが子を抱くたびに思う。
それは、「赤ちゃんの足の裏って、なんて柔らかいんだろう」ということで。
甥っ子1号が産まれたときに、足の裏の柔らかさに驚愕したんですよ。私のほっぺたやお尻(紫外線を浴びないから、人間ってお尻の肌がキレイですよね)なんて比較にならないくらい、柔らかくてスベスベ。そしてこう思った。「人間が生きることって、傷つくことと同義なんじゃないか」と。そして「傷つくことで、人間は強くなるんじゃないだろうか」と。
わが子はまだ生後50日ほどだから、もちろん一度たりとて自らの足で自分を支えたことはない。でも今後、立ち上がり、歩き、走り、毎日何万歩と地面を踏みしめることで、どんどん固くなっていくだろう。裏を返せば傷つくということだけど、それによって自らの全体重を支えても痛くならない強さを身につける。傷つくことで強くなる。
筋トレもそうだ。筋肉に負荷をかけると、細かい傷がつく。それを修復しようと細胞分裂することで、筋肉は太くなる。傷つくことで強くなる。
話を大きくしちゃってアレですが、人間ってその繰り返しなんだなと。身体も心も。
サッカーを追いかけてるとこの季節、悲しいニュースを目に耳にする。今日もそうだった。でも、傷つきながら、同時に強さを身につけていきたいと思うのです。精一杯この生を、奇跡的に与えられたこの生を生きていこうと。つくづく話を大きくしちゃってアレですが。
とまあそんなわけで。別に傷ついたわけじゃなくて、当然のこととして受け入れなければならないしその覚悟もあるんだけど。またどこかのスタジアムで、フルベさんやクラちゃんに会いたいですね。
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